結婚式に招かれて出かける。竹橋のホテルの屋上でキリスト教式の結婚式。日差しがまぶしく、オリジナルの生演奏。賛美歌もテープでなく、皆で歌う。音楽が涙腺を緩ませる。
午後から小一時間の披露宴。窓が開くと、皇居の中・東京タワー・国会議事堂など、都心が一望できる。すばらしい眺めだった。そもそも皇居の中なんてなかなか見られる機会はない。しかも上から見下ろすなんて頭が高いかも。
演出などもすばらしい進行だった。門出を祝いたい。
みんなですこしお茶を飲んで解散。自分は荷物をロッカーに預け、西大島へ向かう。日常に戻る。
国立や渋谷ではイベントも開催されたようだが、情報を知るのが遅く、出かけられなかった。しかしNHK FMなどで特番が組まれ、一日RCの曲などをエアチェックしながら聴いて過ごす。ラジオを録音するなんて高校生のとき以来かもしれない。
昨年の青山ロックンロールショーでお香典を包んだせいか、墓地の所在など通知が来ていた。特製ストラップがうれしい。これでやっと喪が明ける。
仲間のバースデー。いやはや慶弔忙しい連休である。新潟からも仲間来る。日曜日のミーティング設定はよかったのかもしれない。日曜夜は遠方のかたも来やすいタイミングかもしれない。
ジョナサンでお茶飲んで解散。
いざバイクに乗ろうとしたらバッテリー上がり。今回は結構あいだをあけてしまったからね。充電して復活である。
この連休中、ほとんど毎日用件が入っていた。したがって時間を持て余すこともなく、次から次へと人と会い、何かしらの自分が役に立てることがあったと思う。
それにしても暖かくなってきた。今日なんか荻窪の東電支社の温度計が30度を差していた。GWに雪が降るかもしれない……などという噂が、まことしやかに流れていたが、予想が外れてよかったと思う。連日バイクに乗りまくり、風を切れてうれしい。少し遠出もしたかったが、都内で過ごしてばかりの連休だった。
読み直したよ、久しぶりに。どのくらい久しぶりかって、実に26年ぶりだ。高校三年のぼくが読んだというのは、不思議極まりない。まったく理解できなかったのではないかと今は思う。今回読んでみてやはり思ったのは「大人の興奮」である。40を過ぎて京都に行ったときに感じたものに近い。ぼくの心はいろんな経験を通して汚れているのである。汚れた心で初めてわかるいろんな機微。それがあちこちに散りばめられているすごい作品だ。
18歳のときに三島作品で一番良かったと感じたのは言うまでもなく「潮騒」だった。三浦友和と山口百恵が演じたあの純愛作品であるから、皆さんもご存知だろう。次になんとか理解できたのが「金閣寺」や「仮面の告白」だった。18歳でも一応筋は追うことができた……という程度であろう。「花ざかりの森」はもういけなかった。「憂国」や「F108」はもう皇国史観の方面に走っていく助けにしかならなかった。ぼくにはそこまでだった。
豊饒の海の第二巻「奔馬」を読み進めている。法曹の主人公である。一巻も二巻も、この(ぼくからすれば)懈怠とも言える雰囲気が覆っている。あまり書くとネタバレなので実況はしないが、貴族の生活・厳然たる身分の差・恋愛感情(禁止と背徳)・焦燥など、テーマがあまりに深い。三島由紀夫はこの四部作を完成させた直後に、45歳で市ヶ谷の自衛隊に乗り込んで自決しているのである。
当然のことながら、テーマとして生と死も作品の根底を流れている。期待を裏切りながら進む筋書き。でも嘘や依頼は巧みに絡み合って調和しているのである。酸いも甘いも噛み分けた大人の皆さんに読んでいただきたい作品である。
忌野清志郎の墓参りへ出かける。墓地設置の通知が来たのだ。たぶん昨年の青山ロックンロールショーに参加したからだろう。
京王線で一路高尾へ。平日の京王特急は速くて安い。新宿から一時間かからない。しかも350円。たぶんJR中央線だと倍はかかる。
高尾駅南口を出てバスロータリーをうろつく。送迎バスも出ているという情報があったが、拓殖大行きの停留所はあるが、あとはふつうの路線バス。公称徒歩15分なので歩くことにする。公称よりはおそらく時間がかかるだろう。
ロータリーを出て右へ。突き当たって左に曲がる。後はみちなりにどんどん進む。途中、高尾霊園行きの石碑もある。あとは電信柱にずっと案内が出続けている。なだらかな上り坂。思ったより距離がある。たぶん25分くらい歩いた。
墓地に着くが、たぶん有名人の墓なので見回せばすぐわかるだろうくらいに踏んでいたが、広大な墓地である。公園墓地と銘打たれている。ペットのお墓もある。雑司が谷や多磨霊園より広い上に、山の斜面にびっしりと区画されている。でも一応全部見て回る。自力で見つけられなかった。ぐったり。ギブアップして管理事務所のお姉さんに聞く。お姉さん親切に教えてくれたよ。お姉さんと言っても50代かな…。「B区」だそうで。
区画はA,B,C区〜中区とか東区とか、まるで横浜市のよう。特区とかもある。身分が違うんだろうか。B区目指していく。B区のほぼ真ん中に発見。墓銘は「忌野清志郎」だ。堂々としたお墓である。お花がたくさん供えられていた。仕事のあとだったのでスーツで行ったが、迷うことなく地にひざをついて参る。合掌。お数珠を持って行くべきだった。平日の昼なので誰も同志はいない。土日だとごった返しているかもね。多摩蘭坂がそうだったように。
霊園には涅槃大仏や巨大観音などが配置されていた。み仏が涅槃に入るときの寝た仏像は一種異様であるが、霊園のメインとも言える。山肌の緑をじっと眺めていると、子どもの頃に眺めた北九州の足立山や貫山を思い出す。都内八王子市にまだまだこんなに自然が残っているのは少しほっとする。キヨシローも落ち着いて眠れているに違いない。
浜田山で5/30にセミナーを行なうための下見へ行った。会館の中のホールが、昼休み空いているので係員に頼んで見せてもらう。舞台の中にも入らせてもらい、控え室の使用についても詳細を聞く。
ホール全体で250名の定員だそうである。けっこう人は来るのである。問題はいつも喫煙所。休憩時間に黒山の人だかりとなる。近所迷惑なので配慮して欲しいと係員に言われる。しかし、なかなかコントロールのしようもないのが現実である。しかし放置もできず。喫煙所にグループメンバーを配置して、分散を促すことになる。果たして当日どうなるか。
下見の後、みんなで食事。平日昼間でゆっくりできる。ビジネス街ではないので、12:00台なのにお店もガラガラ。大丈夫かね、こんなので経営は。でも住宅街の中華料理店なんていうのは、夕方や夜がピークなのかもしれない。
たっぷり時間があるので、仲間とお茶飲んで過ごす。午後三時過ぎから荻窪に移動してカラオケ。三人で二時間。前回の20名回しと違って、どんどん順番が回ってくる。またまた昭和の選曲。
・「秋桜」(さだまさし)
・「ギンギラギンにさりげなく」(近藤真彦)
・「長崎は今日も雨だった」(内山田洋とクールファイブ)
・「真剣(ホンキ)」(田村英里子)
・「硝子坂」(高田みづえ)
・「北の宿から」(都はるみ)
・「勝手にしやがれ」(沢田研二)
・「メリーアン」(ジ・アルフィー)
・「素敵なラブリーボーイ」(小泉今日子)
終わってそのままミーティングへ。半日仲間とどっぷりであった。
おととしの九月にもちょっと書いている。かわいい芸人。太っていると価値が上がるのか、下がるのか。人の好みの問題なので優劣付けがたいが、好感を伴うのは人柄だからかもしれない。やせたら興味なくなるかも。不思議な気分である。
「豊饒の海」四部作のうち第二部を読み進めているのだが、神風連のあたりの作中作を読んでいると、だんだん頭が痛くなってきた。右翼思想の根底の国粋主義が説かれているようなのだが、軽薄な人生を歩んできたぼくとしてはさっぱりわからないのである。左翼思想ならわかるかもしれないのだが、刀に対しての思い入れとか、明治維新での西洋思想の流入に抵抗するとか、やはり物語の中の話でしかない。
三島由紀夫の割腹に必然性があるとしたら、ここを何としても避けずに理解して進まねばならないのである。なんだか苦行になってくるね。輪廻転生のあたりはたしかに興味をそそられるのだが。
浄土真宗の開祖である親鸞上人の誕生日が迫っている。5/21だ。この2010年で実に837年のバースデーのようだ。各地の本願寺系列のお寺でイベントが乱立するだろう。東京だと築地に出かけるところである。
命日も動員数がすごいが、誕生日もたくさん動員。キリストには負けるけどね。
というわけでいよいよ当日がやってきた。こんな地味なイベントを楽しみにするとは、自分もずいぶん変わったものだ。何か激しい興奮があるわけではないよ。お寺に行くと三々五々参拝者がいて、読経があり、おかみそり(帰敬式・門徒になる儀式)する人がいて、ちょっとした雅楽演奏があるくらいなのだ。
ほとんどの来場者は両親くらいの人たち。おそらくざっと見て昭和一桁か大正生まれの人と思われる。その中に自分みたいなのがちょっとはいて、一緒に親鸞聖人の生き方を黙想するのだ。
すこし法話もある。仏教全般では名前を戒名と言うが、浄土真宗では法名という。べつに死んでいなくても名前をいただくことができる。今日の法話では、法名の最初に「釈」という、仏様のお弟子になったという苗字のようなものがつくという話だった。仏様の弟子なので、みな一家兄弟姉妹なのである。祖母は「タマノ」という名前だったが、法名には「釈……玉英信女」というような感じであった。ぼくが法名をもらったらたぶん「釈……泰信士」とかそんな感じになるのだろう。
とても暑く、30度近い気温だった。ひといきついてから隣の築地場外市場へ。ごちゃごちゃした市場の中に初めて入った。海鮮丼や寿司を食べさせる店が多数。マグロ解体ショーなんかもやっている。メジャーそうな「すし一番」に入りランチにぎり(980円)を食べる。五品くらいプラス茶碗蒸し、かに味噌汁、そしてシャーベットつき。最近少し食い過ぎが続いていたので、ちょうど良いくらいだろう。みんな2000円とか1500円とかの三色丼とかを注文している。金持ってるんだなあ……という感想。
本願寺に戻って、礼拝して、すこし献金。夏真っ盛りの国道一号と春日通りをバイクで走らせる。照り返すアスファルト。エンストしそうなボロバイクだが、ゆっくりと板橋まで帰ってくる。ふだんも信仰を大切にしていきたい。
あーすごい熱。38.7度までいった。死ぬかもねー。予定を全部キャンセルしてまっすぐ帰ってくる。風邪か?インフルの可能性もあり。としたら今日会った人たちに移ってなければよいが。
いまちょっと下がって38.1度。七、八年前にはしかにかかって死にそうになったことを思いだす。あのときは三週間も続いたのだから、いま振り返ってみると即入院が正解だった。でも「もう一日で収まるかも」がずっと続いたのだった。
早めに病院へ行こう。
ということで、病院へ行く。人間ドックを受けたときに診察券を作った西葛西の病院である。新しくて大きい。前身は鶯谷の下谷病院。下谷病院では17年前に痔の手術をしてもらった。私立学校の共済病院なのだ。
九時からの診察に間に合うように行こうとすると七時頃出なくてはならない。西葛西からもかなり離れておりどうしても都バスを使わざるを得ないので、都営の一日切符(\700)を使う。家からのスタートも都バス。そして都営地下鉄。船堀からまた都バスである。
九時に初診受付を済ませ、十時ごろ診察となった。昨日あれほど上がっていた熱も、診察時にはすっかり引いて36.5度である。たいていぼくの熱は病院に着くと引き、帰って寝ようとするとまた上がるのだ。喉や呼吸音など診てもらった。肺炎でもインフルでもない。ただの風邪であった。PL顆粒や鎮痛剤(ロキソニン)などを処方される。一件落着。
帰ってきて午後二時。一日仕事になってしまった。もう一日大事を取って安静。気温が上がっても、だからこそ風邪のウィルスには警戒しなくてはならないのかも。先日しまっておいた冬用の掛け布団も再度出す。真夏になったらまた片付けるか。
社民党の福島党首が、大臣を罷免された。内閣にありながら政府の方針に従えなかったため、やむを得ない罷免である。もともと民主党の方針と社民党の方針が違うのだから、こうなって当然である。「沖縄を裏切れない」とコメントされていることに、深く共感する。社民党は弱小になり、いつかは消え行く運命かもしれないが、芯のある左翼政党である。少なくともぼくはそう思っている。主義を捨ててまで連立に固執するのはいかがなものかと思う。だから社会党村山委員長が自社さきがけ連立政権のときに首相となり妥協を続けていたのは、左翼の挫折ととらえている。
民主党が単独安定多数を取るようなら、社民党は共産党などと連立して左の道を進んで欲しい。自民党が崩壊して、また政党地図が書き換わるのかもしれないが。
あー、行くとこまで行くなあって感じ。主義と沖縄を守るため、自分らの損得も捨てて、ああうつくしや。きのうきょうと自分も同じようなことをしてる気がする。スケールも犠牲もぜんぜんレベル違うけどね。他人のためなら、火を噴いて闘える!のだった。
世界の◎◎のために、大一枚献金! 宮崎の口蹄疫のためにはたった50円しか献金できないのが、なんでこの格差。やはり金額の大小ではないのだった。
体調が悪いこともあって本ばかり読んでいる。
・「格差の壁をぶっ壊す」(堀江貴文)
・「鉄ちゃん・鉄子のカラー版『乗り鉄』バイブル」(櫻田純)
・「奔馬〜豊饒の海2」(三島由紀夫)
・「内閣総理大臣 増補版」(舛添要一)
・「化学の歴史」(アイザック・アシモフ)
・「学問の春」(山口昌男)
・「私小説」(水村美苗)
同時進行で読んでいると精神分裂気味になってくるが、それも楽しいと高橋源一郎氏に教わった(本の中で)。
三島由紀夫はとても手ごわい。でも遅々としながらも進めている。
日本中が嫌っている(ように見える)、ホリエモンの著作も敢えて読み進む。「勝ち組」が転落したときのあのマスコミのかぶりつき方はすごかったね。バッシングきわまれりである。金持ち叩きが好きな日本人に彼は激しい反撃を加えるだろう。
● おざき [良くなりましたか?お大事に!!]
● まさよ [福島党首について83歳の父もまったく同じことを申していました。 しかしとんちゃんもあれはあれで彼なりにleast e..]