季節も変わってきたので、テーマを変えてみた。tdiaryサーバーを利用し始めてから初めてではないかと思われ。
「寝ずに仕事をする」というと、まるですごく勤勉なのかまじめなのか、貢献しているのか…という印象を持たせやすいようだけど、実は平時のタイムマネジメントが下手で、どんどんしわ寄せが行くと、そういう事態になるのである。昼間すれば良いものを、夜中にやる、ということなのである。ただ、何度も何度も繰り返すたびに思うのは、やはり労働時間中にはしてはいけないもの、つまり仕事に関係ないものの案件が多くなってくると、自分の首を締めることにつながるようである。
世間の人たちというのは、就業時間中は、仕事以外のことは一切してないのだろうか。とても、とても、聞いてみたい。そして正直な答えを聞きたい。
仕事中は仕事以外のこともし、仕事じゃないときも自分のしたいことをし、つまり一年中自分のしたいことばっかしやってると、あまり仕事をしているとは言えない。それだといわゆる給料泥棒だ。労働せずに所得を得ることとはちょっと違う。投資家や不動産やってる人たちはどう考えても、仕事せずに所得を得ている。サラリーマンは毎朝仕事に行って所得を得る。そして仕事の時間中はみんな何をしてるんだろうか。
定期的に自分の生きてきたことについて、在庫整理をするプログラムである。今回は、いま困っている問題について、スポットとも言える棚卸しをしているのであるが、書いてみると、自然と、いろいろと芋のつるのように出てくるのである。そして、これをもう一人の人と、正直に話し合う必要がある。そうすればもう、解決方法は見つかったも同然。そして、自分を変える努力、変えられないことがわかり祈る、さらに埋め合わせをしたいという気持ちになり、それを実行する…という段取りである。あープログラムは順番によくできている。やっているうちに気づくのは、この行程は、次々に奇跡をもたらすということなのであった。
板橋区を通じて、定額給付金が振り込まれた。12,000円。七月に宮崎に行くときの片道代金にちょうど相当する。財はそのまま日本航空へ横滑り。そういえばパソコンとかしばらく買っていない。
要するにバースデーである。死後800年以上を経ているというのに毎年浄土真宗のお寺に、たくさんの門徒が集まり念仏するというのはすごいことだ。誕生日でこれだけのイベントとなるのだから、命日はもっとすごいことになる。キヨシローの43,000人は一見大変な人数に見えたが、親鸞上人が800年間に動員した門徒数を考えたら足元にも及ばない。
仕事が休みの曜日にたまたま当たったので、築地本願寺に行った。本堂にたくさんの人たちが集まっていた。みんなすらすらと正信偈をそらんじている。ひょっとしてプロか? ぼくも負けじと暗誦しようとするが、もう20年以上唱えていないし最初の十行くらいで降参だった。
正信偈とは浄土真宗の日々の勤行で唱えるお経なのだが、違うイントネーションでみんなが唱えていることに気づいた。本願寺派と大谷派で違うのだ。微妙な違いではなく、はっきり違う。「中夏日域(ちゅうかじちいき)…」と発声するところなんて、足並みが揃わなくてずっこけそうだった。ちなみに我が家の勤行は大谷派のイントネーションだった。でも父は「本願寺派」だと言い張っているし、じっさい納骨は西大谷なのである。小一時間過ごし、本願寺をあとにする。体中が抹香くさくなったが、これも祈りのシャワーである。毎度言うが、つながりは大切にしたい。
というわけでいよいよ当日がやってきた。こんな地味なイベントを楽しみにするとは、自分もずいぶん変わったものだ。何か激しい興奮があるわけではないよ。お寺に行くと三々五々参拝者がいて、読経があり、おかみそり(帰敬式・門徒になる儀式)する人がいて、ちょっとした雅楽演奏があるくらいなのだ。
ほとんどの来場者は両親くらいの人たち。おそらくざっと見て昭和一桁か大正生まれの人と思われる。その中に自分みたいなのがちょっとはいて、一緒に親鸞聖人の生き方を黙想するのだ。
すこし法話もある。仏教全般では名前を戒名と言うが、浄土真宗では法名という。べつに死んでいなくても名前をいただくことができる。今日の法話では、法名の最初に「釈」という、仏様のお弟子になったという苗字のようなものがつくという話だった。仏様の弟子なので、みな一家兄弟姉妹なのである。祖母は「タマノ」という名前だったが、法名には「釈……玉英信女」というような感じであった。ぼくが法名をもらったらたぶん「釈……泰信士」とかそんな感じになるのだろう。
とても暑く、30度近い気温だった。ひといきついてから隣の築地場外市場へ。ごちゃごちゃした市場の中に初めて入った。海鮮丼や寿司を食べさせる店が多数。マグロ解体ショーなんかもやっている。メジャーそうな「すし一番」に入りランチにぎり(980円)を食べる。五品くらいプラス茶碗蒸し、かに味噌汁、そしてシャーベットつき。最近少し食い過ぎが続いていたので、ちょうど良いくらいだろう。みんな2000円とか1500円とかの三色丼とかを注文している。金持ってるんだなあ……という感想。
本願寺に戻って、礼拝して、すこし献金。夏真っ盛りの国道一号と春日通りをバイクで走らせる。照り返すアスファルト。エンストしそうなボロバイクだが、ゆっくりと板橋まで帰ってくる。ふだんも信仰を大切にしていきたい。
授業では次々に課題が出され、次の授業を迎えるまでにそれをこなす、というサイクルに入る。そうでなくとも土日がふさがっているところを、課題が追い立ててくる。だから、休みの日にやろう、などと思ってはいけない。平日にこなさなくてはサイクルが破たんする。なんとか今日、出ていた課題を全部やりおおせた。そしてまた次週から新しい課題がやってくるのだろう。
これだけのハードな課題をやり続けて三年生を終えたら、さぞかしレベルがアップしているに違いない。考えていたよりもはるかにハードな日々である。
板橋で朝見る。はっきりとリングを確認。
幕張へ。