英語の模擬試験が駒場で済んだら、その足でそのまま妻と栃木へ。夜着いて食事。アユの塩焼きやフライがおいしい。ここへ来たのは10年ぶりか。茂木のヤナ。日曜は温泉にも入ってから悠々帰宅。ドライブも楽しい。
今日で全スポンシーにステップの方法を伝える作業終了。全員に手渡すまで約4年かかった。すべての仲間に回復してほしい。ぼく自身ももちろんだけれど。
今年前期の授業料が全額免除になったと東京大学から通知が来た。これは大きい。今年のぼくの住民税も先日通知が来たばかりで、所得割はゼロ、均等割のみ。要するにぼくはすでに無税の人となっている。妻の扶養に入っているくらいだから、父兄の年収が高いことで知られる東大生の中では、非常につましい暮らしをしていることになるのだ。
国費でまるまる勉強をさせてもらえている。ありがたいことだ。
学期末のレポートをつぎつぎに提出。手書きを義務付けられているもの、メール提出のもの、PDFを作らないといけないもの、形式は様々だが、みな難易度が高いものばかり。ひいひい言いながら、でもちょっと楽しく作成を進める。出しても出しても次のレポートが課される。レギュラー時期の学期末の大変さである。工学部の頃も同じように量産していたはずなのだが、今回は厳しいと感じる。しかし、地形地質実習も、進化学実習も、基礎演習2(computer)もほぼ作成が終わった。そして来週は試験ラッシュである。
ぼくの入学した地球惑星環境学科は、もともと地質学科、鉱物学科、地理学科の三学科統合の歴史があるようだ。中でも一番人文系の地理学に近い、地理情報を学ぶ空間情報学が楽しい。具体的にはGISの座学と実習がワンシーズン続いた。
最初は初めてのソフトArkGISになかなか慣れず悪戦苦闘したが、最近はいろんなことができるとわかり楽しくなってきた。鳥瞰図やボロノイ図は「こういうことがやりたかったんだ」的なアトラクトが感じられる。
課題を提出して、みんなでお互いにコメントし合って終了。なんだか卒論のテーマもこの分野でやってみたい気がしている。
理学部の定期試験がすべて終了した。一部九月に持ち越されるのと、来週他学部の試験も少しあるが、メインは今日で全部終了。
火曜の生命進化学から始まり、固体地球科学、空間情報学、大気海洋循環学、人間環境システム、そして今日午後は最大の難関である造岩鉱物光学であった。
東大の定期試験はこんなに難しくて量が多かったっけ?という感じが連発。全力で準備して最大風速で乗り切る、みたいなのが続いた。入学試験で乗り切ったのと似た感覚である。こんな感じで来年の大学院入試も乗り切れたらいいんだけど。
飽きずに懲りずにまたTOEIC。もう何回受けたかわからなくなってくるほどだ。リスニングの先読みや、Readingのわからないところを平気で飛ばして適当マークができるようになってきた。受験テクニックということだと思う。前回550を突破したので、当面の目標は600点である。
今週は他学部聴講で登録した工学部科目の定期試験を受けている。きょうは生態工学、明日は環境システム工学。工学部は専用の答案用紙がある。20数年前、入試の二次試験で使われていたものによく似た体裁である。
生態系の話が試験に出たので、植生やビオトープパッチやハシブトカラスのことなどを書きまくった。明日はたぶんオゾンホールやNOxや有機水銀のことを書きまくる予定。ラストスパートである。
他学部聴講のうち農学部の森林政策学の最終授業だった。平常点(出席点+毎回の小テスト)のみの集計で、試験を受けなくても自分は「優」がつくと通告される。気分はいいが、やはり最後まできちんと履修したいと思う。
この前期、四月から今月までだいたいの曜日は午前中1、2限は座学、午後は実習だったが、ほとんど無遅刻無欠席だった。出席率は99%を超えていたのではなかろうか。木更津の日帰り巡検のときにやむなく他学部聴講の環境システム工学を休んだのと、38度を超える高熱があったときに博物館資料保存論を欠席したのみである。一度目の入学のときには考えられない進歩だ。しかし、今の身の回りのクラスメイトたちを見ていると、そんな人たちはゴロゴロいる。きちんとしている人たちに囲まれていると、自分もそのようになっていくということだろう。
農学部の森林資源環境専攻は、一度は志望しようかと考えていた専攻なので、授業はとても充実していた。後期もできたら農学部科目を取りたいと思っている。