きょうでいったん冬休みは終わり。狭義の仕事(なりわい)は、まだ10日からなのだが、明日からは関わっているNPOのほうがスタートする。今年と来年は議長であったり、いろいろと庶務が多いであろう。やっていけばいくほど、ドブ板とともにある感じがする。つまり、現場の仲間と接点がたくさんあるということだ。
きょうはほとんど一日、本を読んで暮らした。買ってあった本が二冊、図書館から借りていた本が一冊、まだ均等に読み残しがある。何かに役立てようとか考えずに、純粋に趣味で読む読書は楽しい。
今週火・水とインフルエンザによる急性の発熱で寝込んでいたのだが、眠っているような眠れないような、うなされながら過ごしている夜中、仲間の姿と声がずっと頭に浮かんでいた。すごい汗で目が覚め、熱が引くというお定まりのパターンであった。発熱時はトランス状態であると思う。以前幻覚に近いものを見たこともあったし、こういうのは自分が切羽詰って必要としているものを端的に表してくれているような気がする。
というわけで、その夢に出てきた仲間のやっているグループに、出席してみた。まあ、なんということのない、いつもの調子でその仲間はいたし、こちらも「久しぶりっす」とか言いながらシラっと会場に入り、夢の話は特にしなかった。しかし、きょうはその仲間が司会をしていることもあってか、やけにその仲間の話が心に入ってきた。注目して聴いているんだから当然といえば当然だね。ぼくも順番が回ってきたが、満足しているので、あまり話すこともなく、テーマに関してちょっと思い出したことに触れる程度でおしまいにした。
帰り道、新宿三丁目で地下鉄を降り、有名な果物屋の地下に入ってみたら、そこにはオリジナルのパン屋が営業されていることを発見。ケーキや果物、調理済み食品などが販売されている更に奥のほうにあり、これはみつかりにくい場所だが、お客さんはたくさん入っていた。メロンパンと苺のお菓子、そしてピザの半切れを購入。これだけでなんと840円だ。××の豚めしだとおよそ三杯食えるぞ。ちょっと高いが、今週は風邪を押して仕事始めにも出たし、このくらいの自分へのごほうびはかまわないだろう。
午後四時半ごろ西武新宿から各駅停車に乗って自宅に向かう。空は雨雲、激しく雨。そしてもうすっかり夜のような暗さ。四月並みの温かさになるなんて予報だったが、どうみても真冬のみぞれである。夜のミーティングを休むことに決める。
東京は最近あまり雪が降らなかった。ひょっとしたら昨年の元日以来か。きのうから予報が出ていたので、昨夜のうちに食糧も買い込んでおき、きょうは朝からじっくり組合の仕事などをやっていた。もうすぐ夕方となってしまう。やることがあるというのは、ほんとうに幸せなことだと思う。
気の毒にこんな日に、センター試験がぶつかっているらしい。自分も20年ばかり前、受験の日々が続いていたが、過ぎてしまえば甘美な思い出である。大学入試に落ちた日(1984.3.20?)、ちょうどこんな感じで東京は大雪であった。河出文庫版、三島由紀夫の「F104」なんかをポケットに携えながら、市ヶ谷あたりを悲劇的な気分でさまよい、すこし酔ってたかも。
あれからいろんなことがあったね。人生は積み上げていくものだと最近は思う。
● ami16 [明けましておめでとうございます、本年もよろしくお願いします。絵は、寺、神社、村用、親守りに追われて描けませんでした(..]
● kiyochan [こちらこそどうぞよろしく。]