というわけでもうあっという間に日常に戻っている。七月、八月は学生は試験などでどんどん忙しくなるのだ。今年はとくに震災の影響で学期開始が五月にずれ込んだため、いまちょうど定期試験の試験週になったところである。試験やレポートが続く。
英語の公式なテストの結果が続々と返ってきている。六月受験のTOEIC公開テスト、そして七月受験のTOEFL ITPである。職業に就くことを目的にした検定試験なので失業中の求職活動にも認定される、かもしれない(各県のハローワークによって認定基準が異なるかもしれないので、断言は避けたい)。この二つの試験、形式も満点も採点基準も違うのだが、たまたま今回不思議なことに、一ヶ月違いで受けた二つの試験が、同得点で420点だった。はっきり言って420点は平均以下である。自分の英語能力の弱さが露呈している。しかしながら、数年前チャレンジしたときよりはいくらかの上昇である。英会話に挑戦しているからかもしれない。テストのマークの山勘が当たるようになったのかもしれない。しかしまだまだ大学院受験のレベルには程遠い。試験はもう今月末なのに。
英語ではないが、今日は大学へレポートをひとつ提出できた。集中して取り組んでいたので、ようやくひとつ開放された感じである。しかしまだまだ課題は続くし、定期試験もある。今月いっぱいは学業集中である。
この二、三日食べ過ぎたり、食べなさ過ぎたりが交互に続いたせいか、お腹が下ってしまった。一時的に少し持ち直したが昨夜ふたたび差し込み。安静にして寝た。引越しのときに常備薬をほとんど捨ててしまったのが痛い。かみさんも同じ考えで薬を捨ててしまっていたらしく、昨夜は寝るほかなかった。
今日になって大学の保健センターで診療を受け、薬も出してもらう。大学病院とは別に学生・職員の外来向けに保健センターがあるのだ。一般の保険診療よりすごく安い。学生証はいるが保険証はいらない独立の医療体制である。診察を受け、四日分の整腸剤ももらって、自己負担費用380円。東大にいてよかった。
今週に入ってからレポートを2本仕上げて提出、そして今日は学部科目の定期試験を受けた。東海発電所への現場見学ツアーにも参加した。今週は本当に原子力工学科にいたときのように専門一色の一週間だった。
現役学生の20代のころのように「やっつけ」ではない。研究生は単位取得はできないので、やっつけをやっても何の意味もないのである。すべて自分の学業の消化のため、実力をつけるために純粋に勉強しているという感じだ。わからない問題が出たら終わってから必死に考える。調べてわからなければ聞いてみる。演習問題を探して解く。なんだか試験が終わってからのほうが好きなように勉強できるので楽しいと思う。
レポートを提出した後で書いたことにたくさん間違いがあったことに気づく。このブログもよく後から書き直すことがある。でもレポートは先生に出したものなので、いちいち修正提出などできない。そのときの自分の実際の理解力と注意力をそのまま評価してもらうしかない。
今週は水曜日に東海村と大洗に行き、原子力の現場を実際に見学できたのが大きかった。施設ではたくさんの労働者が働いている。自分が長らく離れていた世界だ。なぜまたこうして自分が戻ってきているのか、不思議な力を感じる。
まだすべてのレポートが終わったわけではない。あと中旬までに2本残っている。来週また頑張って行こう。
普通自動車を久しぶりに運転した。何年ぶりだろうか。自分の記憶では、たしか永福から本郷に引っ越したときに、レンタカーを借りてトラックを運転したのが最後だと思う。昭和62年の秋口だったので1987年、つまり今から24年前になる。
今回はカーシェアリングといって、お手軽レンタカーのようなものだった。オートマ車もはじめての経験だ。四輪というとクラッチを踏んでいないとエンストしてしまうという、エンストの恐怖との戦いというイメージだった。でもオートマはなんということはない。でもブレーキを踏んでないと(それが半クラッチ状態なのか)、車がじわじわ前に出る。だから停車時はブレーキを踏む。それだけでよい。楽勝だ。
川口の車庫からスタートして、車は一路栃木県へ。まったく問題ない。バイクと違って、飛ばしても横に倒れそうになったりハンドルを取られない。でも急に止まれない感じ。帰りも夜道をすいすい走る。みちがわからなくなったが、高速に乗って速攻で帰ることもできた。すごいぞ四輪。
課せられていたすべてのレポートを提出し終わった。英語で書くやつはちょっときつかったなあ。でも全部やりおおせた。本物を書いたという感じだ。いままでは偽者だったのか…(笑)。放送大学でたくさん書いてきたレポートは、経験者の感想文という感じが強かった。いまさら何かを背負って生きていくわけでもないからラクだった。しかし今度はやはり違う。東大の学部や大学院の正規課目のレポートなのだから、未来を背負う若者たちのまじめなレポート課題なのである。それにちょっと歳食った自分もただ乗りさせてもらっている…というようなイメージだ。研究生といっても学費はちゃんと払っている。だからけっしてただ乗りではないのだが、卒業の義務も単位取得の義務もないので、ただ乗りという感じなのだ。
でも一生懸命やった。ピントはずれの解答をいっぱい書いてしまった感じもする。でも取り組むことそのものが新しい人生なのだ。20年働いてきて、ちゃんと勉強してきたことがあっただろうか。そういうことをよくよく考えさせられるこの一ヶ月であった。
小中高ではおそらく(制度が変わっていなければ)、夏休み最後の日となる。台風が迫っており天気もいまひとつ。ぼくの天気もいまひとつだが、今月はやるべきことがあふれていて、すべてやったという気がする。志村などの地元の図書館にも行ってみたが、最近は子供たちはどこにいるのかよくわからない。
明日からまた新学期なのだろうか。課題は多い。9月、10月とたくさん検定試験などを受ける予定でいる。向上心を持ち続けたい。
● ヤマモトコウスケ [こんにちは! コメント失礼します! 私は、今年、原子力国際専攻を受験する学生です。 福井大学四年電気電子工学科に..]