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奇跡の今日一日

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2009-12-12(Sat) [長年日記]

_ 京都再訪

6月の京都訪問が意外と楽しかったので、半年置いて再度訪問。もちろん放送大学の面接授業受講である。内容は英会話。リスニングが中心だったが、自分のレベルにちょうど合っている感じがした。打ちのめされたTOEICから立ち直った感じである。

今回は京都学習センターでの受講だったため、当日朝九時半ごろに京都駅に着けば間に合う。前回のような高速深夜バスは疲れるし、大阪への飛行機アクセスだととんでもない時間に羽田に行かなくてはならない。少し値段が張るが素直にのぞみに乗った。7:14東京発。

じつは「のぞみ」に乗ったのは初めてかも。関西行きはたいてい飛行機だったし、旅行会社のパック新幹線はオプション料金がかからないのは「ひかり」である。JR東海ツアーズの最安は「こだま」商品だし、正規の東海道新幹線ルートはたいてい割高なので避けていたのだった。東京→京都まで2時間ちょっとで到着。すごく速い。こないだの深夜バスを考えると天と地ほどの差で、夢のようである。さらにいいことに放送大学の全科履修生が面接授業でJRを利用すると、ふつうの大学生と同じく学割が使えて、乗車券が二割引で買えるのだった。

授業はひたすらリスニングと会話。だんだん耳と口が慣れてきたかも。これまであまり意識してこなかったが、英語は線のようにつながっているのだ。「猫がその前にいる」cat in front of〜なんていうのはキャット・イン・フロント・オブではなく「キャッリィンフランラゥ」なのだ。だから聞き取れない、だから話せない、のだった。「きゃっりんふら???」となってしまう。音がつながる上にtがrに聞こえる。アメリカ人っていい加減だなあ…と印象を持ってしまうが、性格がだらしないのではなく、ぶつ切りの日本語音韻と違って、英仏系の音声はつながって流れるのである。

_ 夜の京都

土曜の夜は京都市内の日割り賃貸マンションに泊まった(激安3500円)。がらんとした普通のマンションをある会社が日貸ししているようで、フロントも何もなく、ふつうの工場のような事務所で宿泊料金を支払う。その工場が賃貸経営もしている…という風情である。だからその会社の終業と思われる18:00までのチェックインになっているのであった。授業終了からけっこう急いで向かい、ぎりぎりセーフ。もちろんそのあとは鍵を預かるので出入りは自由だが、こんなに早いチェックインは初めてであった。

気を取り直し、阪急電車で嵐山へ向かう。桂で乗換え。桂離宮のある桂。嵐山に着いたら、もみじが茶色くライトアップされている。さらに山肌に光が当てられており幻想的な風景だった。川の左右もライトアップされていて、出店もたくさん出ており、ちょうどよいところに偶然出くわした感じ。

京福電車の嵐山駅のそばの茶屋に入り、松茸ごはんと湯豆腐のセットで夕食。肉気魚気はまったくなくちょっと物足りないが、これが精進料理というものだろう。嵐山は美空ひばり記念館に来て以来だったと思う。小一時間過ごしてから、路面を走る京福電車で西院まで戻り、マンションのある西大路三条へ到着。タオルサービスさえない素泊まりなので、近くの銭湯へ行った。銭湯料金は東京よりちょっと安くて410円。しかもタオルやシャンプー石鹸まで無料で貸してくれる良心的な銭湯に当たる。京都で銭湯に入るとは夢にも思わず。満足のいく温まる夜になった。


2009-12-10(Thu) [長年日記]

_ 動かないバイク

冬場は中古のバイクは苦難の道をたどる。去年もバッテリー上がりなどで苦しみ、結局サードパーティー製のバッテリーに付け替えた。その後ずっとエンジン始動もよく、夏にはエンジンオイルを自力で換えることもできた。

しかしこのごろのこの寒さ。10日くらいほっとくとエンジンがかからない。セルしかないので、何回も回しているとやはりバッテリーが上がってしまう。取り外して充電。そして起動。しかしなかなかかからずまた上がってしまう…というのを三回繰り返した。バッテリーよりエンジンが点火しないのが問題なのだ。エンジンが暖まらないのがいけない。どうしたものだろうか。

思案の上にやってみた策は、再度充電したバッテリーを装着してからセルを回す前に、エンジンに熱湯をかけるということだった。熱湯ぶっかけである。すると見事始動! すごいぞお湯の力。うれしくて丸一日バイクで走り回ってしまった。恵比寿、下馬、新宿百人町、大山幸町。ミーティングのあとも川越街道をすっ飛ばせば、10分もかからず自宅に着く。

暖かい季節を心待ちにしている。くたびれているマシンだがもう少し乗りたい。


2009-12-09(Wed) [長年日記]

_ 12月

毎年のことだが、12月に入ってからものすごい勢いで時間が流れていく。空きの日がない。今年は土日もよく塞がっているし、年賀状を買いに行く暇もない。寝る時間くらいは確保しておかないと、体力が弱ってくる。風邪を引いてからでは遅いのだ。かなり冷え切っていた月曜は、仕事帰りに銭湯へ行ってみた。あと、アウトドア用のガスバーナー買って、家で鍋焼きうどん作ったりして、忙しい割りには楽しんでいる。

仕事もあと少しである。手抜きせずに乗り切りたい。


2009-11-29(Sun) [長年日記]

_ 長門裕之講演会

介護についての講演会があった。残念ながら先日、奥様の南田洋子さんは亡くなった。ぼくが講演会の申し込みの振込みをした日に、偶然にも洋子さんが亡くなったのだ。でも講演会は予定通り行われた。介護の話が、亡くなったお別れの話になってしまった。

選択肢がいろいろとあるのだと思う。自分がそうならないとも限らない。両親や姉妹も。明日はわが身である。知り合いの中にも当事者になった人がいる。認知症は遠からず、発症しないような方法が見つかるかもしれないという情報もある。考えさせられる講演会だった。


2009-11-26(Thu) [長年日記]

_ 病院と病気の話

数年来病院にかかることが増えている。決して何か大きな持病があるということではないのだが、健康管理に気をつけるようになってきたということだ。皮膚や呼吸器は子供の頃からあまり丈夫ではなく、喘息やアトピーに苦しんだ。それぞれ治ってはいるが、やはり鎖は弱いところから切れるものである。体調が悪くなってくるとのどや疱疹、また細かい擦り傷などがなんとなくできてくるのである。

40歳を過ぎてから健康診断や人間ドックも受けるようになった。がん保険なども大幅に見直し、入院しても安心なように手配してある。仲間の急な入院などをたびたび見るにつけ、他人事ではないという気がするからだ。ちょっとしたことでもあまり我慢しないで病院に行く。売薬で自己診断するより安全確実だし、早期発見できる。三割負担でもけっして高いという気はしない。体を見られたりしても今はなんとなく堂々としていられる。

歯医者も含め、かかりつけの病院も各地にある。対応がよくない場合はさっさと変える。歯科は新中野、皮膚科は恵比寿、眼科は新宿、内科は小竹向原、外科は葛西、などと大体決まっている。通っているとカルテもあるので安心なのである。


2009-11-22(Sun) [長年日記]

_ 久しぶりの新潟

新潟県六日町でスタディミーティング。プレゼン役を頼まれ、引き受けて出かけていった。「サービスリーダーのみなさんに来ていただきました」などと紹介を受ける。こそばゆいよ。

棚卸のやり方、ということで60分しゃべりまくる。半分くらいいったかなと思って時計を見たらもう55分。あわてて5分でまとめる。時間に対してもわれわれは無力でコントロールが効かないのであった。わたしだけか…。

夜は伝統のスピーカー。また20分しゃべりまくる。一体性の強調。そして翌日はサービスについて20分。新潟地区との連携で、ぼくの全体サービス活動は始まったのだった。そのことを具体的に話していたら20分なんてあっという間である。Q&Aの回答者もやった。トータルでマイク持って話していた時間は100数十分といったところか。もっともっと説明したいことだらけだったが、自我の縮小である。

往復は高速バスでの移動で、片道約3000円の三時間。魚沼は近い。当初水上あたりで前日泊して、温泉宿からローカル線で六日町へ、という計画もあったが、前日にメッセージと地区委員会が入ったため、素直にピストン往復となった。

おいしいお米をお土産にもらい、現地宿の温泉にも夜と朝二回入った。六、七年前に知り合った仲間ががっちりと新潟地区を守っている。脱落がないのが不思議である。東京なんかだと5年もしたら様変わりなんだが。自分なりに課題となったテーマは輪番制についてであった。グループでも生かしていきたい。


2009-11-20(Fri) [長年日記]

_ 喜寿(父)

実家の父親が喜寿である。今日で77歳。誕生日祝を考えあぐねていたが、ぼく自身の姿を見せることが一番と考える。でも行けないので、写真送付。今回は絶好のチャンスだった前述のホームカミングデーでの記念撮影を贈った。角帽、ガウンを貸してくれて、プロのカメラマンが撮ってくれるサービスだったのだ。プリント費用はちょっと値が張る。少なくともぼくの靴よりは高いよ。電気代なら半年は払えるね。

二十代の写真にはろくなものがなく、自分にとっては空白の十年間とも言える。卒業アルバムに載ってる写真なんてファックポーズだし、あれを見たときの父の落胆のありさまはひどいものだった。今回はその埋め合わせでもある。

父さんには、まだまだもう一回りくらいはがんばって暮らしていって欲しい。


2009-11-14(Sat) [長年日記]

_ ホームカミングデー

最近は大学同窓会のことをこのように呼ぶようである。昨年は中曽根康弘氏の講演会が行われたが、今年は小宮山宏氏のエネルギー談義、そしてシャープ、JR東海、三菱自動車、それぞれの社長によるパネルディスカッションが催された。十数年前には液晶普及は夢物語だったが、現実にブラウン管に取って代わったという話や、今また太陽光や原子力発電が注目されているということ、さらにそれが電気自動車のコスト減の現実性につながっていくという話、ふだんの生活とあまり関係ないトピックだが面白かった。

第二部はそれぞれの学部に分かれての催しだったが、最近少し興味のある農学部の講演イベントに参加。食品への科学研究としての味覚の話や、獣医学者による抗がん剤開発のプレゼンなどがあった。他学科卒業でも参加OKであった。農業や生命科学、環境について今まで考えたことがあっただろうか。医学にしてもまったく自分の職業とは関係ない分野だと思っていた。しかし何らかのコミットメントは可能だという気がした。

帰り道、地下鉄の駅で偶然仲間に会ってびっくり。確かにその時間ちょうどそこでミーティングが終わったあとだった。現実に戻れた気がする。


2009-11-10(Tue) [長年日記]

_ 電気代安値更新

今年七月に記録した797円をさらに下回り、今月は請求額791円である。28kWhは同じなので、東京電力の単価がちょっと変わったためだろう。もう別に節電などしているつもりはないんだが、どんどん下がって楽しい限り。15A→10Aにして一挙に下げたい誘惑と闘う今日この頃。


2009-11-01(Sun) [長年日記]

_ 記念日

というか、感謝の集いである。16周年。

先行く仲間に司会に来てもらった。ミーティングは盛況だった。新しい人が多い。わざわざ出向いてやってきてくれた人もいる。感謝。きょうは地区のセミナー(分割前の最後のセミナーかも)が終わって、その流れで来てくれた人もいた。もちろんバースデーだと知らないで来た人も。

今回はいただいたメダルを自宅の机の上に数日置いて眺めている。ローマ数字でXVIと書いてある。時間が経ってきたなあと思う。与えられている仕事がたくさんある。面倒がらずにやっていこう。


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