この寒さの、坂道をころげ落ちるような急転直下な勢いはなんなのでしょう。初のコート着用の出勤となりました。しかも東京は積雪。いつもなら数分余裕で着くところを、足元がたどたどしかったせいか、定時ぴったりのタイムカードになってしまいました(8:45と打刻)。
こんなときに限って当該の労働委員会だったりするし。ずぶずぶの靴下。賢明にも替えの靴下まで持参していたというのに、忙しくて履き替える暇もなく、結局白の乾いた靴下持ち帰り(笑)。ビニール袋すら持参してたのにね。
役員らと組合のことを打ち合わせして、丸の内線で直帰。駅から地上に出たらまた雪が降ってて寒。あぅあぅな感じ。今日はもう二度出は不可能。炊飯機のスイッチを入れる。
さて、今度時間があったらじっくりやろうとつねづね考えていたことは何だろうか。建設的な考えが浮かぶ。そうだ、掃除! 掃除しなくちゃ。他人のうちなんて掃除してる場合じゃない。自分ちの掃除。エアコンの前に棚とか衣類とかが迫ってるし、ゴミが多いんだよなぁ。油断するとゴミの山になるのがとても嫌。で、掃除。年末だしね。
全部やろう、なんて殊勝な考えで始めると、ココロザシ半ばで苦痛の海となる。足腰立たなくなるまでやっちゃうからねぇ。サルかい。猿に失礼かも。週が始まったばかりだし、あんまり飛ばさないほうが…。ということで、三段ボックス(本棚と言っている)とその上にある物だけ、とりあえずすべて出して、捨てる物と再びしまうものに選別。きょうはこれだけ。でもかなりの物がある。
結局20Lのポリ袋二つを動員して、それぞれ可燃・不燃として、どちらもいっぱいになったらやめる。そして…。
CD・ソフトの箱・古いチラシ・関心のなくなったアニメ関係など、あっという間に選別できた。いま雪道の中、ゴミ集積所に置いてきたとこです。ふー。21:00。あとは捨てないものを三段ボックスに収納して終わり。すっきりしたせいか、妙にエアコンが効きまくる。これだけでも進捗ですな。
結局きょうの不要品処分と大掃除は、ミニじゅうたん爆撃程度となった。それにしても処分って気持ちいい。すっきりする上に、なんかひょっとしたらエンドルフィン(脳内快楽物質)でも分泌されてんじゃないか…と思うくらいだ。掃除されると水路が開けて、対象(神とかモノ)と自分が直通になった感じがする。step4,5の秘蹟とそっくりだ。つねに棚卸と資産と負債のチェックが必要だというのも腑に落ちる。
時間厳守で22:00には手を止めた。邪魔なモノが部屋にいくつか残ったが、明日以降また手をつけよう。
ほとんど塩漬けポジションになっていたCADだが、昨夜23:30から午前2時までの急上昇には興奮した。二時間半で、まったく止まらずに1円の上昇。90秒ごとに1銭ずつ上がり続けたことになる。おちおち寝てられなかったよ。金曜夜だったからよかったようなものの、これじゃ完全に為替中毒だね。
円安時にクロス円はたいてい連られて上昇する。USドルも114円台から116円台へ一気に上昇した。塩漬けになったまま持っていたUSDポジションがあったのだが、こちらは買値を軽く超えたので決済した。あー気楽になった。
CADはしかし11月頭の買値が103円台だったので、戻りまですこし時間がかかりそう。スワップだけでもう30万円近く蓄積している。CADの損益はまだまだマイナス。急騰のあとは週明け寄り付きの下落もあるので、今回の上がり分を持っていかれるのがもったいない。そこで自分としては珍しいが、無期限ストップ(逆指値)を入れておいた。損切設定をしておくのは相場の常識なのだが、素人考えの自分にはこれがなかなかできないのだ。落ちたら解消して放置、上昇トレンドに乗ったらまたロング(買い)の予定。ともかく週末は相場は休みである。先週末とほとんど同じ値のCADだが、精神的にはずいぶん楽になった気がする。
毎年のことだが、12月に入ってからものすごい勢いで時間が流れていく。空きの日がない。今年は土日もよく塞がっているし、年賀状を買いに行く暇もない。寝る時間くらいは確保しておかないと、体力が弱ってくる。風邪を引いてからでは遅いのだ。かなり冷え切っていた月曜は、仕事帰りに銭湯へ行ってみた。あと、アウトドア用のガスバーナー買って、家で鍋焼きうどん作ったりして、忙しい割りには楽しんでいる。
仕事もあと少しである。手抜きせずに乗り切りたい。
少し早めに作成開始。最近は新宿や荻窪のチケットショップで年賀はがき一枚45円なんていうディスカウントもある。これならプリンタで紙詰まりを起こし、印刷に失敗して郵便局で交換しても、5円払ってちょうど50円。安心である。
年賀状のやりとりだけになってしまった知己や、諸先達の存在も大切にしていきたい。年賀状は人と人とのつながりを維持する、日本の伝統的なフェローシップシステムなのかもしれない。
オイスター。牡蠣。10,11,12月の、英語で〜emberのつく季節はカキの季節だそうだ。仲間にもらったゆずを搾ってカキフライにかける。うまい。昔はカキは大嫌いだった。ぬめぬめしている上に、変なエキスがどばっと口に広がる感じ。子供にとっては恐怖の味だったのだ。でもなぜか大人になって味覚が変わる。呑み助にはいい味だったのかも。そしてしらふになっても、なおいい感じ。生牡蠣はちょっと怖い気もするけど。
日中時間があって、小石川植物園を散歩。去年も秋ごろに行った記憶。でもあの時は雨だった。なにゆえ雨の植物園へ行かねばならなかったのか、我ながら不思議である。今日は落ち葉の積もり切った広大な園内をひたすらに歩き回った。公園ではないので遊ぶ子供もいないし、いちゃつくカップルもいない。ちょっと年齢層高めな紳士淑女の憩いの空間である。売店は中央に一軒だけ。ごみはお持ち帰りくださいとある。ゴミ箱はない。紙のコーヒーカップは、飲み終えたら持ち帰りだ。すばらしいマナーの園。安心してくつろげる。都会の喧騒に疲れたら是非皆さんも小石川植物園へ。
研究室セミナーでときどき学術論文の輪講の順番がめぐってくる。過去の先行研究を何か選び、10名ほどの研究室の大学院生の皆さんに紹介するということだ。要するに内容をレビューして、自分なりのまとめを提示し、意見をいうというミッションである。
紹介する論文は当然のことながら英文である。翻訳するだけでも結構大変なのに、内容を把握しておかなくてはならない。あまりいい加減に済ますこともできず、結局全訳することとなる。しかし紹介発表のときに全訳を読んでいてはいくら時間がかかるかわからない。全訳を把握した上で要点だけスマートに話し、図を示して解釈し、最後にまとめるという手順である。
前回はアメリカの断層の話、今回は島弧の火山フロントの地形発達の話をレビューした。準備に膨大な時間がかかる。それがひょっとしたらこの講座の狙いなのかもしれない。研究には大量の時間と労力がかかるのである。