実家の父親が喜寿である。今日で77歳。誕生日祝を考えあぐねていたが、ぼく自身の姿を見せることが一番と考える。でも行けないので、写真送付。今回は絶好のチャンスだった前述のホームカミングデーでの記念撮影を贈った。角帽、ガウンを貸してくれて、プロのカメラマンが撮ってくれるサービスだったのだ。プリント費用はちょっと値が張る。少なくともぼくの靴よりは高いよ。電気代なら半年は払えるね。
二十代の写真にはろくなものがなく、自分にとっては空白の十年間とも言える。卒業アルバムに載ってる写真なんてファックポーズだし、あれを見たときの父の落胆のありさまはひどいものだった。今回はその埋め合わせでもある。
父さんには、まだまだもう一回りくらいはがんばって暮らしていって欲しい。