これまでの長い間、ずっと床に布団の生活をしてきた。ベッドを使った生活はほとんどなかったと思う。せいぜい施設やホテルに宿泊するときや入院のときくらいだったろう。今回新居に入ったこともあり、この布団の上げ下ろし生活からベッドに変更してみた。
本格的な大きいベッドはそもそも玄関の間口から入らないような気がするので、折りたたみタイプのスノコベッドを通販で購入した。自分で組み立てるタイプである。オプションで組み立てや設置サービスもあるようだったが、そんなものに数千円もかける気がしない。自分で組み立てたら一時間くらいで済んだ。
布団をのせて一晩寝てみたら、なんだか体の節々が痛い。慣れぬ緊張だろうか。スプリングが作用しているわけでもないし、じかの床が木のスノコに変わっただけなのだが…。
あとはマットレスを追加するかどうか。それから寝る前の読書灯を買うか。読書灯はちょっとした憧れだったのだが、多分そんなに実用価値はないと思う。ちゃんとした読書は椅子に座っていないとできない気がするからである。せいぜい寝る前に読むものといえばアトラス(地図)くらいだろうか。
慣れるまでまだ数日かかるだろう。
今日で東武東上線のPASMO定期券の期限が終了する。一ヶ月間上板橋と池袋の間をフリーパスで使えた。三日くらいは、バスや地下鉄だけで移動し、使わない日もあった。でもまずまずモトは取れたと思う。
感想。ときわ台駅にエスカレーターがないのは致命傷である。南口だけはエレベーターがあるのだが、後楽園や西新宿五丁目などの深度の深い駅でないと、ベビーカーや身障者の利用を優先して、われわれが使うには気が引ける。
あと、朝ラッシュが各停でもけっこう混んでいる。階段下で飛び乗ってしまうと、山手線並みの混み具合だ。一日の仕事に費やすべきエネルギーの三割近くを、もうここで消耗してしまう気がする。
池袋に出られるのは利用価値が高いが、他の途中駅にはあまりポイントがない。大山の巨大デフレ商店街が使えるのがメリットだろうか。そのくらいだったかなという気がする。
これからまた副都心線による通勤に戻ってみるが、10月に入ったので東武の半年定期を買っていた人たちが、副都心線定期に買い換えて少しずつ混雑が始まっているかもしれない。それでも東武よりはまだマシだろうか。明日からまた通勤である。
東京には無料駐輪場が少ない。駅前にとめていると撤去されるのに、安心してとめられる設備がないというのはおかしなことだ。地方ではたいていある。それぐらいの税負担はわれわれはしているはずである。住民税を毎月二万円近く払っていて、駐輪場一つ作ってもらえないというのは由々しきことだ。
しかしながら公表されていないだけで、実は都内にも無料駐輪場がある。ネットで調べても当然ながら出てこない。出すと大混雑になるからだ。あるいは歩道を「便宜上」区が駐輪場に指定して整理員を配置しているだけの、道交法上は限りなくクロに近い、なんちゃって駐輪場が多いからだ。(後記。きちんと管理が行き届いているところもあるので、念のため。)
大塚の無料駐輪場はネットにも出ていて有名なようだが、現状を見てみるとひどい有様だ。何ヶ月も放置していると思われる巨大なビックスクーターや、パンクしたままの朽ちかけた自転車が溢れている上、利用者が多く、昼間はまず入れられない。これだとただの鉄くず置き場に化してしまう。
板橋区にもいくつかある。最近は公表されているところもあるが、ときわ台や上板橋の無料駐輪場は未公表だ。ときわ台の図書館前の駐輪場も慢性的に満杯状態で、朝駐輪して夕方取りに戻ると、自転車を置いていた位置が勝手に変わっている! いままで一度も元の位置にあったことがない。最初は「盗まれたか?」と慌てたものだ。
その一方で有料駐輪場が続々と作られていたり、ロータリーなどの違法箇所にみんな堂々ととめていたりする。
われわれの払った住民税を積み立てて土地を買い、区民の駐輪場を作ってくれ。たのんます。
古いSDRAMが欲しいと思い、ひさびさに秋葉原へ出撃。PC100の168pinなんてもう売っていないと思いきや、けっこうまだ並んでいるものだ。500円くらいで128MBのものが手に入る。路地裏のジャンク屋(OTTO)でレジスタードもののメモリがかご売りされていた。一枚300円。包装も何もなく無造作にゴミ扱いだ。二枚買ってみた。自宅でテストしてみたら完全動作。
職場のPCがXEON450で、やはりSDRAMものである。これまで192MBで動かしていたので、買ってきた二枚を丸ごと差し替えて256MBにした。いやー快適である。レジスタードはふつうのNonECCメモリと共存できないので、古いメモリはとりあえず差し替えた。なんかとっても幸せな気分。
過去レジスタードメモリというのはサーバーやワークステーション用途の、エラーチェック機能が高いものであるためとても高かったのだ。32MBものでも一枚二万円以上した。128MBなんて恐ろしくて値段が書けないくらいだったのだ(一枚10万円くらいだっただろうか)。それが300円ですよ。しかもかご売り。
CPUもぼくはいまだにCeleron1GHzを使っているが、1.xxGHzのものが同じように秋葉原では一個数百円でかご売りされている状態のようである。対応マザーも2000円台からあるようなので、すこしまた時間の余裕があったら自作でもしてみたいものだ。
秋葉原に出る前に本郷三丁目駅で丸の内線を降り、本郷界隈をうろつく。むかしよく行った定食店がなかったり改築されたりしていて、どうもなじめない。変わらないのは「バンビ」だけのようだが、油がちょっと重いんだよなあ。
ということで東大構内に入り、文学部下にある「銀杏・メトロ」に入る。席の配置こそ変わったが、購買や廊下も昔のままである。
ランチを頼んだら「白米と雑穀選べますがどうしますか?」と聞かれる。以前は麦飯がオプションで選べた。雑穀にしてみる。
見てびっくりだ。これって小豆の色だろうか。深い紫色。ぶどう酒でも振り掛けられたのかと思って緊張した。でもにおいも味もふつうのご飯と変わらない。昔は麦飯、今は雑穀米。東大生には貧しくつましい食事が好まれているのだろうか。それともただ単に東大生協のエコ方針か。なぞに包まれる雑穀米である。でもうまかった。
西武ライオンズのパリーグでの優勝が確定したようである。金曜西武池袋線に乗っていたときも、車内放送が流れていた。あまり興味もなかったのだが、何年か前にもそういえばやたら西武新宿線近辺でライオンズの歌が流れていた。あれも優勝セールだったのかもしれない。
池袋ターミナル沿線住民になったことだし(東武だけど)、早速初日ということで池袋西武に出かけてみた。これまでも仕事とミーティングの間の時間に池袋駅で時間をつぶすことはよくあったのだが、たいていは西口の東武で、東口の西武やロフト、パルコあたりでうろつくことはあまりなかったのだ。
セール会場を一通り回った。でも、こんなもんなのでしょうか。ネクタイ1000円とかワイシャツ1000円とか、ぜんぜん安いと思えない。まあふだんから高級品に慣れている人たちにとってみれば、バーゲンセールなのかもしれないが。アイスクリーム100円はたしかに安いと思った。あー、でもやはり貧乏性のぼくにはまだまだ器が違うという感じだったかなぁ。こないだ4100円の革靴を涙目になりながら買ったぼくは、お金を使っていくことはこれからの課題だという気がする。
むしろ西友で行なわれているセールに向かってみよう。そのほうが得るものが多いかも。
秋津の会場で「伝統」のスピーカーを頼まれ、話をしにいった。一ヶ月以上前からぼくが話をする旨のチラシまでできており、先月は先行く仲間が先鞭をつけてくれていたようで、少しプレッシャーもあったが、無事実行できた。
伝統の何番目という特定がなく、全体的にということだったので、自分のサービス経験をそのまま話した。打ち合わせどおり50分程度。これはなかなかのロングタイムだ。全国のフォーラムや、セミナーのラスト近くのコマでもせいぜい30分である。すこし声も嗄れ気味に終わったが、話題に困ったりすることもなくさらさらと話ができてよかった。そもそも毎日のように一時間半の授業を行なっているのだから、長い分には二時間くらいなら難なく話せるのかもしれない。
サービスや役割の話になるとどうしても先行く仲間にされた「仕打ち」や、誤ったのべ伝えに抗して、正当性を打ち出すスピーカーになりがちである。恨みが消えずに残っているとそうもなろう。実際そういう話をしてしまったときもたびたびであった。しかし最近他の仲間が自分のプログラムの正当性をがなり立てている醜い姿をたびたび見るにつけ、それは見苦しいことなのだと気がついてきた。人を批判して落とすことでは、自分の正当性は少しも浮上しない。それどころか批判すればするほどその人の品性も落ちるのである。今回のスピーカーは、そういったことにも気をつけながら、仲間に支えてもらってきたことに意識を集中した。そうするとかなり気持ちよく展開できる。実際口に出して感謝の念を話していくと、助けてもらっていたことがよくわかるのだ。これがやはりプログラムなのである。
聞いている人たちの層が、ソーバー数ヶ月の人もかなり見受けられたので、全体サービスの話まではあまり立ち入らず、グループの役割とせいぜい地域委員会のラウンドアップ担当だったときのことくらいまでにしたのも、よかったのかもしれない。設定してくれた仲間に感謝の念である。
きのう革靴を買って、きょう早速それで出勤。履き慣れなくてとぼとぼ歩いてる感じ。自分としてはいままで履いてた靴の三倍はする値段!ということで勢い込んでいるのだが、高かろうと安かろうと、履き慣れるまではまだまだ苦しい。三倍といっても五千円しないよ。今までどんな靴履いてたんだろうね。
靴の寿命はたいてい雨の日の水漏れで感じる。汚いトイレとかで床から水が沁みこんできたらたまったものではないからだ。
みんなは洋服や靴にどれくらいお金を使っているのか、興味がある。それこそ千差万別なんだろうね。
見に行った。アニメと侮るなかれ。シュールでストーリーがよくわからなくなる。でもひとつひとつの場面は非常に明快。介護されている老女たちの姿がとても写実的で現実的。ポニョのお母さんが絶世の美人だ。一見の価値がある。
海辺の町。モデルは瀬戸内海らしいのだが、沖縄とか柏崎もこんな感じだったと思う。
水中に沈んだところで半身不随の老女たちの足が動くようになる奇跡。このあたりがよくわかるとよかったんだが。でも宮崎監督は陳腐な展開は嫌いなようである。
ポニョ、かわいい。これは文句なし。
また今期も授業が始まった。毎年のことだが、夏休みの終わりはとくに切ない。何ヶ月ぶりかで学生の皆さんに再会する。単位を与えた学生も、単位を落とした学生も、いっしょに来ている。昼休みには向かいのスーパーマーケットでアイス買って食べたりしながら。
人の波の中で生きていくのが少し楽しい。何に時間を使い、何に労力を費やし、何にお金を使えばよいのか、少しずつ見えてきたのかもしれない。もう少しという感じがするのだが、まだ解答ははっきりしない。でも思いついたら、行動である。待つのも大切な徳だが、待ちすぎてやらないことが目に見えるようだったら、今日いまから立ち上がろう。
この連休は、イベントが続いた。20年以上継続のメンバーのスピーカーズ。回復の仕方もいろいろなら壊れ方もいろいろ。聞いててぞっとするような話もあり、回復を確信させてくれる話もある。ぜんぶ実話だからなおさらである。トータル100年以上の話だからなあ。長い長い道のりなので、今日一日のことだけに専念しよう。
日曜は仲間と同行して立川まで。中央線が人身事故らしく、日曜夕方にもかかわらず、電車は超満員で朝のラッシュ並み。しかも三鷹駅で長時間止まっていた。日曜の立川には行こう行こうと思いながら、これが初めてであった。狭くて静かなミーティング、場所柄、施設の仲間が多い。六時スタートなので七時半には終わって帰途につく。すごく早いなあと感心しきりだったが、池袋についたのはもう九時ごろで、結局ふだんの帰りと同じ時間になっていた。
月曜(敬老の日)は、二子玉川でバーベキューミーティング。若者主催だが、城南や中央の仲間がたくさん来ていて、ふつうのフェローシップであった。初めて多摩川の河原でみんなでフェローシップに行ったことを思い出す。1994年だっただろうか。あれはぼくにとっては事実上「仲間と一緒にやっていく」スタートだったと思う。
今度の土日もいろいろ予定が入っているが、自分がその気になって求めさえすれば、仲間はいつも待っていてくれるというのがありがたいことである。