福岡二泊。うち、一日は表題の会場に、そしてもう一日は実家の小倉に。
状況をいろいろと知ることになるこの三日間であった。もし行かなかったら知ることができなかったと思うと、恐ろしいのう。どのポイントもここには書けぬことばかり。
フォーラム全体会議では、ほとんど聞くことに徹していた感じ。先々週はホストだったので、今回はお客。ああでも来年からは一転して主催者。立場の変化も目まぐるしい脳。
今日で東武東上線のPASMO定期券の期限が終了する。一ヶ月間上板橋と池袋の間をフリーパスで使えた。三日くらいは、バスや地下鉄だけで移動し、使わない日もあった。でもまずまずモトは取れたと思う。
感想。ときわ台駅にエスカレーターがないのは致命傷である。南口だけはエレベーターがあるのだが、後楽園や西新宿五丁目などの深度の深い駅でないと、ベビーカーや身障者の利用を優先して、われわれが使うには気が引ける。
あと、朝ラッシュが各停でもけっこう混んでいる。階段下で飛び乗ってしまうと、山手線並みの混み具合だ。一日の仕事に費やすべきエネルギーの三割近くを、もうここで消耗してしまう気がする。
池袋に出られるのは利用価値が高いが、他の途中駅にはあまりポイントがない。大山の巨大デフレ商店街が使えるのがメリットだろうか。そのくらいだったかなという気がする。
これからまた副都心線による通勤に戻ってみるが、10月に入ったので東武の半年定期を買っていた人たちが、副都心線定期に買い換えて少しずつ混雑が始まっているかもしれない。それでも東武よりはまだマシだろうか。明日からまた通勤である。
中川前大臣が急死したらしい。ネットでニュースが流れている。ワイドショーは吐き気がするので見ないが、たぶんこの話題で持ちきりだろう。
自分は信条は左であるが、自民党の関係者でこの人は信頼できると考えている人は、中曽根康弘、小泉純一郎、舛添要一など多くいる。功罪が多いのも事実であるが、この中川氏も自分は信頼していた。中川氏は対北朝鮮政策において実に現実的で、実行力のある政治家であったと思う。
しかしながら酒酔い会見で叩かれ、総選挙で敗北し、ここ何年かはバッシングに完敗していた。悲惨な末路である。気の毒だ。生きていれば再生の可能性もあったと思う。理性の橋をかけ直して、経済の専門家として活躍して欲しかった。もったいないことだ。
授業が始まって一週間経ち、本郷キャンパスでの理学部や他学部の第一回目の授業が一巡した。きょうは三年後期の必修である「地球惑星環境学実習」の研究分野の決定もあった。いろいろ野外調査をしてきたが、結局地形・地質のベーシックな分野を選択することに決定。富士山の実習から間があまりないせいか、富士山の火山灰や丹沢の褶曲を選ぶ人たちが続出し、そちらは見送ることとなった。
他学部の履修科目もきょう事務局に申請。来週からは駒場の授業もスタートする。駒場に立ち寄り、履修時間割をもらってきた。前期課程の授業も魅力的なのが多いが、前期の一般教養は専門課程からは単位履修できないので、先日述べたように、専門課程の四学期二年次後期科目の持ち出し科目を履修することになる。後期は大学の醍醐味を味わうことになるだろう。