平成23年度は工学部の研究生として一年間を気ままに過ごした。学士入学試験や大学院入試、TOEIC、TOEFL、英検や数検、漢検などの対策がおもな勉強だった。研究生になる前の2011年1月~3月も含めると、学士入学は6回受験、大学院は3回受験した。英検は3つの級を受け、TOEICは5回、TOEFL-ITPは本番と模擬試験含めて3回。あと大学の講義は研究生なので単位は取れないが、本郷の工学部専門科目、駒場の数学などの授業への出席。そして英語のスペシャルレッスン。どれも貴重な学習訓練だったと思う。
東京大学の学部研究生の授業料は月額28,900円。一日平均1000円なので、高くはないが決して安いわけではない。正規学生の授業料の約60%に当たる。しかし図書館で本は借りられるし、生協の組合員にもなれるし、自転車やバイクの入構許可もおりるし、遜色ない身分だったと思う。卒論や修論を書いている学生の皆さんや清華大学からの留学生と一緒に研究室会にも参加できた。現在の技術研究を知ることのできる貴重な一年間だった。
今年に入ってからの入学試験は順調で、いくつか受験してすべて合格した。そして表題のとおり、東京大学理学部への学士入学を選択することにした。学科は地球惑星環境学科でこの四月に学部三年次からの編入となる。正規の東京大学の3年生である。
ずっと昔の1990年に工学部原子力工学科を卒業して以来、さまざまな紆余曲折があったが、しらふの18年を経て、この46歳で東京大学にもう一度入学して学問の扉を開くことができる。この一年間工学部の研究生として関村先生に受け入れていただき、落ち着いた環境でじっくりと勉強ができたことは本当に感謝している。助走期間としての一年を振り返ると、駒場の教養課程の内容を総ざらいして、もっと言えば高校カリキュラムを思い出し、苦手だった語学の英語・ドイツ語のレベルも引き上げる一年間だったと言えよう。
四月から二十代前半の若い学生の皆さんと頭を並べて、歴史ある東京大学理学部で地質や地球の勉強ができる。理科一類や理科二類から進んできた皆さん、ぼくも昭和の時代の理科一類出身だ。ともに研鑽して、学びの喜びを味わっていこう。
英検の2級について、二次試験も合格した。これで高校卒業レベルの英語力が認定されたということである。二次の英語面接は、今回は慣れていたせいか余裕であった。成果が出る試験、出ない試験いろいろある。次の準1級はハードルがかなり上がるが、いつかまたチャレンジしてみよう。
一月に受験したTOEIC公開テストのスコアがわかったが、なんと50点もスコアダウン。結構調子よく勉強が進んでいただけに、この結果は大変残念である。リスニングもリーディングも同じように後退していた。伸びるばかりではなくスランプもあるというのは本当だったようだ。アルクの650点マラソンが終盤に差し掛かっているだけに、ここでのスコアダウンはモチベーションの維持にも影響がある。やはりここで気を緩めずに努力を続けるようにという、神様からの提示なのかもしれない。
この2011年度の冬学期は日米会話学院などの英会話学校が東大に出前講座をしてくれるスペシャルイングリッシュレッスンを半年間受講した。担当の先生と受講者どうしで一度食事にでも行こうという話になり、本日待ち合わせをして夕食会。夕食会は久しぶりにオール英語である。授業はもちろんオール英語であったが、授業終了後の発表会以来の再会となった。
溜池山王と赤坂のあいだくらいにあるカレー屋さんで歓談である。雪のちらつく寒い中をすこし駅から歩いてほどなく到着。担当講師だったジョンストン先生と、受講者三名。他の受講者の学生さんは文学部と農学部の学部学生さんである。あたたかいカレーとバターたっぷりのナン、ガーリック味のナン、そしてライス。先生はアルコールを楽しんでいたが、自分は当然ながら辞退。いろいろな話をして九時少し前に解散。英語ばかりでもきちんとコミュニケーションはできるものだ。もちろんネイティブのかたが配慮してくれてゆっくりしゃべってくれたり、こちらの話を忍耐強く聞いてくれるからなのだが。
どこかでまた出会うことになるかもしれない。つながりを大切にしたい。
今日は変わってローカルサービス集会。まる二年間、副議長・議長と千鳥でやらせてもらった。次期副議長選挙が終わり、退任挨拶。あっという間の二年間だったと思う。いろんなことがあったが登録数も増えたし、一定の成果があったと自己評価している。仲間の支えがあってこそというのは言うまでもない。
ぼくが全国評議会デビューしたのは2002年の第七回だったが、そのころは深川のB&Gホテルでやっていた。それが川崎に変わって約十年。来年から千葉らしいので、最後の川崎開催である。まるまる一日オブザーバーで参加。いつ来てもこの全国大会は楽しい。
自分としては、この冬予定していた新年度入学試験の日程は、本日ですべて終了した。昨年初頭から2011年いっぱいまでは、研究生の入学許可以外は入試はすべて不合格だったので、この冬はなんとしても巻き返したい。何が何でも東京大学の正規学生になるという強い意志で臨む。結果が出ているものも実はあるが、来月にはこの場で確定情報を発表したいと考えている。
入学試験が終わったので、ようやく好き勝手な科目を勉強できる。純粋に興味だけで勉強できる幸せを味わえるこれからの二ヶ月である。
先日の英語検定一次試験のダブル受験は、予想通り準1級は不合格、2級は合格であった。感触と自己採点通りだったと言える。2級の二次試験は2/19(日)だ。英語だけの面接口答試験。準2級に続き、また高校生に混じって受けてくる。
● つくし野のおざきです [ばんざーーーいッッ!! おめでとうございます。。めでたし、めでたし。。]