雨が降り、すこし涼しくなった。梅雨どきや台風の時期に戻ったような感じである。八月の末には山形に行こうと思っている。未踏の県がまだまだある。佐渡へ渡ろうという話も別個にある。なかなかそっとしておいてはくれないので楽しい限りである。避暑地といわれる霧が峰とか軽井沢とか、涼んできたい気もしている。でも用事のないところに行くのもどうだろう。それよりやはり手元にある仕事を進めないと、話はそれからだ。
ようやくまた一山越え、二山越え、落ち着くことができる。自分にしかできなさそうなものを与えられると、やはり張り切ってしまうね。生きている役割があるという感じがする。もちろん思うようにいかないことのほうが世の中にはたくさんあるのだが、その苦難も神の万能を証明するための計画と思えば、これもまた楽し。書けないようなことも多いのだが、最近はいろんなことが必然的に起きているという感じがしている。ずっと前から決まっていたのかもしれない、と。だからぼくたちはいちいちそんなことくらいで反応したりせず、大きなもののたなごころの上で、風の気持ち良さに感じ入っていればいい。
そしてまた明日も何かの役に立てるだろう。
東京では35度を越える日が一週間くらい続いている。洗濯物がほんの一時間くらいで乾く。外を出歩く気力もなくなる。バイクは焼け付き、自転車もこぐ気にならない。こういうときこそ部屋の中で仕事や読書かもしれない。ちょうど良いことに放送大学の前期試験が迫る。書評の依頼もあって、課題図書を読むことも進めている。
アメリカテキサスではどこもかしこもエアコンが強すぎて、まるで冷蔵庫の中の日々だったが、日本の都市内では弱冷房文化が育っていて、ちょうど良いくらいに調整されていると思う。都庁の中などはもっと緩めで、生ぬるいくらいの冷房である。昭和40,50年代はどこもエアコンなどなかったのだから、それに比べたら環境が変わったのだと思う。
仕事の後で時間が余ったので早稲田松竹で「オーシャン」を見る。フランス映画である。海の中の神秘。そして生命の連鎖。環境問題を提起したいという意図が、後半強く伝わってくる。野生の王国という番組が昔あったが、あれの海洋版という感じか。魚の大群の映像など、制作にかなりのスケールの時間と労力が費やされている印象である。ナレーションは宮沢りえが吹き替えをしていた。
自然を破壊する人間の浅はかさを考えさせられる。一体何が環境問題の本質なのだろうか。単純化したセンチメンタリズムでとらえるのは問題が違うように思う。絶滅する動植物が増えているのは確からしい。増えているのは人間だけだろうか。人間が地球を征服して一体何が悪いのか…という話にもなりかねない。
久々に不合格である。ドイツ語検定三級の不合格通知がきた。今回は約六割の得点が必要なところ、五割程度しか取れなかったようだ。とくにリスニングが厳しかったようである。放送大学でのドイツ語試験は結構楽々だったのだが、公式の検定はシビアなのだと言えよう。
英検は三級以上は一次試験と二次試験を別の日程で設定しているようなので、そもそも受験自体ができない。土日がサービス活動などで埋まっていると当然そうなる。英語は当面TOEICやTOEFLを目標にし、英会話でも始めようかなと思っている。
まだ正式な発表は出ていないのかもしれないが、夏物をすべて用意し梅雨明けに備える。空は青空、風は南風。太平洋が呼んでいる。
アメリカ出国前以来かけていないバイクのエンジンがかかるかどうか不安だ。ツーリングに良い季節である。
少し自由になるまでの間は代々木公園あたりで、心は夏の準備か。
今年度の放送授業が最終週に入った。全部で15回の放送授業を視聴し、試験を受けるシステムである。地道な積み上げが必要な作業だ。
今年の後期は少し科目を減らし、他教育機関などで語学(とくに会話)に力を入れようかなと思っている。面接授業も青森くらいであまり取らなかった。というか、土日全部つぶす覚悟がないとスクーリングはできないのだ。その意味で、昨年や一昨年は、奇跡的とも言えるスケジュールマネイジングだったと言えよう。
アメリカ往復の長い長いコンチネンタル航空渡航中に見た映画。飲んだくれの弟ときちんとした姉。そしてその周りの人間関係を描いている。周りに迷惑をかけ何一つ成し遂げられず、最後にはグループホームで助けられ、病気で死んで行く弟の姿は、ひょっとしたらわれわれの末路だったのかもしれない。このブログのタイトルにもしている「奇跡」が起きなければ、末路は悲惨だったということだ。今は自分のことがよくわかる。しかし、あのらせん階段を下りていたころにはそれがわからなかったのだ。
その弟の役を笑福亭鶴瓶が好演している。姪の結婚式を酔っ払ってめちゃめちゃにしたり、借金をして汚い字で借用書を書いていたり、毒舌吐きながら姉のもとを去って行く姿など、思い当たることが多い。
姉の役は吉永小百合。気丈なこの役は彼女にしか演じられないかもしれないという感じがした。姪は蒼井優。黒髪がかわいい。蒼井優の視線でこの物語が構成されていく。エリートの夫との離婚。そして大工との再婚。心のつながりというものを考えさせられる。
国際線の中でのフィルムだったからか、映像にはずっと英語で字幕が流れていた。鶴瓶の大阪弁が軽快に英訳されているのがよかった。
仲間には是非見て欲しい作品である。
無事帰国しました。時差もあり30時間くらい連続覚醒しています。寝ないとね。洗濯してから。日本では途中雨も降っていたせいか、朝顔が枯れずにすんでいたようです。
明日から一週間、アメリカへ行く。昨年の台湾に続き二回目の海外旅行である。7/6(火)まで電話もメールも通じませんのでお許しを。生きて帰ってくれば、また新しい人生が始まるものと思います。
● 吉田 [不合格。リスニングは聴いた事を言葉にする事は日本語でもわたくしヒーヒーものです。 大学と公式の検定のシビア具合が次..]