今月の請求額は797円である。こうなってくると15アンペア基本料金の409円50銭というのがとてつもなく巨額に見えてくるから不思議だ。10アンペアに変えても行けるんじゃないか、とか思ってくる。でも夏のエアコンの時期、冬の寒い時期にはアンペアは必要なんだよね。
アメリカ往復の長い長いコンチネンタル航空渡航中に見た映画。飲んだくれの弟ときちんとした姉。そしてその周りの人間関係を描いている。周りに迷惑をかけ何一つ成し遂げられず、最後にはグループホームで助けられ、病気で死んで行く弟の姿は、ひょっとしたらわれわれの末路だったのかもしれない。このブログのタイトルにもしている「奇跡」が起きなければ、末路は悲惨だったということだ。今は自分のことがよくわかる。しかし、あのらせん階段を下りていたころにはそれがわからなかったのだ。
その弟の役を笑福亭鶴瓶が好演している。姪の結婚式を酔っ払ってめちゃめちゃにしたり、借金をして汚い字で借用書を書いていたり、毒舌吐きながら姉のもとを去って行く姿など、思い当たることが多い。
姉の役は吉永小百合。気丈なこの役は彼女にしか演じられないかもしれないという感じがした。姪は蒼井優。黒髪がかわいい。蒼井優の視線でこの物語が構成されていく。エリートの夫との離婚。そして大工との再婚。心のつながりというものを考えさせられる。
国際線の中でのフィルムだったからか、映像にはずっと英語で字幕が流れていた。鶴瓶の大阪弁が軽快に英訳されているのがよかった。
仲間には是非見て欲しい作品である。
今月は英語強化月間である。先述の大学院受験に英語が必須なのである。六月末のTOEIC公開テスト受験に続き、TOEFL ITPも受験した。公開テストのTOEICは有名なので説明は不要であろう。三年ばかり前に渋谷の大学生協で受験したときのスコアは悲惨な300点台だったが、海外旅行、英会話、英語の授業、毎日のラジオ講座など、かなり英語に近づく努力をしてきたので、いくらかのスコア改善は見られると思う。もうすぐ結果が来る予定だ。
TOEFLは海外留学のときに、英語を母国語としない人が語学レベルを判定されるための客観テストである。国内の難関大学院入試にも流用されている。東京大学の大学院入試はこのTOEFLの団体受験版であるITPを受ける。iBTに比べるとやや時間も短いし、スピーキングテストがないだけ気が楽だが、やはりTOEICに比べるとレベルが高い。駒場の900番教室(駒場の講堂と呼ばれる大教室)で、東大生限定での模擬試験が行われたので受験したのだ。
春に受けたiBTはこれまた悲惨だったが、今回も完敗という感じである。レベルが高すぎるのである。最初のリスニングからしてもう負けっぱなしな感じ。打ちのめされ続ける二時間半である。打たれに打たれ、ボディーブロー。終わってなんとも言いようのない虚脱感。リスニングも機関銃のように打たれている感じだが、リーディング問題も一問一分くらいで即答していかないと、どう考えても時間が足りない。ネイティブにはなんてことのない問題なのだろうと思う。
語学学習のプレッシャーが高まる中、試験が迫り、旅行も迫り、やはり世界の共通言語は英語だと実感する今日この頃。