スーツの上にさらに上着(コート)を着ていった。秋が終わって冬が来た感じだ。それでもまだ例年よりは暖かいと思う。連休が明けてまた授業の日々である。
株から足を洗い、外貨FXで細々とスワップ稼いでいくつもりが、けっこう差益が出たりしている。株の上下で懲りたので、けっして高値では買わず、安値のさらに下まで待って買う。売るときも、水面に上がったからといって手放さず、日足グラフをよく見て、頭と尻尾をくれてやるつもりで折り返し地点まで売らない。するとなんだか、順調に儲かっているよ。
ムリなポジションも持たないし、買いも待てるし売りも待てる。株みたいに9:00〜11:00、12:30〜15:00っていうストレスフルな時間制限もなく、深夜帰ってからでもじっくり行ける。あせらないのが一番だね。そして欲を出さないで、スワップ狙いと割り切っておくのだ。
秋は集いが続く。都内で別のセミナーも行われているということであったが、それでも100人を超える盛況であった。よく話が耳に入ってきた。「自分の側」が、よい受け入れ態勢だったのかもしれない。逆にぜんぜん入ってこない日もある。
グループの仲間が司会をしたので、そのフォローで一日が終えられた感じだった。また来年につなげられることだろう。
記念ミーティングというか、一般には「感謝の集い」である。年末ではないが、一足先に、一年を振り返る。たくさんの仲間と出会えた。じわりじわりと効果がもらえる。
忙しい時間と、無為の時間と、かなり差が大きい。一日のうちでも仕事のあるなしにかかわらず、最近は午前中から昼過ぎにかけて、ゆったりしていることが多い。そして五時くらいから一挙にスケジュールが詰まってくる。会議三連とか、会議バッティングとかがよく起こる。組合活動やボランティア関連が自分の生活の中心なので致し方ないのかもしれないが。
どちらかといえば、午前中にいろいろと面倒なことを済ませてしまいたい気もするが、人の都合とあわせて動かなくてはならないので、そうもいかないね。賃金の発生しない仕事というのは、自分の血と肉を作っていくという感じもする。
先日ここに連絡切符を回収された無念の文章を書きなぐったわけだが、ハイヤーパワーはそんな自分の心情に配慮してくれてか、贈り物をくださった。贈り物……なんて大げさかもしれないが、池袋のメトロポリタン口のところで、ふと足元を見ると、大量の未使用メトロ回数券が散らばっているではないか。
ささっと拾い集めると、いずれも160円件片でどれも未使用、計五枚である(5枚で大量?)。拾得して届け出ないことは遺失物横領のかどで引っ張られるかもしれないが、こないだの一件で涙を飲んでいることもあり、ゆるしてくれる?
仲間がグループを抜けるということで、有志による送別会を行った。といってもみんなで焼肉を食べに行ったというだけである。狭い卓上にたれやお茶の器が並べられ、ひたすら肉を焼く。昔高円寺の牛角とかで仲間と一緒に行ったことを思い出す。帰りつくのが最近では珍しく23:00を回っていた。金曜の夜で電車も混んでたね。これからグループもまた新しいエポックに入るのか。
きのう高田馬場から高円寺へ向う途中、中野に降りる用事があったため、メトロ160円とJR130円の連絡切符で20円割引となる券面表示「中野→阿佐ヶ谷」の切符を270円で買った。中野で降りようと自動改札に入れたところ、切符は吸い込まれ、戻ってこない。何かの間違いかと思って駅員に抗議したのだが「連絡切符も下車すると前途無効です」の一点張りである。大変悔しい思いをした。損失金額はたったの(前途130円-割引額20円=)110円であり、株で損した額に比べたら実に二万分の一以下なのだが、金額の多少が問題なのではない。「出られると思ったのに出られなかった」のが問題なのだ。いや正確に言うと、改札は出られたので「出たときに切符を強制回収されて、運転会社が違うのにもかかわらず前途を無効にされた」のである。ふつう、連絡駅では出場できる…というか、会社が違う場合、出場乗り換えが普通なのだが、直通運転の連絡の場合、どのケースでも改札は自由に出られないのだろうか。
頑固に規則を崩さない駅員に対し、最終的に切れるカードとしたら「じゃあ出場するのをやめるから、改札機の中から切符だして返してくれ」という手段が残されていたのだが、改札外のケーキ屋で仲間と待ち合わせをしていてそれがもう十五分後に迫っていたし、高田馬場に戻って切符の払い戻しも不可能だから、やむなく今回は規則をのむことにした。110円を高い授業料と思うか、安い授業料と思うか。すくなくともぼくはこの一件をずっと忘れないであろう。
雑事を進める。学校のホームページを自宅で更新。ボランティア関係の議事録を確認。仲間から借りたDVD「ドランカー」を見る。あっという間に午前中の時間が過ぎていく。ドランカーは、ビル・ウィルソンの話だね。彼が病院やミーティング会場でニューカマーに話しかけている場面を見ていると、不覚にも涙腺が……。「一緒にやり直そう」。これはやっぱし、体験者のみ知る感情かもしれない。