秋の六大学野球も後半に差し掛かる。土日が雨で順延されたおかげで月曜日の祝日に観戦できる幸運だった。午前の法政ー明治戦も見るため、応援席ではなく一般の内野席に座る。横の応援席の激しい応援が客観的に見られて良かったかもしれない。応援席の中にいるととにかくなんだかわからない中で大声を張り上げて騒いでいるだけなのだが、横から見ているとすごく一体性が感じられる。
当然のことながら東大は負けるが、結構チャンスもあった。満塁になるとすごい盛り上がりである。しかしここ一番で、一打が出ない。
この秋は、慶応戦、明治戦、早稲田戦、立教戦と一試合ずつ見ることができた。あとは23,24日の法政戦のみだが、あいにく二日とも用事が入っている。どちらか雨で流れればまた月曜に見られるのだが…。あるいは土日に一勝一敗なら月曜に勝ち点決定戦が行なわれるので、法政に一勝すれば、とか。まあ滅多にないが。でも今年は10/2に東大は早稲田に勝っているのである。
こんなに神宮に行った年は初めてである。秋が終わるとまたさびしくなるが。
「鉄道の日きっぷ」を利用して飛騨高山と下呂温泉に一泊。青春18きっぷの秋休み版(ただし三日間)である。ゆきは甲府から身延線を完乗して富士へ突破。富士からは東海道本線で、興津、浜松、豊橋と乗り継ぎ、新快速で岐阜まで来て、夜の高山本線を登って行く。美濃太田よりワイドビューひだ(特急列車)に乗り継いだ。夕食時間に間に合わなくなるからだった。下呂駅からホテルまでは坂道なのでタクシー利用。
帰りの日は下呂から高山。あいにくの雨の高山の町であったが、川沿いまで出て散策。まさに小京都である。大分県の日田によく似ている雰囲気だった。
高山から高山本線を乗り継ぎ富山まで出る。富山から糸魚川までと、青海川から新潟の間は乗ったことがあるが、糸魚川から直江津のあいだは初めての乗車だった。親不知などあのあたりはやはり日本海の景観がすばらしい。いつか青森から山口まで、日本海側だけをずっと列車に乗って走ってみたいものである。
直江津から長野までは普通列車の「妙高」に乗る。特急車両を普通電車に使っている貴重な路線だ。不安になるので特急券なしで本当に乗れるのかどうか直江津の駅員に確かめたが、やはり大丈夫なようだ。妙高高原に入っていくと、ほんとうに山と川と線路しかない。こういう山々の風景がまだ日本の中にもたくさんあるのが驚きである。もちろん高山本線の奥のほうもそうだった。
長野から松本、塩尻を経て、中央線を使って都内に戻る。長い長い各駅停車の旅であった。
中学・高校では衣替えの季節。自分の出身高校は、衣替えが夏と冬の二期だけではなく、春や秋の「合い服」があった。長袖の上着の色が冬は黒、春秋は灰色と変わるのだった。
ぼちぼち段ボール箱から冬物を出して衣装ケースの中身を入れ替える。連日の気温低下である。真夏日が九月まで続いていたのでこの落差は大きい。
服装だけでなく、学校や放送のクールも入れ替わる。放送大学の後期放送が始まる。今期は環境法とバイオの授業を選択した。農業を目指すか。NHK教育の語学講座も全部最初から放送される。この機に始める人は多いらしい。ラジオ講座のドイツ語が一気にレベルが下がるが、復習と思って基礎固めをしよう。
でもまだ朝顔が次々に咲いている。猛暑時には力無い感じがしたが最近は元気な花。秋くらいが動植物ともに元気に過ごせるのかもしれない。
先週よりようやく開始。渡米以来すでに三ヶ月近くが経過し、すこしモチベーションも下がってきたが、やることに意味がある。二時間近く小人数クラスで、英語で会話。ネイティブが一人入っていて指導を受ける。これも新しい人生の一環だと思う。あまり余計なことを考えないで、とにかく続けていこう。
イベントに参加。小学生か中学生の頃、母と一緒に日帰りで平和公園に行った記憶がある。今回は仲間と同行。グラバー邸、出島、オランダ坂、唐人屋敷跡、思案橋、丸山花月(玄関まで)、中華街(江山楼)、街なか龍馬館、平和公園などに観光巡回。坂の多い街であった。城山教会にも前日に行く。路面電車乗りまくり。となりの電停まですぐである。実家のある北九州にも昭和60年ごろまでは路面電車が網羅されていたが、みな廃止されてしまった。長崎は残っている。ちょっとうれしい。
JOY SOUNDのカラオケで「長崎は今日も雨だった」で出てくるイメージビデオのロケ地どおりである。……発祥の地、という説明が多かった。日本の西の玄関口だからね。あと坂本龍馬の由緒が多数。またいつかゆっくり立ち寄りたいところである。
バイクで都内を走っていると、やけに白バイやパトカーが多い。危険を察知してノロノロ運転に徹する。甲州街道で案の定、サイレンが鳴った。誰か違反の取り締まりに引っかかったようだ。職安通りでもパトカー。中野通りで白バイ。バックミラーばかり見て運転。前見てないのでかえって危ないかも。
帰宅してからネットで調べたら、やはり本日から全国交通安全運動が始まっているようだ。察知したとおりである。30日までは電車で移動したほうが良いかもね。
行政の地域割りでは北陸になったり、電力会社では東北扱いだったり、何かと議論のあるところだが、関東甲信越の「越」にあたる新潟県なので、関東というのが自然な分類だと思う。
この連休を利用してイベントに参加した。湯沢や六日町は都内からは近いほうである。高速バス利用で順調に行けば池袋から三時間だが、若干の渋滞があり片道四時間近くかかった。群馬までがとにかく時間がかかる。新潟が遠いというより前橋までが遠いのであろう。前橋から水上を過ぎて関越トンネルを越えると、もうあっという間である。しかし六日町から新潟まではさらに二時間以上かかるようである。新潟市内や佐渡からも仲間が来ていた。
関東の地域集会や地域委員会を一度高崎や長岡でやると、新潟のメンバーがふだんいかに遠路をはるばるやってきているかがみんな実感としてわかると思うのだがどうだろうか。しかし「遠いからイヤ」の一言で却下されるのだろう。そういうことをよくよく考えた今回のツアーだった。
先週神宮に行って楽しく過ごせたので、今週も朝から出かける。対明治大学戦。なんと今日は得点が入った! もうそれだけで肩を組んで狂乱状態の応援席である。しかも二点目も入る。またまた狂乱である。楽しい。でも負けるのだ。残念ながら2-5であった。しかし2アウト満塁になる場面もあり、ひょっとしたら「勝つ」なんてこともあり得るのか?という場面も。まあ夢はまた別の機会にとっておきましょう。
同名のラジオ番組を平日毎日、午前6:45より聞いている。この九月でひと回り(ワンクール)が終了。第90何回とかのラスト近く近づいている。両親の事情で東西ドイツに引き裂かれた双子の姉妹の再会が題材になっている。感動的な場面もある。だがドイツ語なので難しい。でもがんばってついていきたい。11月にはまたドイツ語検定がある。三級に再チャレンジするか現在思案中。
10月になると番組講義は元に戻って初級から。レベルを落としてまた謙虚に学んでみたい気もする。
大学ネタが最近多いかもしれない。東大農学部の植物医科学研究室のシンポジウムに参加。低炭素社会の実現や植物の病害などの診断に関する話題が出る。近頃のぼくの関心が環境問題などに向かっているから、絶好のチャンスだったといえる。感情に流されない環境問題。古い家電を涙を飲んで捨てて低エネルギー社会を実現しようという小宮山前総長の掛け声で、ぼくも白熱球からLED電球へ転換した。次はエアコンの買い換えだろうなあ。エネルギー効率の悪い古い家電がまだ使えると思うともったいない。その考え方が低エネルギー政策を阻害していると知り、美徳の転換を図らなければならないと知るのである。
農薬を環境破壊のようにとらえる風潮があるが、無農薬こそ大量の食糧損失を招いているとデータで知らされる。データ、データ、データの説得。「無農薬は良い」ということこそ幻想だったのかもしれないと思う。何が正義かということをよくよく考えさせられるシンポジウムでもあった。