20年以上の人たちのスピーカー。今年で三回目のようだが、毎回、話すメンバーのダブりがないのが驚きである。しかしたいていどこかで拝見したことのあるメンバーが多い。
終わって一旦帰宅。少し涼んでから、ふたたび家を出て、世田谷へ。先週と同じメンツで、同じ店で食事。きょうはなぜかお店に女子高生があふれていた。
昼過ぎに少し雨が降ったせいか、ここ数日のような真夏の感じではなかったのが、せめてもの恵みであった。
この十日間ほど、なんか死ぬほど忙しかったよ。ここに何か書こうということすら忘れていた。いちおうなんとかそれなりの決断とケリは着いたのだが、またこれから数日はいろいろと巻き起こりそうな予感。
でも今は自分は一人ではないという感覚がある。敵もいれば味方もいる。誠実に進めていれば、味方のほうが多いはず。そう信じてやっていきたい。
きょうはスポンシーとともに渋谷のグループへ行った。なんとここでもNZ方式導入である。誰も前に出ないので、司会者がいきなりぼくを指名してきた。うーん、とかいいながら、結局15分くらいベラベラとしゃべりまくってしまった。ストレスフルなことの過ぎ去ったあとというのは饒舌になるね。
ホンダCBX125カスタムのエンジンオイル交換を自分で初めて行なった。前回は面倒だったのでホンダドリームに頼んでしまったのだ。店に頼むと工賃も持って行かれるし、安くてよいオイルを探してくる選択の余地もない。純正品なので保証はあるが、やはりバイク乗りとしては自分でメンテナンスはしたいところだ。
前回の交換から約2000km走っている。このバイクにはオイル窓はないが、オイルチェックの楊枝みたいな点検ツールがねじ込まれている。まだ真っ黒というわけでもないのだが、茶色くなってきている。交換どきだ。
オイルはホームセンター「ビバ前野町店」で購入しておいた。1リットルで980円。4スト用の普及品である。昔原付に乗っていたときは2ストのものを補給していた記憶があるが、原付の場合古いオイルを捨てないまま、どんどん新しいオイルをつぎ込んでいた。あれでよかったのだろうか。たぶん仕組みが違うのだろう。
オイル抜きねじがエンジンの真下にある。かたい。固く締めていないとオイルが漏れるからである。15cmくらいのスパナではびくともしない。それでこれも少し長めのメガネレンチを買ってきておいた。17口径の標準的な奴。ねじが見えない下側にあるので、開けるとき感覚的に逆に回しているような気がする。でもすぐに開いた。どろどろとオイルが出てくる。あらかじめ用意していた廃オイル受けでオイルを受ける。新聞紙を短冊状に切り裂いたものをレジ袋につめ、さらにそれをアマゾンの段ボール箱(ちょうどいい大きさ)に入れたもの。数分で出しきった感じ。再度ねじをしめ、チェック穴から新しいオイルを注ぎ込む。すごく簡単だ。汚れるし面倒だけどね。工賃の時給分くらいは稼げたかもしれない。
大学ネタが最近多いかもしれない。東大農学部の植物医科学研究室のシンポジウムに参加。低炭素社会の実現や植物の病害などの診断に関する話題が出る。近頃のぼくの関心が環境問題などに向かっているから、絶好のチャンスだったといえる。感情に流されない環境問題。古い家電を涙を飲んで捨てて低エネルギー社会を実現しようという小宮山前総長の掛け声で、ぼくも白熱球からLED電球へ転換した。次はエアコンの買い換えだろうなあ。エネルギー効率の悪い古い家電がまだ使えると思うともったいない。その考え方が低エネルギー政策を阻害していると知り、美徳の転換を図らなければならないと知るのである。
農薬を環境破壊のようにとらえる風潮があるが、無農薬こそ大量の食糧損失を招いているとデータで知らされる。データ、データ、データの説得。「無農薬は良い」ということこそ幻想だったのかもしれないと思う。何が正義かということをよくよく考えさせられるシンポジウムでもあった。
試験も発表も終わり少し間があるので、仕事を退職した自分の今年の税務を試算してみた。来年早々確定申告することになるが、どのような結果になるか。
収入面。いま生活の原資になっている雇用保険の失業者給付は非課税である。セーフティーネットはありがたい。三月までの給与収入は、支払いベースでも100万円に届かない。あと若干の不動産収入。これは年末までの収入額がほぼ確定しているが、正規の簿記で青色申告すると10万円が控除されるし、税金や管理費が結構かかっているので経費計上して所得は微々たるものとなる。退職金は800万円までは非課税である。これもありがたい。共済への個人年金の積み立てが打ち切られたので一時金が入ったが、投入した原資との差額が50万円に満たないのでこれも非課税。生命保険の一時払いも原資がそれを超えていて非課税。税制はぼくの味方ばかりしてくれているようである。失業者に優しい国だ。収入はけっこうあったが税法上の「所得」となると50万円にも満たないことがわかった。
控除の側はみなさんもご存知かと思うが、国民全員に基礎控除38万円がゆるされている。もうこれだけでぼくの所得の大半は控除されているが、国民健康保険料、国民年金保険料、生命保険料など積んでいくとあっという間に所得額はすべて控除される。所得から控除額が差し引かれてゼロになると、無税となるのだ。うれしいやらさびしいやら。今年の所得税はぼくはゼロとなる見通しである。在職中に源泉徴収された三か月分の二万円強が、まるまる還付されることだろう。あと来年度の住民税は所得割はゼロになるので、均等割の数千円だけとなる。今年の住民税がまだまだ重いが、来年は身軽になりそうである。
東京大学の体験活動の一環で、大学院理学系研究科附属の木曽観測所に行った。木曽福島の駅から大学の先生や職員に送迎してもらう。なんと山深い奥地であろう。星空の観測のため、光が入ってこない山奥に大型の天文観測装置が設置してあるのだ。
アウトリーチ用の画像処理とパノラマ写真の撮影などを体験。肉眼でも見える満天の星空。すごくきれいだ。流れ星も見える。天の川もはっきりとわかる。ミルキーウェイである。
天文学者の准教授に直接指導していただき、大学院修士課程在籍のティーチングアシスタントから助けていただく。楽しい夏の課外実習、あっという間の二日間であった。