試験も発表も終わり少し間があるので、仕事を退職した自分の今年の税務を試算してみた。来年早々確定申告することになるが、どのような結果になるか。
収入面。いま生活の原資になっている雇用保険の失業者給付は非課税である。セーフティーネットはありがたい。三月までの給与収入は、支払いベースでも100万円に届かない。あと若干の不動産収入。これは年末までの収入額がほぼ確定しているが、正規の簿記で青色申告すると10万円が控除されるし、税金や管理費が結構かかっているので経費計上して所得は微々たるものとなる。退職金は800万円までは非課税である。これもありがたい。共済への個人年金の積み立てが打ち切られたので一時金が入ったが、投入した原資との差額が50万円に満たないのでこれも非課税。生命保険の一時払いも原資がそれを超えていて非課税。税制はぼくの味方ばかりしてくれているようである。失業者に優しい国だ。収入はけっこうあったが税法上の「所得」となると50万円にも満たないことがわかった。
控除の側はみなさんもご存知かと思うが、国民全員に基礎控除38万円がゆるされている。もうこれだけでぼくの所得の大半は控除されているが、国民健康保険料、国民年金保険料、生命保険料など積んでいくとあっという間に所得額はすべて控除される。所得から控除額が差し引かれてゼロになると、無税となるのだ。うれしいやらさびしいやら。今年の所得税はぼくはゼロとなる見通しである。在職中に源泉徴収された三か月分の二万円強が、まるまる還付されることだろう。あと来年度の住民税は所得割はゼロになるので、均等割の数千円だけとなる。今年の住民税がまだまだ重いが、来年は身軽になりそうである。