大学ネタが最近多いかもしれない。東大農学部の植物医科学研究室のシンポジウムに参加。低炭素社会の実現や植物の病害などの診断に関する話題が出る。近頃のぼくの関心が環境問題などに向かっているから、絶好のチャンスだったといえる。感情に流されない環境問題。古い家電を涙を飲んで捨てて低エネルギー社会を実現しようという小宮山前総長の掛け声で、ぼくも白熱球からLED電球へ転換した。次はエアコンの買い換えだろうなあ。エネルギー効率の悪い古い家電がまだ使えると思うともったいない。その考え方が低エネルギー政策を阻害していると知り、美徳の転換を図らなければならないと知るのである。
農薬を環境破壊のようにとらえる風潮があるが、無農薬こそ大量の食糧損失を招いているとデータで知らされる。データ、データ、データの説得。「無農薬は良い」ということこそ幻想だったのかもしれないと思う。何が正義かということをよくよく考えさせられるシンポジウムでもあった。