_ 日付の順から言えば今回はソフトウェアのほうのコーナーを先に更新するつもりでしたが、IOIのSCSIアダプタの組み込みで大変苦労する事件がありましたので、急遽その一部始終を書いてみることにしました。ソフトウェアのほうで前回予告していました「X window system 後編」はもう少しあとになります。ご了承ください。下手したら夏休み前後になってしまうかも^^;。
ずっと使っていなかったNEC-PC9821Xa7C4を引っ張り出したのは、セカンドの自作AT互換機を某講師に中古で買い取っていただいたからなのでした。このコーナーの過去ログを読んでみたかたや私と直接会ったことのある人は、よほどPCが家にたくさんあるかのように誤解している人もいるようですが、常に使える状態にしておけるマシンというのは2台が限界です。職場でも、メインで使っているK5-200(ほんとは166PRだが猛クロックアップ)と486DynaBookの2台です。家でもほとんどがメインマシンで事足りています。二台目は実験用になることが多いです。または特定の機能だけ使い分けて、データをLANでやり取りする……というあたりに落ち着きます。3台あると三台目は埃をかぶるということになりますね。したがって今回話題にするPC9821は、買った当初は98専用ゲームで遊んだりはしましたが、その後ずっと埃かぶり状態だったのでした。
セカンドのATを宅配便で送り出してから、このNECマシンを引っ張り出すことを思い付きました。電源オン。正常に起動しました。最後に手を加えたのはいつだったかわかりませんが、たしか付け替えたCPU、AMD K5-90PRがあまりに不安定だったので(というよりベースを60MHzに変更していたせいでメモリ周りが不安定になっていたので)もとから装備されていたインテル純正Pentium75MHzに戻したっきりだったと思います。パリのないサードパーティのL2Cacheも実装した状態でした。
わたしがまず考えたのはMIDIで使うということでした。サウンドブラスタ互換のJoyStick・MIDIポートというのがNECマシンの場合はありませんので、ATでもやったことのないシリアル-SC88の接続をやってみました。Xa7以降の98は115200bps対応のシリアルポートが使えて、com1・com2がAT互換機と同じように利用できます。15pin-9pinのアダプタをかませるとSC55のMIDIデータとしてしか音源に送られなかったりというトラブルはありましたが、Rolandの最新ドライバを組み込むことで解決し、結果的にはMIDIマシンとして使用することができるようになったのです。
しかしさすがにPentium75マシンでは、Windowsの重いアプリを動かすには厳しいのを体感してしまいます。なんとかパワーアップしたいところですが、NECのマシンにCバス(NECの標準拡張スロット)ボードなどを追加して投資しても、あとあとATでは使えないのでそれきりになってしまいます。投資が無駄にならないものといえばPCIバスのボードやSIMM・外付け機器類くらいです。そこで思いついたのは起動時間・検索時間・ファイルのコピーや読み取りの際にボトルネックとなる、ハードディスクの換装でした。この9821Xa7C4に標準装備されているのは425MBのIDE HDDです。起動して中身を見てみたらほとんどもう空きはありません。たぶんFAST-ATA2の規格でしょうから、データ転送速度は16MB/sでしょう。ultra SCSIなら20MB/s、ultra wide SCSIなら40MB/sにまで改善できます。たとえCPUがPentium75でも、これならかなり快適になるのでは……と思ったのです。ドライブはATでも当然使えますし、PCIのボードを買えばこちらもATに流用することが可能です。ただSCSIを使うためのBIOSやドライバなどのソフトウェアがPC98対応のものでなくてはいけないので、高い買い物・つまりadaptecのPCIボードの導入などを視野に入れなくてはならないのが難点だなぁ……と思っていました。
PCIのSCSIはほかにも何社かありますが、わたしの持っているTekramのDC390(チップはAMDのを使っているようです)はNECマシンでは動かなかったという経験があります。BIOSをジャンパで切れば動く可能性もありますが、どっちみちSCSI-2ボードなのでデータの転送速度は10MB/sまでです。fast-ATAのIDEより遅くなってしまいます。残るSCSIボードメーカーで考えられるのはSymbiosとかAsusとかがあります。いずれもAT互換機市場の製品なのでPC98シリーズでの対応は望めません(ひょっとしたら動くのかもしれないが……)。うーん、あとは最近出てきた怪しげなabaptekブランドのIOI社かぁ、明らかにadaptecと間違えて買う人を期待するようなブランド名(最近はこの名前を使ってないようで、IOIに統一している模様)だし、でも安くて動くならいいんだけど、とかいろんなことを考えながら、とりあえずWebで調べてみることにしました。
IOIの製品は秋葉原の信頼できるショップなどでも置いてあり、うちの自作AT互換機をAMD-K6-233MHzに換装したときも候補として調べた経緯があります。Ultra wide SCSIのボードは3バージョンほどあったと思います。これまで使ってきたSCSI-2規格のパーツも使えるマルチチャンネルタイプで値段もそこそこというIOI-9100UWがベストな選択でしたが、K6換装のときは結局コストの面からIDEのDMA33ドライブにしたので、ボードの購入は見送ったのでした。
型番までわかっていたので、Webでの検索にはすぐに引っかかりました。http://www.ioiscsi.com/にドライバダウンロードや製品紹介のホームページがあります。その9100UWを中心につらつら眺めていたところ、ありました!「PC9800 support」の文字が。実売が一万円程度ですので、動作保証のあるadaptec純正の同等品(AHA-2940UWなど)に比べても1/2~1/3程度の価格です。これで98のPCIバスで動けば言うことないですね。というわけで早速秋葉原に出かけたときに買いました。どのショップでも値段は大差なかったのでTWO-TOPで購入しました。たまには混んでいる店で買ってみたいという気持ちも働いたと思います。フリップフラップのほうがちょっとだけ安かったみたいです。でもまぁ数百円の差だったので問題なし、と。
家に帰って箱を開けてみるとAT用のドライバディスク2枚と、PC98用のドライバディスク1枚が入っています。Webで宣伝してある通りで一安心。英語のマニュアルにはPC98でのことは触れられていないようです。しかし、95やNTでのドライバ組み込み操作はマシンのアーキテクチャには関係ありませんので、とくに気にもしなかったのです。
ということでPC9821Xa7のケースを開け、二つ並んでいる白いPCIバスの一方にこのボードを挿入しました。とりあえずSCSI機器はなにも接続せずに電源オン。順調にPlugアンドplayで認識されるのを期待しつつ……。
しかし、98のメモリチェック「640KB + xxx00KB」の表示がいつまでたっても消えません。進まないのです。接触が甘かったかなーと思って電源オフ。一度ボードを抜いて再び差し、ほかの周辺機器の接触箇所も念入りにチェックしました。そして電源を再びオン。メモリチェックが始まりました。しかし……やはり結果は同じ。なんかSCSI機器をつないでないとだめなのかも(ターミネータが効いていない?)と思い、MOドライブをつないでから電源を入れることもやってみました。それでもやはり結果は同じ。起動プロセスが始まらないのです。不良品だったかいな、という疑念も持ちつつ電源を落としました。ボードを抜いて今度はAT互換機のPCIバスに差してみました。そして電源オン。こちらはメモリチェックの後Energy Starのロゴが消え、起動プロセスが正常に始まりました。SCSI BIOSが読み込まれてBIOS revisionなどが表示されていきます。あっ、そうか、BIOSだ!と気がつきました。AT互換機用のBIOS-フラッシュROMが載っているので、これをPC98用のBIOSに書き換えないとだめなんだな、と理解できました。そういう大事なことはマニュアルなりパッケージなりに大書しておいてほしいもんだよ……と思いますが、どこにもそんなことは書いてありません。ま、安いボードだしそれくらいしょうがないかということで、自分を納得させました。落とし前はちゃんとつけないと収まらないので、慣れない英語を駆使して先述のWebで公開されているIOIのサポートメールアドレスへ「あんたのとこのSCSIボードは、そのまま差したんじゃNECのPC98が立ち上がらんぞ。どうしてくれる!」という内容のメールを送ってやりました。即日お詫びのメールが返信されてきました。「数あるSCSIメーカーの中から、我が社のボードを選んでいただきましてありがとうございます。……中略……。解決を手助けしたいので知らせていただきたいことがあります。そのボードのBIOSのリビジョンはいくつですか?」。ん? だからPC98は立ち上がらないのだからリビジョン番号は調べようがないわけなんだけど……。ATで調べればAT版のBIOSリビジョンは見ることができるけど、それはたまたまわたしがAT互換機を持っていたからだし、98しか持ってないユーザーだったら調べられないわけですよ。ボードに印刷されているわけでもないし、マニュアルには98に関する記述はないし……。わたしの英語がちゃんと伝わらなかったのかもしれません。メールのやり取りはそこでやめました。
とにかくSCSIボードをPC98で使えるようにしなくてはなりません。BIOS書き換えユーティリティがついているはずです。NEC版の付属フロッピーの中を探してみたら、ありました。Readme.txtにもその旨が書いてあります。早速AT互換機をシンプルな英語DOSモードで起動し、コマンドラインからROMデータをパラメータにして実行しました。すると、フリーズするのです。日本用だから日本語モードでやんなくちゃだめなのかとも思い、やってみましたがやはりフリーズ。WindowsのDOS窓でももちろんフリーズ。ううっ、どうせえっちゅうんじゃい!!。なぜだ、なぜなんだ、と考えました。そうか、このBIOS書き換えユーティリティはPC98シリーズのDOSプログラムなんだ、と気がつきました。そういう大事なことはマニュアルなりパッケージなりに大書して……とまた怒りが湧きそうでしたがまた繰り返しになるので、気持ちを平静に戻して98で書き換えに臨みます。しかし、わたしはジレンマにすぐ気がつきました。ボードを差すとPC98は起動しないのです。フロッピーからも立ち上がりません。ボードに載っているAT用のBIOSが書き換わらない限り、PC98はこのボードを差したままでは起動しないのです!
BIOSチップをじーっと見ました。こ、これさえ外せれば……みたいな。TekramやadaptecのSCSIボードみたいに、せめてボード上にBIOSのon/offジャンパがあればいいのにと考えましたが、あるのはターミネータの設定ジャンパのみです。このBIOSチップって取れないのかなぁ、って爪の先でくりくりいじっていたら「かぴょん」と取れちゃったのです^^;。ひょえーーー(笑)。しかもチップの足がひん曲がってしまった。折れなかっただけ幸いですね。落ち着いてチップの足を一本一本真っ直ぐの状態に戻し(かなり冷や汗をかきました。あれは心臓に悪いっす)、装着できる状態に復旧しました。ほっ。
ここまできて思いついた新しい作戦は次の通りです。BIOSのない状態でSCSIボードを差しておいて、PC98を起動する→起動したら電源の入ったままBIOSチップを取りつける→BIOS書き換えユーティリティを走らせてPC98対応のROMを書き込む→無事、起動、というシナリオです。どのプロセスもうまくいくという保証はどこにもありませんが、やってみることにしました。
BIOSを抜いた状態のままSCSIボードを差し、PC98の電源をオン。メモリチェック終了後、起動プロセスに移行しました。第一関門通過です。Windowsを起動させてしまっては面倒なのでF8キーで起動セレクト。コマンドプロンプトで無事起動しました。さてBIOSの装着です。これが一番緊張した一瞬です。急に回路が閉じるわけですから過電流が走る理屈になります。燃えても知らんぞ、それっ、という感じでBIOSチップを差しました。熱も火花も煙も出ませんでした。しーんとしています。電源ファンのぶーんという音だけが静かな部屋の中に響いています。キーボードからキーを叩いてみるとフリーズもしていないようで、正常に文字が表示されます。どうやらうまくいったようです。次にBIOS書き換えユーティリティを動かします。フロッピーの中の所定のディレクトリに移り、ROMデータを書き込もうとしますが、ん、止まってしまいます。フリーズはしてないようでCtrl+Cで戻ってこれるので一安心。再び書き換えをやってみました。またも止まります。しかし、今度は「same version……」と出てますので、書き換えの痕跡は残っているようです。やむなくまたCtrl+CでDOSに戻り、再度強行しました。三回目にして「……successfully」と出て、自動でDOSに戻りました。フロッピーを抜いて再起動。メモリのチェックの後、SCSI BIOSのリビジョン表示が出ました。大成功!! 順調にWindowsが起動し、プラグアンドプレイでSCSIボードが認識され、ドライバの組み込みも正常にできました。かくしてIOI-9100UWが使えるようになったというわけです。だーっ、大変だったぞー(笑)。
なにかしらほかにも使える方法があるのかもしれませんが、わたしには思いつきません。こんなのPC9800対応などと宣伝して売っているのはまずいんじゃないっすか。ねぇIOIさん。ふつうのPC98のみのユーザーだったらそもそもPCさえ立ち上がらないわけだし、打つ手はないですよねぇ。これは今思いついたんですが、ATでAT版の書き換えユーティリティ走らせて、データROMのパラメータだけ98版使う? ひょっとしたらチップ引っぺがさなくてもうまく行くかもしれませんね。ただしAT互換機を持っていないユーザーだと無理です。別々のフロッピーに入っているわけだし、HDDのテンポラリか何かにプログラムとROMデータコピーして英語DOSで立ち上げて……って考えたら結構面倒です。
わたしにもう少し英語力があったら、このページの内容をそっくりそのままIOI社に読ませたいくらいです。そもそも英語がちゃんと書けたらその前にメールのやり取りで解決方法に出会っていたかもしれませんね^^;。あー、もっと学生のときに英語勉強しとくんだった。って、よくある話ですね。今となってはそんなエナジーも暇もありませんから。ま、とにかくSCSIボード動くようになってよかったっす。でもultra wide SCSIのハードディスク買うお金がないので、まだ古いSCSI-2の遅いHDDつないで使っています。IDEより遅いぞー(笑)。
今回の教訓としては、いつもと同じですね。「NECマシンは何かとめんどくさい」と^^;。ATならボード差すだけでプラグアンドプレイだったのにねー。改造した今回のボードをまたAT仕様に戻すとしたら、また同じプロセスをAT互換機でやらなくちゃいけないわけです。今度こそBIOSチップの足が抜けそう(笑)。当分PC98で使います。NECは毎回苦労するなぁ。
_ とにかく何でもよいからパーツをとっかえひっかえして自分流に組み上げること自体が楽しい……というパラダイムは通過し、いかに自分にとって快適なPC環境を作るかを模索する段階に入っているわたしです。これはずっと続いていく課題かもしれません。「自分にとって」というところが大変重要です。PC雑誌にありがちなたとえば「Windows95でのWord97ベンチマークによる性能比較」は役に立ちません。ワープロソフトも持ってなければWindows95すら使っていない状況です。職場の自作機にはテスト用にWindows95を一個所だけ残してあります。それもWindows98betaに書き換わるのは時間の問題です。
メインOSは Windows NT workstation です。使いやすくて重宝しているのですが、たいへんなメモリの大食いOSです。PCを起動しただけで30MB以上をすでに消費しています。ですから快適PC化の第一歩はメモリの増設に始まります。
SIMMやSDRAMの価格が暴落して久しく、32MBでも秋葉原なら4000円~6000円が最近の相場です。自宅で96MB、職場で64MBにしてあります。実験用のチープマシン(さすがにNTは入れてない・Windows98でずたずたの状態)でさえ古いSIMMのかき集めで48MBです。最近のマザーボードにはセカンドキャッシュも驚くべきことに512KBとか1MBとか積んであるので、安心して64MBを超えるメモリが使えます。これでとりあえず頻繁なスワップ・ページングで待たされることはなくなります。
つぎは高速なディスクインターフェースです。先日やっとのことで UltraDMA33 対応の E-IDE HDDを導入しました。バスマスタ転送33MB/sですぜ。以前は速いということで定評のあったSCSI-2で10MB/sですから、三倍以上です。高価な Ultra Wide SCSI は40MB/sなのでさすがにこれには負けますが、マザーとHDDさえ対応していれば特別なケーブルやボードも要らず、安上がりです。これは去年の春430TXチップセットのマザーボードを買ったとき、バスマスタ転送の速さを実感しました。IDEって実はこんなに速かったの?っていうか、こんなに快適ならもっと早く交換すべきだった!!と思いました。BIOS detect画面が速すぎて読めない(!)。古いマザー(といってもれっきとしたSocket7.ただし430FXだったりした)にこだわっていたばっかりにCPU・ビデオカードやメモリの性能を生かしきれていなかったことを実感しました。チップセットっていまだに何がどうなってるのかわからないけど、新しいとかなりスピードアップするということだけはわかりました。
そして処理速度の本命であるCPUです。パワーユーザーはなぜか最新CPUを追いかけない傾向があるみたいですね。それはなぜか……ずばり「高い」。ほんとに高いんだもん。Pentium2の400MHzがx86系では現在最速のようですが、バルク品でも10万円近くします。10万円あったら、あのあこがれのMilleniumが・何度も迷って我慢したSB64が・CD-Rが……って買えてしまう値段です。わたしはCPUに手を出してペイするのは「二万円以下になったら」と信じるようになりました。Pentium2の流行によりこれまでの(MMX)Pentiumとその互換品がずいぶん安くなったものです。自宅で使っているCPUはAMDのK6-233MHzです。数秒でNetscape4が立ち上がります。職場ではMMX非対応ですが同じくAMDのK5-166MHzを使っています。こっちはゆうゆうオーバークロックが効くみたいで、ここ数ヶ月200MHz動作させて知らん顔していますが、問題なく動いています。非intelもなかなかやりますね。話は戻りますがわたしにとってWordやExcelはどうでもよくて、とにかくNetscapeとPhotoshopがさくさく動いてくれたらよいのです。K6になってMMXもOKになりましたので、Photoshopのアドオンや鋼鉄のガールフレンドも速くなった「はず」です。MMXはどうも体感できないというのが正直なところです。
これでマザーボード・CPU・メモリ・HDDとPCの基礎体力は十全となりました。あとはネットワーク周りとビデオ周りとなります。
ネットワークはFTP,WWWをはじめとして、外部との接続を確保するのが中心ですね。家庭内LANはマシンの台数がしぼられてきた今は、さほど必要は感じなくなりました。今後CD-Rを導入したり、再びキャプチャを専用マシンに分けたりしたら活用できるでしょう。今もいつでも使えるようにイーサネットアダプタとHubだけは接続してあります。
昨年春から使っているISDN、快適です。大量のFTPアップロードのときに有り難味を感じます。ふだんは28800bpsダイヤルアップでも不自由ない感じです。マルチリンク128Kbpsはほとんど使いませんね。電話代は倍になっても転送速度は必ずしも倍にはならないからです。いいとこ7割増しってとこでしょうか。TA選びのときはかなりこだわったのですが、NECのAtermIT55DSUはちょっともったいなかったという気がします。もし故障して買い替えることになったりしたら、次はサードパーティー128Kbps非対応で、アナログポート1の安いやつを選ぶことになるでしょう。ニフティもWWWから入れるご時勢ですからね。
ビデオカードは激安の view top S3 virge GX2 です。所有している中で唯一の4MBカードです。1024*768でフルカラー表示してくれるのはこれだけなので貴重品です。最近PC-UNIXのXサーバーがこのカードに対応してくれました(XFree86 3.3.2より)。リフレッシュレートは85までです。可もなく不可もなくって感じです。職場のMach64は完全に減価償却したと思います。だって1980円だったんですもの。次の課題は空いているAGPポートに差すビデオカードの選定です。まだしばらくこの1980円カードを使い続けるでしょう。
さてわたしの Web contents の重要なファクターであるビデオキャプチャです。これはこれまでずっとVitecのvideoNTというISAのボードを使っていました。静止画・動画をキャプチャできる上に、静止画のショートカットキャプチャができる優れものです。ctrl+Fでどどどっと指さえ動けば何枚も瞬間的にキャプチャできます。バッファに30枚近く(48MB時)貯められますので、あとでゆっくりまとめて保存ができます。ほかには、あんまり使っていなかった機能ですがリアルタイムMPEGエンコードができます。しかしこれは画像と音声を別々にエンコードしてあとからファイルを結合するという大変面倒な手続きを要求するのでいやになりました^^;。あといやな感じがしたのはプログラムが16bitのAPIだったということです。Windows95専用のパッチも公開されたのですが、まずは16bitのソフトをインストールした後にアップグレードするタイプなので、なんとなくこういうのってだまされてるみたいで嫌ですね。当然WindowsNTではピクリとも動きません。まあしかしこれだけコンテンツを作ってきたので減価償却はしたと思えます。買った当時で四万円を超えていたので、ひょっとしたら私が持っているパーツの中で一番高かったのではないかと思います。EDGE 3Dより高かったわけですし。
最近新しく使いはじめたCanopusのV-portですが、キャプチャ操作にもだいぶ慣れてきました。きれいに取れるというのがアドバンテージです。パラレル接続というのが特徴ですが、長所であり短所でもあります。IRQやIOアドレスを消費しないで組み込めるしそのおかげか原因不明のフリーズもありません。Windows98beta3でばっちり動いています。しかしその一方で転送が遅いという問題があります。といっても10数秒くらいなので我慢できない時間ではありません。vitecの「瞬間キャプチャ」に慣れていたので、そっかパラレルって遅いんだっけ?と気がつきました。ZIPドライブでパラレルとSCSIと両方使っていたときも、その差は歴然でした。シリアルよりは速いんですけどね^^;。
v-portのソフトウェアは32bitだしよくできています。ファイルを連番で保存してくれるのは願ってもない機能でした。vitecのやつなんぞ拡張子すら記憶してくれなかったので、いちいちファイルの種類まで指定し直さないと次のファイルに行けなかったですから。v-portは欲を言えば、画像補正の設定を保存するだけでなくキャプチャと同じ実行してくれると助かります。面倒なのはそこだけですね。あとNT対応を強く望んでいます。
ほかにもサウンドカードとか季節もののMIDIの装備とかありますが、ここらへんはDOOMやるときにちゃんと動いてくれたら問題無しです。最新ゲームを追っかけていたらもっともっと高速化を策定するのだと思いますが、いまのところあまり焦りもなくほどほどで満足です。鋼鉄のガールフレンドをやったときに画像と音声のタイミングが同期しなかった部分があったので、いつかチューンナップして再び望もうと思っています。エヴァにハマってしまったわたしなので一挙にDVDドライブとかも気になりはじめましたが、当分はレーザーディスクで我慢できそうです。
_ FreeBSD導入記で予告しましたとおり、今回はX window systemについて書いてみます。は?Xについて果たして書けるほどわたしはわかってきたのか??……という不安はとりあえず置いといて、感想や経験談として進めましょう。
X window systemとはPC-UNIXで使われるGUIなシェルです。要するにWindowsみたいなもんです(かなり乱暴かな)。正式には「XFree86」と呼ばれていて、現在の最新バージョンはX11R6の3.3.2のようです。FreeBSDやLinux系のRedHat, Slackware, TurboLinuxで使われています。XをインストールしてないUNIXはすべてコマンドシェルで動かすことになりますので、DOSみたいな真っ黒画面でプロンプトに対してせっせとコマンドを入力するしかありません。マウスとは無縁のキーボードオペレーションですので「適当にマウスでつついてみる」という直感的な操作ができません。
ところがいったんXをインストールして起動できると、画面に色がつき、マウスカーソルが現れ、アイコンが出現し、視覚的にもマルチタスクが感じられるようになります。先述の真っ黒画面(コンソール画面)も実はDOSとは違ってマルチタスクであり、その証拠に何かアプリがフリーズしてもAlt+F2,F3,F4とかやってあげるとちゃんと「login: 」って出てきてくれてシステムに入っていくことができます。死んでいるプロセスがもしあったら「ps」でプロセスの番号を調べて「kill プロセス番号」で強制終了が可能です。これがDOSだと、何か一個死んだらリセットボタン押すしかなくなります。Windows95が疑似マルチタスクといわれるのは、フリーズしたときWindowsもいっしょに死んでしまうことが多いからなんでしょう。Windows95でアプリが応答しなくなったらctrl+alt+delでそのアプリだけ強制終了できることはまれで、落とすと標準シェルのエクスプローラまでリフレッシュされてしまうことが多いですね。ひどいときはブルーバックになりますし、さらにenterキー押すと真っ黒画面でマウスだけ動いているみたいな状況に陥ったことがあるのは、多分私だけではないでしょう。
UNIXのシステムはプロセスが異常終了すると、基本的にはcoreファイルを吐いてそのプロセスのみが消えほかのプロセスには影響を与えません。ですからX window system上で異常終了が起きたとしても、まずX window自体が落ちるということは有り得ません(少なくともわたしは経験したことがない)。コンピュータ関係のコンファレンス会場に行ったりするとよくNTやSolarisなんかの堅牢性が強調されてたりしますが「堅牢」っていったい何のこと??ってよく思ったものですが、こういうことを指して言っているのだと、最近になって合点できるようになってきました。
さて、いったん立ち上がってしまえば堅牢なX windowですが、立ち上げるまでがなかなかの難関です。RedHatとかのPC-UNIX商用パッケージならインストーラが次々に質問攻めをしてくるので、それに的確に答えを入れてあげれば難なくXの起動にまでこぎつけることができます。ただしビデオ周りの自動検出はアテにならないことが多いので、あらかじめ使われているビデオチップの名前・モニターのリフレッシュレート・ビデオメモリの容量などは調べておいたほうが無難でしよう。Windows95みたいにメーカーが作ってくれたドライバを組み込んでやる……というやり方はできませんので、Xの設定をやってみるといかに自分がビデオ周りのことを知らなかったかが痛感できます。
コンソールしか使えないまっさらのUNIXにX windowを入れるには、具体的には次の手順が必要になります。
ビデオカードに対応したX serverのバイナリを/usr/X11R6/binにコピーする。
/etc/X11(または/usr/X11R6/lib/X11)ディレクトリにXF86Configという名前で設定ファイル(テキスト)を作る。
X serverに対して「X」という名前でシンボリックリンクを張る。
startxやxinitコマンドでXを起動する。
以上でX window systemが動くようになります。項目にするとたった四つですが、すべて手動でやることはまずありません。ほんもののUNIX使いの人は手動でやるのかもしれませんが、PC-UNIXのパッケージではそれぞれツールがついていまして、大部分を勝手にやってくれます。しかし、この「勝手」がなかなかの曲者です。選んだとおりの解像度・選んだとおりの色数・正しく真ん中にウィンドウが現れる……というのはまれです。一発でうまく行ったのは、自分の経験ではS3のTrio64V+を800*600で設定したときだけでした。あのときもXを再起動しないとマウスカーソルが出てこないという不完全なものでした。
一番目のX serverのコピーは、インストーラで配布ファイルを選択することで簡単にできます。ここではビデオカードの商品名はぜんぜんあてにならないので、チップのメーカーとできれば型番を知っておくことが重要です。先述のS3とかATIとかCirrusLogicとかです。
次の設定ファイルですが、ここが難関になります。ツールとしては「XF86Setup」とか「Xconfigurator」とかですね。XF86Setupは不用意にマウスを動かしたりすると反応しなくなったりするので、キーボードを頼りにさきにマウスの設定を済ませる……とかちょっとコツがいります。この設定画面自体がすでにVGAのXです。PC9800シリーズでは標準立ち上げで640*400なのでこれすらできず、テキストベースの/usr/X11R6/bin/xf86configを使うよりなかったことが思い出されます。マウスの設定が終わってもマウスカーソルが動かない!なぜ?というところも難関の一つです。デフォルトではマウスは無効になっているので再起動しなくてはなりません(FreeBSDのバージョンやLinuxではデフォルトでもマウスが使えたかもしれない)。
FreeBSDの起動時に「boot:」と何秒間かプロンプトが現れますが、ここですかさず「-c」と入れてあげます。そうするとカーネルの読み込みがCPUとメモリレベルで止まり、各種デバイスドライバの設定変更ができる状態になります。CONFIG> というプロンプトが出ているところで「enable psm0」とやってあげればps/2マウスが有効になります。ドライバの設定一覧は「ls」、ヘルプは「?」です。ううっ、ヘルプも全部英語ですね^^;。でも気合入れて睨んでいればきっとわかるはずです。設定モードはexitで抜けます。ここで行った設定は次回からもずっと有効になります。なおPCIのデバイスは設定変更はできません。やるならBIOS側ですね。
さてここで気を取り直してふたたび/usr/X11R6/bin/XF86Setupです。マウスに触らないように気を付けながら、キーボードでマウスの設定を変更します。「apply」ボタンにtabキーでたどり着いてスペースキーを押すと、さあマウス解禁です。カーソルが動くようになります。キーボードの設定は日本語106や英語101を選ぶだけです。そして、次にビデオカードの設定とモニターの設定になります。ここは一番面倒だったりするので、次回の「後編」で詳細に触れてみたいと思います。
設定がすべて終わったら「Done」ボタンをクリックします。行った設定でXが起動できるかどうかのテスト画面となります。うまく行けば/etc/(X11/)XF86Configに設定を保存するかどうかを聞いてくるので保存します。うまく行かないときは……聞いてくる画面そのものが出ないんですね~。だから保存のしようがないっす^^;。だからXF86Setupのマウス設定からまたやりなおしです。うまくいけば次からは「startx」または「xinit」で X window system が立ち上がるはずです。めでたし、めでたし。X serverへのシンボリックリンクは、ユーティリティのバージョンによっては自動で張ってくれますが、張ってくれなくて X が立ち上がらないときは手動でシンボリックリンクを張りましょう。
サーバーがない!というメッセージが出て起動しない場合は、ビデオカードに対応したバイナリファイル(たとえばS3のvirge系ならXF86_S3V)をインストールする必要があります。これは/stand/sysinstallで、カスタム選択で配布ファイルを選べば追加インストールできます。……と一言でいっても、実はここにもたくさんの難関が待ちうけていますが、その辺も次回に回しましょう。
こうしてせっかく立ち上がってくれた X window system ですが、最初から自分のイメージどおりということはほんとうにまれで、たいていは「画面が大きい」「画面が小さい」「画面が右過ぎ」とか「色がおかしい」「歪んでる」「端で折り返してる」とか、改善の余地ありです。チューニングは手動でも・別のユーティリティーを使ってでもできます。そこらへんもまた次回ということで、……なんか後編のほうが書くことむちゃくちゃ多かったりして……。ま、気を長くしてお待ちください。5月の連休くらいまでには何とか書きたいと思います。
_ PC男になるずっと以前に「森田くんは音楽やってんでしょ、MIDIやってみようって気はないの?」って聞かれたことがありました。はるか昔の若かったころですね~(といっても6,7年前)。わたしがそのお誘いにどう答えたかというと「あらかじめ演奏される音が決まってるなんて、あんなもん音楽じゃないっすよ!」と暴言を吐きました。いやー、わたしも強気だったものだ^^;アセアセ。街頭でフォークギター一本持ってゲリラライブを展開するのがその当時のわたしの生き方だったもんですから、そんなこと言ってたんでしょうね。打ち込みの音楽というものをなんか、音楽のスピリッツていうか魂を科学技術に売り渡した敗北の姿みたいにとらえていました。当時のわたしは突っ張っていたし、負けたくなかったし、その分かなり無理をしていたんです。それでも4年間ものあいだ毎週毎週渋谷の夕暮れの中歌い続けていたんですから、われながらなんて意地っ張りなヤツ(笑)って思います。反骨と変人演技に明け暮れていたあのわたしが、いまやアニメのMIDIをセコセコ打ち込んでWebで公開して「美紗緒ちゃんラブラブ~」なんてやってるんですから、人間って変わるものです。あのときのわたしも本当のわたし、いまのわたしも本当のわたし。そのときどきで最善手を打ってきたつもりなんですけど、今の自分がいちばんかわいいです。正直に生きるほうが楽だし、なるべく鎧は着たくないものです。なによりも今は仲間もいるし、PCとアニメに囲まれた生活でしあわせですから、元に戻る気はありませんねぇ。
さて、前置きはいいとして、MIDIです。ハードウェアでMIDIとくれば、まず音源ですね。現在使っている音源は自宅で
Roland SC88 (standard)
です。高いんですよー。サウンドカードとは比にならない音色ROMが乗っています。これ、じつはもらい物です。職場の某Tセンセーからの。T氏からはDynabook V486も中古で売っていただきましたし、わたしのPC人生ハマり道の片棒をかついでくれている人です。なぜまたそんな高価なデバイスを「もらえた」かというと、このSC88、音が出ないのです。音が出ない音源! すげぇパラドックスですねぇ。働かない労働者とか、インクのないプリンタとか、そういうのに匹敵します。以前はブルっていながらも音がどうにか出ていたらしいのですが、先生があるときこの音のブルっているのはハンダが甘いせいだ!と判断して中を開けて勇気をもってハンダ付けしてやったら、ぜんぜん音が出なくなった……というエピソードを聞きました。うーん、すごい話。ふつうだったらもうそれで修理に出すしかないんですが、SC88の場合フロントにヘッドホン端子がありました。強引にここからスピーカーまでミニプラグでつないでゲインをぐりぐり上げてやれば、いちおう音は鳴るということなのです。さすがのRolandです。フェイルセーフが利いています。予備の出力系統があれば修理代もかからないというわけですね。おかげで毎夜わたしの家でDOOMの音楽がスピーカーから何時間も鳴りつづけることができています。エヴァDOOMやせらむんDOOMなら「残酷な……」とか「ムーンライト……」とかもちゃんと演奏されるというわけです。よかったよかったと。
自分でお金を出して買った音源もあります。職場でMIDIをやるとき用に
YAMAHA MU10
があります。Hello musicシリーズのいちばん安いやつです。でも安いからといって侮るなかれ、MIDIファイルによってはいちばんすばらしい再生をやってくれたりします。今回正式版を公開しましたプリティサミーの「夢みれば夢も夢じゃない」は、このYAMAHAの音源で再生するとグッドです。ドーターオルガンとかを使ってますので、SB16または互換カードのFMシンセも意外といい感じだったのが驚きでした。チープなFM音源にこれほどの力があったのか……というくらいびっくりしました。心の疲れを癒すESS1868-FMシンセサイザー、とか広告の文句にでもなりそうですね。YAMAHAのこのHello musicを買った目的はじつは音源ではなく、シーケンサソフト「YAMAHA XGworks v.1.0」がバンドルされていたからなのでした。単体で買っても二万いくらするソフトなので、それならちょっと色つけてパッケージで買えば音源もついてくる!と判断したのでした。YAMAHAの商法にまんまと乗せられた気もしますが、まぁ気のせいでしょう。
そのほかにはSoundCardに搭載されているWavetable音源があります。SB64を何度も話題に出しておきながら、なかなか買わないkiyochanです。いまバルク品でちょうど一万円くらいですね。もうちょっと待てば数千円に落ちてくると踏んでいます。ケチですね^^;。しかし、CreativeのSBシリーズは市場にたくさんばらまかれてきたしまもなくPCI版が出荷を始めるので、必ず値下がりします(断言)。だれも相手にしなくなったときにわたしが悠々とISA版を手に入れる……という寸法ですね。ここらへんわたしってやっぱしおかしいかも。
Wavetable搭載のサウンドカードといえば、最近のSB互換カードはかなりよくなっている気がします。おととしWaveBlaster互換のドーターを買ったのですが、一万五千円もしました。近頃はWavetable載ってても数千円でカードが買えるので、ドーターを追加購入するのはなんか非効率に思えますね。このへんもわたしが値段に過敏になってしまった要素かも知れません。あの悪夢のようなEDGE 3DにもWavetableが載っておりました。けっこういい音だったと記憶していますが、アンプが弱くて情けない音量でした。結局いま使っているサウンドカードは、自宅では素のSB16PnP、職場はESS1868+wavetableです。変わり種はどうしてもOSによってドライバがなかったり不便なので、SB近辺に落ち着きます。ESSはBSDでカーネルソースにSoundBlastarと同じ記述をすると動きましたので、SBとの互換度はかなり高いといえましょう。ひょっとしたらWindowsでもSB16のドライバかまして知らん顔しとけば音が出るかもしれませんね。まだ試してみたことないけど。
音源の台風の目ともいえるのが最近脚光を浴びてきたソフトウェアシンセサイザです。YAMAHA, Roland, などなど各メーカーからリリースされるようになってきました。電脳組のWingrooveも有名ですね。パソコンを今のように何台も持っていなかったときはこれらの体験版をこまめにダウンロードしては、インストールして楽しんでいました。しかしCPUが486だったりすると音が遅れたり厳しかったです。いまはだれしもPentiumですし(そーでもないかな、怒られそう^^;)、メモリも8MB,12MBでがんばっている人は少なくなってきたし、ソフトシンセは手軽で安いのでかなり有利でしょう。486でWingrooveを使うと途中で「CPUが息切れしています!」ってメッセージが出たりするのが笑えますね。わたし自身MIDIの体験授業をやったりするときは、学生の皆さんにソフトウェアシンセの体験版をインストールさせて聞いてもらったりしているわけですが、Pentium90くらいでもかなり厳しい状態です。季節ものなのでハード音源までは要求しませんが、せめてもうちょっと予算出してもらってCPU強化を図りたいものです。
まとめに入りますが、もともとMIDIに対するわたしのイメージは、冒頭にも書いたように「決まった音を決まったタイミングで出す」ものでしかなかったし、「お金かかりそう」「なんや難しそう」といった避ける理由しか見つかりませんでした。今こうしてときどき曲を打ち込んでWebで公開するようになって思うのは、「予定通りちゃんと音が出る!」し、「Wavetableは安くなった・ソフトシンセは体験版ならタダ(YAMAHAなんて買ってもないのにユーザー登録させてくれる、これはすごい)」だし、楽譜にしたがって音符を入れていくというシンプルなシステムですよね。たしかにむずかしくはないけど、根気だけは要りますね~。そのかわり出来上がったときの充実感は、ほかではなかなか体験できない性質のものではないでしようか。一年ちょっとまえにちびムーンの「夢をいじめないで」を根つめて打ち込みましたが、曲を再生するたびにあのPCとともに・ちびムーンとともにあった充実感……がよみがえってきます。宮原くんが研究室にたびたびきていた会話のある楽しい生活……とか(いきなりローカル入りました、エヴァ見始めたよ、宮原くん^^;)。音楽と思い出は切っても切れないですね。これは渋谷で一人歌うより、はるかにいいものです。地味ではありますがこれからも思い出したようにMIDIの打ち込みをやってみたいと思います。
_ 夏のボーナス前は430TXマザーボード導入・AMDプロセッサ・値段のこなれていないSDRAM初購入などが相次ぎ、一日千円ペースで暮らさなくてはならなくなり、ソフトやハードに金をかけられないという現実的要請からFreeBSDおよびLinuxにのめり込んでいきました。結構面白い発見がたくさんあり、Windows95離れも板についてきましたが、ここ最近何か月かはタイトルにあるとおり再びMicrosoftにどっぷりです。ただしWindows95はゲームとMIDIとDOSレベルのメンテナンス用にだけ使っていて、あとのほとんどの日常的な用途、たとえばFTP・HTTP・メール・コンテンツの編集(画像・テキスト)・仕事(笑)などはほぼWindowsNTでおこなっています。学生のみなさんにはWindows95ばかり教えておいて、自分だけNT使って「うーん、システムが堅牢……」とか満足しているのは少し心が痛みますね。Windows使っていると金ばかりかかって仕方がないような気がしていましたが、実際そうでもないみたいです。フリーソフトやシェアウェアは圧倒的にWindows対応が多いですし、UNIXにしてもちゃんとやろうとしたら書籍や雑誌は数が限られていて、刷る部数が少ないせいか結構高いのです。OSそのもののバージョンアップも頻繁で、半年も経てば二つくらい進んでいたりします。その都度\3,000-程度といってもCD-ROMは買いたくなるし、対応ビデオカードに頭を悩ましたり……結局大差ないかもって感じです。
Microsoft製品を使うメリットは、やはり「みんなが使っている」という点に集約されるのではないでしょうか。Windowsしかり、IEしかり、Wordしかり。サポートも情報も非常に豊富ですし、周りの人たちが誰かしらヘルプしてくれます。もしAppleが商売に成功していたとしたら当然周りはMacユーザーばかりだったでしょう。だとしたらMacを使ったほうがメリットが多かったと思うのですが、たまたまわたしの職場で周りにMacユーザーがほとんどいないというのがWindowsへの流れを決めたような気がします。
Windowsは一社独占で突っ走っていますので、私たちユーザーはどんどん不満や改良のアイデアを出さなくてはなりません。それがフィードバックしてソフトの使い勝手がよくなればみんなが幸せになれるからです。IEがどんどん改善されているのは対極にあるNetscape社の存在のおかげだと思いますが、その結果ソフトがどんどん肥大化するのは少しどうかなとも思います。
システムの最低限の容量が大きくなっているのは事実ですね。それにしたがって起動時間も長くなります。ただ、今はそれに見合った性能のハードウェアがどんどん安くなってきているのでバランスが取れているのでしょう。Windows95だと、最小インストールにして、そのあとでMicrosoftが勝手に入れてしまうソフトをガリガリ削っていきますと、50MB前後にまで落とすことができます。それでも昔のSASI-40MBハードディスクは軽くオーバーしている量です。DOSだけであればフロッピー1.44MBでも起動できるしGUIがなければ今でも40MB前後でシステムを組むことが可能ですが、一度あの95のインストールの楽さを味わってしまったら、DOSでconfig書き直して日本語やらキーボードやらマウスやらの設定を試行錯誤する手間はもう嫌になります。以前はあらゆる策を弄してFEP(日本語システム)をATOKや松茸やVJEに切り替えることのできる人はスーパーマンのように重宝がられたりもしたのですが、今となってはコントロールパネルからマウスでチクチクつついてやればわけなくIMEも切り替えられますし、たった何年かでずいぶん変わったものです。辞書を引かないとわからないような字はJISコード表を頼りに第二水準の大海をさまよいながら探したりしていたものが、きょうびのIMEはマウスで書いてやれば候補を挙げてくれるのですから、すげぇものです。なんと読み方まで教えてくれるのですから、漢和辞典は売れなくなるかもしれませんね。
うーん。昔話のコーナーではなかった^^;。今のMicrosoft製品の欠点をつつけー、でした。起動が遅い。容量が重い。勝手にいろんなファイル書き換えるな~……とか。確かに互換性のためにはある程度は仕方がないのかもしれませんね。古いバージョンのソフトを使っている人のための配慮はあってしかるべきです。例えばもしWindows3.1用のソフトがWindows95で動かなかったとしたら、OSのアップグレードに二の足を踏んでしまう人が続出したでしょう。連綿と続いてきたMS-DOSやWindowsのバージョンアップが成功してきたのは、互換性を確保してきたからだと思います。
Windows95やNTが優れているなと思えるのは標準的な周辺機器のドライバを内部に持つようになったことが挙げられると思います。DOSではいちいちドライバの組み込みが必要でした。いまでもOS発表後に出た周辺機器はWindowsでもドライバディスクが必要です。PC-UNIXでは以前からずっとboot kernelという形で内部にドライバを持っているので、ドライバの標準添付はとくにWindowsがはじめてやったというわけではありませんが、それにしてもUNIXでカーネルソースを書き換えてコンパイル・カーネル置き換えまでやるのは大変面倒な作業です。その点もWindowsは簡単でよいです。欲を言えばドライバをいろいろなファイルに分割しないで一まとまりにできれば、最初一気にハードディスクからファイルをシークしてあとはRAMアクセスだけで済みます。Windowsの起動時にハードディスクがいつまでもカラカラと回り続けているのは、なんか時間の無駄のような気がしてしょうがないのです。特にNT! NTはセットアップのためのブートディスクで起動すると、起動時に読み込んでいるドライバファイルがいちいち表示されるのでけっこう楽しいんですが、ふつうこんなの個人じゃ使わないよなーみたいなレアなSCSI機器のドライバファイルをえんえん読んでいるとわかったりして、愕然とします。どんな機器でもセットアップしますぜ…みたいなMicrosoftのサービス精神は歓迎すべきですが、まさかそれと同じことをWindows起動するたびにやってはいないよね? GUIだと裏で何が起きているか不透明であるということが、いつも感じている最大の不満です。わたしだけではなくて、周りにいる中級以上のユーザーはほとんどの人がこの点を指摘します。デフォルトですべてのファイルを「表示しな」かったり、関連付けされたファイルの拡張子を「表示しな」かったり、隠蔽工作が心証に与えるのは不信感と不透明感だけです。このデフォルトを変更しないで作業を続行しようとすると、拡張子が二重化したり大事なファイルが見えなかったりします。「隠す」というのはたしかに見た目の統一感を図るための重要な要素だし、誤操作を防ぐためのユーザー思いの配慮のつもりなのでしょう。しかし余計なお世話だと思うのはわたしだけでしょうか。エクスプローラに比べると機能は貧弱だったもののWindows3.1に標準添付されていた「ファイルマネージャ」のほうがよほど誠実なソフトだと思えます(95にも実はついている)。隠す=見せてはまずい=信用してない、という気がしてなりません。なんかポルノ論議とかとも似たような感じですね。もっとユーザーを信用して下さい、Microsoftさん。それが見通しが良くよく売れるソフトを生み<結果的にユーザーを増やすことに繋がると思うのです。こういうのってシロート考えかなぁ。「隠す」という思想は隠蔽のプロ「Macintosh」に任せておけばいいんじゃないかなぁ。
今回はかなり辛口な批評になってきました。気にせずどんどん行きましょう。タイトル通りですね。
Windows全体の容量が大きくなってきているのは、ある程度はしかたのないことなのかもしれません。それに従いHDDも安くなってきましたし、1バイト血の一滴といわれたメモリも他の周辺機器なみの値段で手に入ります。CD-ROMというメディアも一挙にメジャーとなりましたし、ベンダーからの配布ファイルが数百MBあることもざらです。ただそれに便乗して、ユーザーが望んでもいない営業用のファイルを勝手にHDDに入れてしまうのはかんべんして欲しいです。Microsoftに限らず、ほかのソフトハウスにもそれは考えて欲しいところです。わたしはWindows95をインストールしたあとは必ずMSNのセットアップ関連のファイルを削除しています。容量的には大したことはないんですが、使わないファイルがHDDの中にあるというのがなんとなく気持ち悪いのです。その上デスクトップにショートカットまで作られたんじゃたまりませんね^^;。この件でAOLやCompuserveといった他のパソコン通信サービスをやっている会社が、Microsoftを訴えたという話も聞いています。当たり前ですねー。いくらMicrosoftが商売がうまいといっても、こう露骨に押し売りやられたんじゃあみんなびっくりするに決まってるじゃありませんか。なんでも自動化すればいいというものではありません。Windowsをずっと使っていると、小さいウィンドウが出てきたら何も考えずに「OK」を押す癖がついてきたみたいな気がします。こわいですね~。98やUNIXでフォーマットしたフロッピーを読もうとすると「このディスクはフォーマットされていません、フォーマットしますか?」って聞いてきますが、うかつに「OK」なんて押したらえらいことになりますね。DOSの1.44MBフォーマットがなされていないというだけで、わたしは「フォーマット」自体はしたぞー、と叫びたくなります。嘘はいけませんねぇ。
というわけでかなり長くなってしまいました。それだけわたしが最近Windowsにどっぷりということなんでしょう。まだまだ本物のUNIX使いになるのは先のことのようです。しばらくブランクがあったInternetExplorer3.02も使い始めました。よそで自分のホームページを見たときに表組がぐちゃぐちゃになっているのを見て、ショックだったもんですから……。みんなが使っているものを素直に受け入れたほうが、リスクが少ないというのはそのときに体験でわかりました。でも95よりNTを敢えて使おうとし続けるわたし(笑)。だって高かったんだもん。
たぶん、というより間違いなく次期バージョンのWindows98は買います。NT5.0も買います。だからこそよくなって欲しいのです。だから辛口、でもほめた部分もあったでしょ。
_ 世の中すごい勢いで進んでいます。intel純正Pentium-2が300MHzとか、もっと上の周波数で動作したCPUとか、とにかく激しいですね。身近にも233MHzのCPUを使っているという人が何人もいます。今のローエンドはMMX-Pentiumの166MHzとか……。前から古いPCを使っている人たちは、たいていそういう流れをはがゆい思いで見ているのではないでしょうか。さっさと買い換えていくのが一番賢いやり方だとは思いますが、そうそうお金が湯水のようにあるわけではありません。現状に工夫して、手持ちの資源を最大限有効に使っていく……というのが現実的な路線でしよう。わたしの現在の最速CPUはAMD-K5の166PRです。MMXなし、133MHz動作。遅いと思うか速いと思うかは自分次第です。たしかにWindowsNTでは厳しいです。ハードディスクを大掃除すればちょっとは速くなるかもしれません。
職場で使っている自作AT機はnormal-Pentiumの120MHz版です。クロックアップして133MHzで使っています。こないだマザーボードを交換したばかりなのですが、CyrixMX-200への換装は予算的な面で断念しました。だからこんなことうだうだ書いてるのかなー。その代わり、ここのところ底値といわれている32MBのSDRAMを追加して、夢の64MBです。Windows95はそれほど変わらないと思いますが、NTは体感的に倍くらい速くなったような気がします。まえは48MBですべてSIMMの構成でした。クロックアップすると即刻フリーズするような「使い込んだ」マザーだったし、古い8MBのSIMMを積んでいたりしたので、カスタマイズには限界がありましたが、今回はばりばりにチューンナップしてあります^^;。悲願(大げさな……)だったIDEポートやシリアルポートも使えるようになりましたし、何といっても初めてのATX電源です。しかしNTは勝手に電源が落ちてくれないので結局手でPowerを押して切っています。ああ悲しい。95はちゃんと電源が切れてくれるので、CDやMOは事前に抜いておかなくては出せなくなります。わたしのCD-ROMだぞー、返せー(笑)、みたいな。
メモリとマザーボードだけ替えてほかは前のままです。しかし、体感速度は飛躍的に速くなりました。ネットスケープの起動が約10秒です。ネスケをいったん落としてから、もう一回ネスケ立ち上げると、なんと5秒で立ち上がります。すげー。NTの起動も一分かからなくなったかなぁ。前は電源入れてから2フロア下の自動販売機にコーヒー買いに行って、戻ってきたらまだHDDがのんきにカラカラ言っていて壁紙がまだ表示されていない……といった感じでした。ブラウザソフトが10秒というのはすごいです。さすがVIAチップセットとSDRAMですね。そう、VIAのアポロチップセットということは、AGP対応です。将来的にビデオカードの高速化が図れます。前号ではビデオカードについて触れましたが、今のところまだPCIのMach64でお茶を濁しています。2MBというのはちょっと不満でてきたかなぁ。しかし職場で使っているのでゲームには使いませんし、ビデオカードはまだ換装しないでしょう。ビジネスアプリが順調に動いてくれていれば問題ありません。Millenium2に手を出すのはまだまだ先のことでしょう。
CPUといえば、あれこれデスクトップマシンのスピードアップを策定するよりも、ノートパソコンです。わたしのDynabookはいまだ486SXの33MHzです。メモリ12MBっていうのもボトルネックです。なんせNTがインストールできない^^;。95なら息切れしながらでも動いてくれるのですが、もともとWindows3.1仕様のマシンですので、かなり無理があります。今はDOSとLinuxしか入れていません。Linux版のネットスケープがようやく動くように設定ができたのですが、立ち上げた瞬間に落ちてしまうことがよくあるし、あれにまたFreeBSDでも入れ直してみるほうが早道かもしれません。DOSではIBMの「Webboy」を入れています。いちおうネットサーフィンはできます。しかしいまさら256色っていうのも渋すぎです。ひょっとしてあれって16色なのでは……とか疑い始めると気分よくないので、確かめるまでもなくWebboyは256色っていうことにしておきましょう^^;。ともあれノートパソコンはおいそれとはグレードアップできませんね。なにしろ単価が高い。30万くらい当たり前。魅力的な広告に目を奪われていると、隅のほうに50万とか書いてあり、ぶっとびー、ってみなさん経験ありませんか。誰が買うんやこんな高いモン、とか言ったって、買う人は買うみたいですし、まぁ庶民には高嶺の花です。それにしても486SXはちょっと遅すぎますので、何らかの手を打たないとジャンクとしてただで人に上げる、みたいな運命にもなりかねません。カラー液晶だしPCMCIAスロット二つあるし、BSDもLinuxも動くんだけどなぁ。最近はそんなの当たり前か。ネットワーク端末の実験機としてもう少し使ってみようと思います。初めてHTTPデーモンが稼動したことを確認できたのはDynabookだったしねー。
職場用kiyochanメインPCの新構成
無印PC/AT互換機
CPU Pentium120MHz
MotherBoard Socket7 VP3 ATX (TMC-TI5VG)
Memory 32MB-SDRAM+16MB-FastPage*2(64MB)
HDD Seagate 2.1GB E-IDE
Video ATI Mach64 DRAM 2MB
Sound ESS 1868 (SB16互換)
SCSI Tekram DC390
CD-ROM 12倍速SCSI
MO Fujitsu 230/128
ZIP EPSON (SCSI)
MODEM Hucom 33600bps
それからサウンド関連。DTMは安くなりませんね。シーケンサソフトなんてまだウン万円の世界です。サウンドカードは激安傾向が続いていて、何よりです。SB互換カードは何枚かたまってきました。S3のPCIサウンドを筆頭に、ESSカード・SB16PnP・SB16MultiCD(非PnP)・OPTi82c930などです。OPTiの互換カードはもう一枚あったのですが、ATを自作するというやる気のある優秀な学生さんに上げてしまいました。M村くんがんばってるかなー。たしかMacも持ってるとか言ってたし。こうやってどんどん仲間を作っていくのでした。サウンドはスピーカーの性能にかなり依存するということもわかるようになりました。モニター一体型のスピーカーって、ガタイがでかい分だけ低音バシバシで意外といいようです。あとはWaveTableですね。MIDIを再生するだけならYAMAHAやローランドのソフト音源で十分だと思います。十分どころかかえってめりはりが効いていたりして、ハード音源より迫力あったりします。外付け音源やWaveTableは打ち込みのときだけ使っています。それからゲームのときなんかは長時間MIDIが鳴り続けるので、サウンドカードだけだとどうしても加熱してしまう(本当)ので、やはり外付けを使っています。DOOMで同じ音楽ばかり聞いていると別世界に行ってしまいます。やはりたまにはDOOMはwadファイルを切り替えて遊ぶのがベストですね。
パーツ類は金をかけすぎず、しかもケチりすぎず、っていうのが吉です。要するに必要なところには投資をし、どうでもいい部分は金をかけないということでしかないのですが、これが結構難しいし、趣味になってくるとそこが楽しみにもなります。EDGE 3Dのときような失敗はしないよう心がけていきたいものです(しつこいですね~)。
_ 97年の春は自宅で430TXマザーボード・AMDペンティアム互換プロセッサ・WindowsNT4.0の導入などが続き、貧困生活に陥りました。4,5,6月はずっと一日\1,000-で暮らしていたような気がします^^;。金がなくなればソフトも買えない・ハードも買えない……ということで大変つらかったのです。そんな中、わたしに夢を与えてくれたのがFreeのPC-UNIXでした。OS・標準機能・拡張機能・種々のアプリケーション・開発環境・ソースコード・ついでにX window systemというGUI・詳細なオンラインマニュアル……すべてCD-ROMに入っていて\2,000-程度です。価格にまず惹かれたのと、古い98が蘇るかも、という希望の光も見え、導入することになりました。しかし、UNIXだからなぁ、DOSみたいにちょいちょいっとお手軽にはいかんだろうなぁという恐れがあったのも事実です。パーテーションやファイル管理のシステムも違うし、マニュアルみんな英語っていう話だし……。しか~し、考えてみれば結局DOSは「慣れ」だった、Windows3.1も「慣れ」次第、Win95も「慣れ」ればお手軽だった、というあたりを鑑みれば、きっとUNIXも「慣れ」ればきっと……という確信を持って始めたのです。実際のところ今となっては、たしかに慣れればDOSもUNIXも大差ないように思えます。根本的な部分が少し違うので、二つの言葉を使い分けているような感じもします。言うなれば標準語と九州方言を使い分けるときのような感じかなぁ。英語はしゃべれませんのでバイリンガルの気持ちはよく分かりませんけど。
というわけでまず導入したのは、往年の名器といわれるパソコン、NEC 9801DA/U2にFreeBSD 2.1.5 RELEASEをインストールしました。といってもインストールにこぎつけるまで大変な紆余曲折がありました。98に限らず、PC-UNIXのインストールの手順は基本的には次の順序で行います。
インストール用のブート(起動)フロッピーを作る
これでインストール元のメディア(CD-ROMなど)を認識させインストール先のメディア(ふつう、HDD)も認識させる
FreeBSD インストール先のハードディスクのパーテーションを切る
さらにその中に通常のファイルシステムとスワップ領域をメモリの量の倍程度取る
Linux REDHAT・SLACKWARE共通 インストール先のハードディスクのパーテーションを切る
いきなりですが、LINUXのnativeをとります
それとは別のところにLINUXのスワップ専用も取ります
ここまでは下準備です。いやー、これだけでも大変でした。しかも特殊事情の多い国民機9800でやろうとしたものだから、なおさらでした(笑)。CD-ROMなしでやろうとしたもので、HDDにCD-ROMのソースファイルを流し込んで、そこでもういきなり、DOSとUNIXパーテーションが混乱してむちゃくちゃになってしまいました。ハードディスクの容量も130MBしかなかったし。今思うと、ですが、最初はノーマルなCD-ROMドライブ付きAT互換機でやるのが正解だと思います。HDDもせめて250MBはあったほうがいいでしょう。
すでに使っているWindowsの領域があって、それと共存させたい……というのはよくある話ですし、現在はわたしもそういう使い方ができるようになりましたが、パーテーションやスライスを切るという行為はデータすべてチャラになってしまう可能性を常に持っているので、共存なんてことは最初っから考えないほうが安全でしょう。ジャンクでもいいから別のハードディスクをパソコンにつないで、現在使用中のHDDはケーブルと電源引っこ抜いておくくらいの心の余裕が必要です^^;。スライスのことがある程度把握できて、パーテーションマジックやfips.exeが使えるようになったら、Windowsとかとの共存を考えるのもいいのではないでしょうか。
インストール元と、インストール先の準備ができたら、次は配布セットの選択です。「開発者向け」みたいのが項目に出てくるのでびびってしまいます。いや~わたしには開発なんてとてもとても……ちよこっと使ってみるだけでいいんですよ、なにもそんなソースを解読して新しいソフトウェアを作って社会に貢献しようなどとは少しも思ってないしぃ~、あ、でもちょっとだけですか?なら別に……でもHDD狭いしなぁ。……悩んでいてもきりがないので
「X-user」
を選ぶとよいです。これで、基本セットとX-windowを使うための最小限のファイルはすべて入ります。
その後もモデムやイーサネットの設定がたくさん出てきますが、全部すっ飛ばしていいのではないでしょうか。一つ一つの設定はあとから個別にできますし、その方が自分のスキルアップにはいいように思えます。把握してないうちからでたらめに設定してしまうと、後が大変なので。最後に展開(commit)を行うと、インストールが始まります。くだんのPC 9801DAでは一時間くらいかかります。Pentium120MHz程度であればものの10分です。8倍速とか10倍速とかのCD-ROMがあればきっともっと速いんじゃないでしょうか。
PC-UNIXは32BitのマルチタスクOSなので、Alt+F1, Alt+F2, Alt+F3...でタスクが切り替わります。Windowsで同時にたくさんの窓を行き来できるのと同じですね。この長いインストール時もAlt+F2で切り替えると、展開ファイルがディレクトリ(WindowsやMacではフォルダと呼ばれるようになった)を作って次々にファイルを配置していく様子が分かります。DOSのようなテキストモードでのマルチタスクというのは初めて経験したので、なんとも不思議な感じがしましたが、要するにたくさんのDOS窓をフル画面で切り替えるようなものですね(かなり乱暴なたとえ^^;)。使っている最中にソフトが動かなくなって、つまりハングアップしても、リセットボタンや電源ボタンを使う必要はあまりありません。別タスクに切り替えると、たいてい何もなかったように動いてくれます。よほど深刻なエラーでもない限り、どのタスクも動かなくなるということは、いままであまりなかったと思います。Windows95はマルチタスクOSを売り物にしていながら、よくWindows全体が凍り付きますよね。あれではいかんのです。NTはまだマシですが。インターネット巡回中にネスケが落ちるのも許せません。Webのファイルを読みこむだけ読みこんどいて、後で電話を切ってゆっくり見ようなどと考えているときに限って、ネスケが忽然と消えてしまう……ってよくあります。そういう時はだいたいブックマークにも入れてなかった、とかいうオチもついてきて、ああ、もうプリティサミー見て寝よう……とかやってるのは私だけでしょうか?
話が飛びました。FreeBSD導入記でした(笑)。インストールがすべて終わると再起動がかかります。そしてめでたくLogin:とでたらrootとやり、パスワードを打ち込みます。「なんとかかんとか #」とプロンプトが出たら、あとはもうlsでもcdでもpwdでもmanでも、好きなようにしてください。マニュアル全部えいごー!ということでかなりショックを受けますが、入門書の一冊や二冊買っとけば、英語を全部無視していても何とかなるでしょう。
不幸にもインストール後にLogin:までたどり着かなかったら、どうするのか。WindowsやDOSと同じです。こたえは「やり直す」ということですね。それがハードウェア的な問題なら、パーツを取り替える・余計な周辺機器をとりあえず外してみる。IRQやドライバの問題なら、DOSのデバドラと同じです。バッティングしないように心配りをするしかありません。IRQとかの設定を変えるためには、「Boot:」と出ている数秒の猶予のときに、すばやく「-c」と入れてあげて、configモードで「ls」です。ヘルプも確か「?」で出たと思います。わたしの場合、まともにLogin:と出たのは、初めて起動用のブートフロッピーを作ってから二週間くらいかかったかと思います。rootのパスワードを設定し損ねてハードディスクを泣く泣く初期化したこともありましたし、とにかく、気を長く持ってやってくしかありませんね。どうやってもうまく行かないときは、プリティサミーのビデオ見て寝る……と(笑)。翌日になると違った視点からスタートできることもありますし、トラブルシューティングにしても要するにWindowsと大差ないのかもしれません。Windowsと違う決定的な点は
周りの人に聞いても、誰もわからない ……かもしれない
というあたりでしょうか。これは困るのですが、インターネット上には、FAQみたいなのもありますし、英文のマニュアルでも必死でにらみつけていると、気合次第で意味が分かってくるのもあります(ほんとかね)。次回はXの設定について触れようかなぁ。
_ 私のビデオカード履歴はどっから始まったのかなぁ。仕事で98に大量にSuperFrame挿したあたりからかもしれない。SuperFrameはMS-DOSで動くフルカラーCバスボードなんですが、あれでよく、わけのわからんという評判だったフルカラーCGを何枚も描いたものです。
パーソナルにコンピュータを使い始めたのは95年の11月からなので、まだ2年なのですが、ビデオカードだけはほかのパーツと違ってどんどん増えていく感があります。毎度おなじみ、所有リスト公開!をやりますと、(新しい順)
・S3 Virge GX2 4MB
・CirrusLogic GD5462
・ATI mach64
・S3 Trio64V+
・Diamond EDGE 3D 2200XL
・Conpaq vision-Q (ISA 1MB)
・IO DATA GA-1024a (C-Bus)
・SuperFrame (C-Bus)x2
と、こんなところでしょうか。SuperFrameはPC9801DAを買い取ったとき、一緒についてきました。ほかにWindows専用のInteGraphicSの激安カードとかも持っていたのですが、学生にタダであげたりして手元から去りました。そういや512KB RAMのISAカード(\2,000?)とかも某高橋くんにあげたっけ。256色出てたし、あれはいいカードでした^^;。
先週、はじめてRAM 4MBのカードを買いました。夢の1024x768 24bppフルカラーです。しかし、新しすぎてXFree86のフォローが今一つなんです。3.3から対応しているようなので、Xwindowのバージョンアップをするまで、自宅はXが使えません。ますますMSの使用頻度が増えてしまう。そうでなくても「まるごとプリティサミー」とか「魔法使いTai!日めくりカレンダー」とかを歴々と買ってしまって、MS-Windowsに引き戻されることをなすすべもなく受け入れているというのに……。でもまぁ最近はどのソフトもNTで動くようになってきましたし「95専用」と銘打ちながら中身は16bitAPIなんていうひどいソフトを平気で出す会社も減ってきましたし、いい方向に向かっていることは確かなようです。ホントはWin3.1/95対応で出す予定だったCD-ROMが、95でしか読めない規格であることが発売直前にわかった、なんていうのも聞きました。当事者の人たちは大変だったかと思います。パッケージに貼ってあったWin95専用というシールが、いかにも「急遽こうなりました」って、モノを言っているようで痛々しかったです。
さて、Virge GX2なんですが、グリグリ速い3D?と思いきや、さほどそう感じません。ソフト次第ということなのでしょう。DOOMはまぁ普通です。ストレスはないのですが、CPUが166PR+ですからきっとそのせいでしょう。ほかに3Dゲームは試していないので、なんとも……。95でのDOOMはよいのですが、NTでのDOOMはやたら遅いです。NTはゲーム用のプラットフォームではないので仕方ないでしょう。S3はTrio64もありますが、こっちはサブマシンのビデオキャプチャで使っています。古いカードほど安定しているしドライバもよく練られている感じがします。Xも一発で設定できた覚えがあります。S3はすばらしいっす。今回GXを買うのに秋葉を周回していた際、ジャンク屋でMillenium(2じゃないやつ)の中古が\15,000-で売られているのを発見してしまい、少し迷いました。Matroxの2D 2MBか・S3の3D 4MBか……。でもMilleniumはまだ当分「夢」としてとっておこう!ということで、今回はVerge GX2となったのです。
毎度わたしが話題に出すEDGE 3Dに関して少し。いい加減この呪縛から離れたいです。しかし\38,800-も出して買ったとなると、二束三文で売りさばくのもどうかと思いますし、先述のWindowsカードみたいに学生にタダであげる豪胆さもありません。nVのチップはXFree86で対応しているので、そっちへの流用がこれからの課題です。サウンドチップも乗ってるんだよなぁ。今は「ありす in Cyberland (windows95)」専用機のAMD K5-90マシンに乗って余生を過ごしています。あのSeagateのHDD、最近いやな音するんだよなぁ(笑)。早期にバックアップ取るべきかも。
職場の自作機はATIのMach64です。まったく問題なく動作していますし、2MBで16bppハイカラーでもまずまずの発色です。美紗緒ちゃんの髪の毛の色がちょっとまだらになってますが、気にしないで行きましょう^^;。これは幕張のExpoのたたきうりで、なんと\1,980-でゲットしました。PCI 2MBでこの価格!もうちょっとで高田馬場←→海浜幕張・往復の電車賃以下になってしまう値段ですね。固有IOアドレスの関係で、Com4が使えないという問題が即発生しましたが、シリアル側をCom2に設定し直すことで解決しました(たしか0x3E0とかをMach64が使ってしまうのでした)。Xの設定もまあまあ楽でしたし、よく動いてくれています。
_ 今回触れるのは「DOOM」です。ついに来たかぁ~って感じですね。いままで「今日一日」のコーナーでしか触れてこなかったのですが、蘊蓄もだいぶたまってきましたのでまとめて書いてみたいと思います。
パソコンのアクションゲームです。DOS/Vのゲームがメジャーだったのですが、今ではプレイステーションやPC98版・もちろんWindows版やMacintosh版もあります。LinuxやBSDにもあるのですが、まだ試すに至っていません。ひとことでDOOMといっても製品としてはDOOM, UltimateDOOM, FinalDOOM, DOOM95, DOOM2などたくさんあります。しかし、それぞれの差はマップが違うということくらいで、基本は同じです。
簡単に言いますと、怪物を次々に撃ち殺していくゲームです。敵は血を噴いたり爆発したりして倒れます。死ぬと消えるわけではなくて死体が残りますし、生き返るやつもいます。難易度を高くすると次々生き返ってしまって収拾が付かなくなります。「DOOM2」でマップは30面ありまして、マップごとに出口があり、出口にたどり着くと次のマップへ……という具合です。ある方法である面をクリアすると幻の31,32面が現れるという話ですが、詳しくはわかりません。Windows版のDOOMは1面から一つ一つ積み上げなくても好きな面から始められます。しかしどっち道30面が終わったら終了です。
ボーッとしてると敵が攻撃してきます。火の粉を吹いてくるやつもいれば、殴りかかったり噛み付いてくるのもいます。かどを曲がるときは気を付けないと、突然敵が吠えながら襲いかかってきます。自分のHealth(体力)が0%~200%の間で変位するのですが、0%になったらゲームオーバーです。敵によってどの武器を使って攻撃するのが効果的か分かってきますと、俄然面白くなります。マップの中には隠しドアみたいなのも用意されてたりもしますんで、あちこちでSpaceキーを押してみるのも大切です。
なんでこれにハマったかといいますと、敵や武器や壁もよう・音楽などをカスタマイズできるんですね。で、インターネットのはるか海外のサイトに、「セーラームーンDOOM」があるのを知りました。オリジナルの日本ではないところがみそですね。カスタマイズのファイルはパックになっていて、それを起動時に指定してあげればDOOMの世界が即刻セーラームーンの世界になって始まるというわけです。音楽はセーラームーンの挿入歌・武器はティアラやムーンスティック・ダメージを受けたときの声まで「ううん」とか「いやん」とか、女の子です。たわいもないことなんですが、流れる音楽が心地よくて、ゲームをやっていなくても起動しているだけでもいい感じです。もとはそうだったんですけど、製品になっているDOOMのシリーズを全部やってしまってから、カスタムDOOMのCD-ROMまで購入し、現在もマップの攻略を渡り歩いているような状態です。セーラームーンのカスタムでなくても楽しめてしまうようになってしまったというわけです。
時間があると徹夜ででもやってしまうようになり、体調の不良まで引き起こすようになってから、最近は抑制しています。それから、職場では絶対手を出さないように……とこれも自分に課しています。当たり前ですね。インターネットでは天地無用のとからんま1/2のとか、たくさんカスタムファイルが公開されているみたいです。わたしが長期間やったのはSOS(Save Our Sailors)のファイルでバージョン0.1, 0.2, 0.3とすべてやりました。あと別のサイトでOuter(外部太陽系セーラー戦士)のwadもみつけ、これもFinalDOOMにのせてPLUTONIAとTNTの両方(計60面)でやりました。ほたるちゃんの声とかが入っていてGoodでした。この辺のカスタムファイルはKarlさんのリンクリスト、あるいはメジャーな検索エンジンで「DOOM」をキーにして探せばすぐ見つかるでしょう。シェアウェア版のDOOMもあるという話です。ちょっとやってみようかなぁという方はそれを探してみる手もあります。ただ、シェアウェア版はカスタムファイルを使うことができないので、セーラームーンDOOMを!というかたは製品版を買いましょう。
DOOMの流れに乗ったソフトは「Quake」「ディアブロ」「トゥームレイダー」などがあるようです。QuakeはセーラームーンQというこれまたカスタムがあり、私の今後の課題です。すでにプライマリのWin95パーテーションにインストールしてあります。Quakeはまだ慣れてないせいか、すぐ死んでしまうのです。DOOMにプラスして「泳ぐ」という動作が入っただけでも少し厳しいです。敵別の攻略もまだよく分かりません。
プレステ版DOOMはまだ買ってないのですが気になるところです。描画とか速そうですね。しかし一番速いのはWindowsを起こさないでプロンプトだけ出して、DOS/V版をPentiumでやるということです。これは快適です。95のDOS窓経由の倍は速くなります。NTからやるのは一番遅かったかも……と思います。でもDirectXも入れなくてよかったし、設定が簡単でした。音が出ないと楽しさ半減どころか攻めてくる敵に気が付けないので、戦いになりません。
なんかまとまりありませんが、とりあえずわたしのDOOMは進行中ということで……。これを超えるゲームはスーファミの「セーラームーンR」くらいかな(笑)
_ 現在のところFreeのBSDは3.0 SnapShotまでがCD-ROMで発売されています。IDEのハードディスクを買い足した折りでもあり、わたしは少しずつセットアップを続けています。
ご存知ないかたのために少し詳しく言いますと、FreeBSD、Linuxというのは、そのソフト自体に販売価格はなく、完全なフリーソフトウェアです。しかもOSなのです。OSというと、まぁWindows95みたいなものですね。コンピュータの電源を入れると立ち上がってくれます。Windowsみたいに最初からマウスでカチカチというわけにはいきませんが、決まった手順に沿って設定していくと、X window systemというたいへんグラフィックな環境を作ることができます。壁紙だって変えられますし、音も出ますし、Netscapeもあります。いわゆる商用ソフトもありますが、ほとんどがフリーです。インターネットで配布されていたり、単品のCD-ROMも配布されています。CDの場合はプレス代と流通があるようなので、当然実費はかかりますが、それでも\1,000~\2,000-前後でフルパッケージが入手できます。機能的にいうと大体WindowsNT Serverくらいかも知れません。気になるのがハードウェアのデバイスドライバですが、メジャーなものはほぼ動きます。新製品に対応するのはすぐには無理みたいです。誰かがドライバを書くまで待つか、自分で書くしかありません。しかしながら、あのEDGE 3Dのドライバも用意されたようです。
セッティングを続けているうちに、コンピュータに命令を出すということがどういうことなのかが何と無く分かってくるのが不思議です。これはUNIXのよさかも知れません。DOSも同じような感じでしたけど。ただUNIXの場合、ファイルのありかが最初から決まっているので、DOSみたいにメーカーが勝手な名前でごろごろとディレクトリを作っていって、HDDの中がてんやわんやになるという事態は避けられます。DOSやWindowsではいつもその問題に悩まされつづけています。このファイルやフォルダは消してもいいものかどうか……とか、そういった具体的なやつです。インターネットのキャッシュをどうするかとか、データをプログラムのフォルダに置いとくと、バックアップを取るとき大変だとか……。UNIXだと自分で管理したいファイルはホームディレクトリにあります。設定のためのファイルは/etcとか/usr/X11R6/lib/X11とか、決まったところに置くことになっていて、デバイスファイルは全部/devにあるとか、見通しがいいのです。一番いいのはお金がかからないということでしょう。
わたしはFreeBSDから入って、最近Linuxを始めたのですが、人口的にはLinuxのユーザーのほうが多いようです。書籍とかもLinuxはたくさん出ています。どっちも似たような感じなので、一つ徹底的にやれば類推もしやすくなります。両方ともわからないことがまだたくさんあるので、これからの課題です。とかいいながらあっという間に飽きてやんなくなったりして(笑)。でも当分Windowsからも離れられないでしょう。Windowsでしか動かないソフトがたくさんありますので……。
コンピュータの世界は思ったよりとてつもなく広いものだとつくづく感じています。