今週は他学部聴講で登録した工学部科目の定期試験を受けている。きょうは生態工学、明日は環境システム工学。工学部は専用の答案用紙がある。20数年前、入試の二次試験で使われていたものによく似た体裁である。
生態系の話が試験に出たので、植生やビオトープパッチやハシブトカラスのことなどを書きまくった。明日はたぶんオゾンホールやNOxや有機水銀のことを書きまくる予定。ラストスパートである。
飽きずに懲りずにまたTOEIC。もう何回受けたかわからなくなってくるほどだ。リスニングの先読みや、Readingのわからないところを平気で飛ばして適当マークができるようになってきた。受験テクニックということだと思う。前回550を突破したので、当面の目標は600点である。
理学部の定期試験がすべて終了した。一部九月に持ち越されるのと、来週他学部の試験も少しあるが、メインは今日で全部終了。
火曜の生命進化学から始まり、固体地球科学、空間情報学、大気海洋循環学、人間環境システム、そして今日午後は最大の難関である造岩鉱物光学であった。
東大の定期試験はこんなに難しくて量が多かったっけ?という感じが連発。全力で準備して最大風速で乗り切る、みたいなのが続いた。入学試験で乗り切ったのと似た感覚である。こんな感じで来年の大学院入試も乗り切れたらいいんだけど。
ぼくの入学した地球惑星環境学科は、もともと地質学科、鉱物学科、地理学科の三学科統合の歴史があるようだ。中でも一番人文系の地理学に近い、地理情報を学ぶ空間情報学が楽しい。具体的にはGISの座学と実習がワンシーズン続いた。
最初は初めてのソフトArkGISになかなか慣れず悪戦苦闘したが、最近はいろんなことができるとわかり楽しくなってきた。鳥瞰図やボロノイ図は「こういうことがやりたかったんだ」的なアトラクトが感じられる。
課題を提出して、みんなでお互いにコメントし合って終了。なんだか卒論のテーマもこの分野でやってみたい気がしている。
学期末のレポートをつぎつぎに提出。手書きを義務付けられているもの、メール提出のもの、PDFを作らないといけないもの、形式は様々だが、みな難易度が高いものばかり。ひいひい言いながら、でもちょっと楽しく作成を進める。出しても出しても次のレポートが課される。レギュラー時期の学期末の大変さである。工学部の頃も同じように量産していたはずなのだが、今回は厳しいと感じる。しかし、地形地質実習も、進化学実習も、基礎演習2(computer)もほぼ作成が終わった。そして来週は試験ラッシュである。
今年前期の授業料が全額免除になったと東京大学から通知が来た。これは大きい。今年のぼくの住民税も先日通知が来たばかりで、所得割はゼロ、均等割のみ。要するにぼくはすでに無税の人となっている。妻の扶養に入っているくらいだから、父兄の年収が高いことで知られる東大生の中では、非常につましい暮らしをしていることになるのだ。
国費でまるまる勉強をさせてもらえている。ありがたいことだ。