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1998-01-19(Mon) 最近のハードウェアについて思うこと [長年日記]

_  世の中すごい勢いで進んでいます。intel純正Pentium-2が300MHzとか、もっと上の周波数で動作したCPUとか、とにかく激しいですね。身近にも233MHzのCPUを使っているという人が何人もいます。今のローエンドはMMX-Pentiumの166MHzとか……。前から古いPCを使っている人たちは、たいていそういう流れをはがゆい思いで見ているのではないでしょうか。さっさと買い換えていくのが一番賢いやり方だとは思いますが、そうそうお金が湯水のようにあるわけではありません。現状に工夫して、手持ちの資源を最大限有効に使っていく……というのが現実的な路線でしよう。わたしの現在の最速CPUはAMD-K5の166PRです。MMXなし、133MHz動作。遅いと思うか速いと思うかは自分次第です。たしかにWindowsNTでは厳しいです。ハードディスクを大掃除すればちょっとは速くなるかもしれません。

 職場で使っている自作AT機はnormal-Pentiumの120MHz版です。クロックアップして133MHzで使っています。こないだマザーボードを交換したばかりなのですが、CyrixMX-200への換装は予算的な面で断念しました。だからこんなことうだうだ書いてるのかなー。その代わり、ここのところ底値といわれている32MBのSDRAMを追加して、夢の64MBです。Windows95はそれほど変わらないと思いますが、NTは体感的に倍くらい速くなったような気がします。まえは48MBですべてSIMMの構成でした。クロックアップすると即刻フリーズするような「使い込んだ」マザーだったし、古い8MBのSIMMを積んでいたりしたので、カスタマイズには限界がありましたが、今回はばりばりにチューンナップしてあります^^;。悲願(大げさな……)だったIDEポートやシリアルポートも使えるようになりましたし、何といっても初めてのATX電源です。しかしNTは勝手に電源が落ちてくれないので結局手でPowerを押して切っています。ああ悲しい。95はちゃんと電源が切れてくれるので、CDやMOは事前に抜いておかなくては出せなくなります。わたしのCD-ROMだぞー、返せー(笑)、みたいな。

 メモリとマザーボードだけ替えてほかは前のままです。しかし、体感速度は飛躍的に速くなりました。ネットスケープの起動が約10秒です。ネスケをいったん落としてから、もう一回ネスケ立ち上げると、なんと5秒で立ち上がります。すげー。NTの起動も一分かからなくなったかなぁ。前は電源入れてから2フロア下の自動販売機にコーヒー買いに行って、戻ってきたらまだHDDがのんきにカラカラ言っていて壁紙がまだ表示されていない……といった感じでした。ブラウザソフトが10秒というのはすごいです。さすがVIAチップセットとSDRAMですね。そう、VIAのアポロチップセットということは、AGP対応です。将来的にビデオカードの高速化が図れます。前号ではビデオカードについて触れましたが、今のところまだPCIのMach64でお茶を濁しています。2MBというのはちょっと不満でてきたかなぁ。しかし職場で使っているのでゲームには使いませんし、ビデオカードはまだ換装しないでしょう。ビジネスアプリが順調に動いてくれていれば問題ありません。Millenium2に手を出すのはまだまだ先のことでしょう。

 CPUといえば、あれこれデスクトップマシンのスピードアップを策定するよりも、ノートパソコンです。わたしのDynabookはいまだ486SXの33MHzです。メモリ12MBっていうのもボトルネックです。なんせNTがインストールできない^^;。95なら息切れしながらでも動いてくれるのですが、もともとWindows3.1仕様のマシンですので、かなり無理があります。今はDOSとLinuxしか入れていません。Linux版のネットスケープがようやく動くように設定ができたのですが、立ち上げた瞬間に落ちてしまうことがよくあるし、あれにまたFreeBSDでも入れ直してみるほうが早道かもしれません。DOSではIBMの「Webboy」を入れています。いちおうネットサーフィンはできます。しかしいまさら256色っていうのも渋すぎです。ひょっとしてあれって16色なのでは……とか疑い始めると気分よくないので、確かめるまでもなくWebboyは256色っていうことにしておきましょう^^;。ともあれノートパソコンはおいそれとはグレードアップできませんね。なにしろ単価が高い。30万くらい当たり前。魅力的な広告に目を奪われていると、隅のほうに50万とか書いてあり、ぶっとびー、ってみなさん経験ありませんか。誰が買うんやこんな高いモン、とか言ったって、買う人は買うみたいですし、まぁ庶民には高嶺の花です。それにしても486SXはちょっと遅すぎますので、何らかの手を打たないとジャンクとしてただで人に上げる、みたいな運命にもなりかねません。カラー液晶だしPCMCIAスロット二つあるし、BSDもLinuxも動くんだけどなぁ。最近はそんなの当たり前か。ネットワーク端末の実験機としてもう少し使ってみようと思います。初めてHTTPデーモンが稼動したことを確認できたのはDynabookだったしねー。

職場用kiyochanメインPCの新構成

無印PC/AT互換機

CPU Pentium120MHz

MotherBoard Socket7 VP3 ATX (TMC-TI5VG)

Memory 32MB-SDRAM+16MB-FastPage*2(64MB)

HDD Seagate 2.1GB E-IDE

Video ATI Mach64 DRAM 2MB

Sound ESS 1868 (SB16互換)

SCSI Tekram DC390

CD-ROM 12倍速SCSI

MO Fujitsu 230/128

ZIP EPSON (SCSI)

MODEM Hucom 33600bps

 それからサウンド関連。DTMは安くなりませんね。シーケンサソフトなんてまだウン万円の世界です。サウンドカードは激安傾向が続いていて、何よりです。SB互換カードは何枚かたまってきました。S3のPCIサウンドを筆頭に、ESSカード・SB16PnP・SB16MultiCD(非PnP)・OPTi82c930などです。OPTiの互換カードはもう一枚あったのですが、ATを自作するというやる気のある優秀な学生さんに上げてしまいました。M村くんがんばってるかなー。たしかMacも持ってるとか言ってたし。こうやってどんどん仲間を作っていくのでした。サウンドはスピーカーの性能にかなり依存するということもわかるようになりました。モニター一体型のスピーカーって、ガタイがでかい分だけ低音バシバシで意外といいようです。あとはWaveTableですね。MIDIを再生するだけならYAMAHAやローランドのソフト音源で十分だと思います。十分どころかかえってめりはりが効いていたりして、ハード音源より迫力あったりします。外付け音源やWaveTableは打ち込みのときだけ使っています。それからゲームのときなんかは長時間MIDIが鳴り続けるので、サウンドカードだけだとどうしても加熱してしまう(本当)ので、やはり外付けを使っています。DOOMで同じ音楽ばかり聞いていると別世界に行ってしまいます。やはりたまにはDOOMはwadファイルを切り替えて遊ぶのがベストですね。

 パーツ類は金をかけすぎず、しかもケチりすぎず、っていうのが吉です。要するに必要なところには投資をし、どうでもいい部分は金をかけないということでしかないのですが、これが結構難しいし、趣味になってくるとそこが楽しみにもなります。EDGE 3Dのときような失敗はしないよう心がけていきたいものです(しつこいですね~)。


1997-12-11(Thu) FreeBSD導入記 [長年日記]

_  97年の春は自宅で430TXマザーボード・AMDペンティアム互換プロセッサ・WindowsNT4.0の導入などが続き、貧困生活に陥りました。4,5,6月はずっと一日\1,000-で暮らしていたような気がします^^;。金がなくなればソフトも買えない・ハードも買えない……ということで大変つらかったのです。そんな中、わたしに夢を与えてくれたのがFreeのPC-UNIXでした。OS・標準機能・拡張機能・種々のアプリケーション・開発環境・ソースコード・ついでにX window systemというGUI・詳細なオンラインマニュアル……すべてCD-ROMに入っていて\2,000-程度です。価格にまず惹かれたのと、古い98が蘇るかも、という希望の光も見え、導入することになりました。しかし、UNIXだからなぁ、DOSみたいにちょいちょいっとお手軽にはいかんだろうなぁという恐れがあったのも事実です。パーテーションやファイル管理のシステムも違うし、マニュアルみんな英語っていう話だし……。しか~し、考えてみれば結局DOSは「慣れ」だった、Windows3.1も「慣れ」次第、Win95も「慣れ」ればお手軽だった、というあたりを鑑みれば、きっとUNIXも「慣れ」ればきっと……という確信を持って始めたのです。実際のところ今となっては、たしかに慣れればDOSもUNIXも大差ないように思えます。根本的な部分が少し違うので、二つの言葉を使い分けているような感じもします。言うなれば標準語と九州方言を使い分けるときのような感じかなぁ。英語はしゃべれませんのでバイリンガルの気持ちはよく分かりませんけど。

 というわけでまず導入したのは、往年の名器といわれるパソコン、NEC 9801DA/U2にFreeBSD 2.1.5 RELEASEをインストールしました。といってもインストールにこぎつけるまで大変な紆余曲折がありました。98に限らず、PC-UNIXのインストールの手順は基本的には次の順序で行います。

インストール用のブート(起動)フロッピーを作る

これでインストール元のメディア(CD-ROMなど)を認識させインストール先のメディア(ふつう、HDD)も認識させる

FreeBSD インストール先のハードディスクのパーテーションを切る

さらにその中に通常のファイルシステムとスワップ領域をメモリの量の倍程度取る

Linux REDHAT・SLACKWARE共通 インストール先のハードディスクのパーテーションを切る

いきなりですが、LINUXのnativeをとります

それとは別のところにLINUXのスワップ専用も取ります

 ここまでは下準備です。いやー、これだけでも大変でした。しかも特殊事情の多い国民機9800でやろうとしたものだから、なおさらでした(笑)。CD-ROMなしでやろうとしたもので、HDDにCD-ROMのソースファイルを流し込んで、そこでもういきなり、DOSとUNIXパーテーションが混乱してむちゃくちゃになってしまいました。ハードディスクの容量も130MBしかなかったし。今思うと、ですが、最初はノーマルなCD-ROMドライブ付きAT互換機でやるのが正解だと思います。HDDもせめて250MBはあったほうがいいでしょう。

 すでに使っているWindowsの領域があって、それと共存させたい……というのはよくある話ですし、現在はわたしもそういう使い方ができるようになりましたが、パーテーションやスライスを切るという行為はデータすべてチャラになってしまう可能性を常に持っているので、共存なんてことは最初っから考えないほうが安全でしょう。ジャンクでもいいから別のハードディスクをパソコンにつないで、現在使用中のHDDはケーブルと電源引っこ抜いておくくらいの心の余裕が必要です^^;。スライスのことがある程度把握できて、パーテーションマジックやfips.exeが使えるようになったら、Windowsとかとの共存を考えるのもいいのではないでしょうか。

 インストール元と、インストール先の準備ができたら、次は配布セットの選択です。「開発者向け」みたいのが項目に出てくるのでびびってしまいます。いや~わたしには開発なんてとてもとても……ちよこっと使ってみるだけでいいんですよ、なにもそんなソースを解読して新しいソフトウェアを作って社会に貢献しようなどとは少しも思ってないしぃ~、あ、でもちょっとだけですか?なら別に……でもHDD狭いしなぁ。……悩んでいてもきりがないので

「X-user」

を選ぶとよいです。これで、基本セットとX-windowを使うための最小限のファイルはすべて入ります。

 その後もモデムやイーサネットの設定がたくさん出てきますが、全部すっ飛ばしていいのではないでしょうか。一つ一つの設定はあとから個別にできますし、その方が自分のスキルアップにはいいように思えます。把握してないうちからでたらめに設定してしまうと、後が大変なので。最後に展開(commit)を行うと、インストールが始まります。くだんのPC 9801DAでは一時間くらいかかります。Pentium120MHz程度であればものの10分です。8倍速とか10倍速とかのCD-ROMがあればきっともっと速いんじゃないでしょうか。

 PC-UNIXは32BitのマルチタスクOSなので、Alt+F1, Alt+F2, Alt+F3...でタスクが切り替わります。Windowsで同時にたくさんの窓を行き来できるのと同じですね。この長いインストール時もAlt+F2で切り替えると、展開ファイルがディレクトリ(WindowsやMacではフォルダと呼ばれるようになった)を作って次々にファイルを配置していく様子が分かります。DOSのようなテキストモードでのマルチタスクというのは初めて経験したので、なんとも不思議な感じがしましたが、要するにたくさんのDOS窓をフル画面で切り替えるようなものですね(かなり乱暴なたとえ^^;)。使っている最中にソフトが動かなくなって、つまりハングアップしても、リセットボタンや電源ボタンを使う必要はあまりありません。別タスクに切り替えると、たいてい何もなかったように動いてくれます。よほど深刻なエラーでもない限り、どのタスクも動かなくなるということは、いままであまりなかったと思います。Windows95はマルチタスクOSを売り物にしていながら、よくWindows全体が凍り付きますよね。あれではいかんのです。NTはまだマシですが。インターネット巡回中にネスケが落ちるのも許せません。Webのファイルを読みこむだけ読みこんどいて、後で電話を切ってゆっくり見ようなどと考えているときに限って、ネスケが忽然と消えてしまう……ってよくあります。そういう時はだいたいブックマークにも入れてなかった、とかいうオチもついてきて、ああ、もうプリティサミー見て寝よう……とかやってるのは私だけでしょうか?

 話が飛びました。FreeBSD導入記でした(笑)。インストールがすべて終わると再起動がかかります。そしてめでたくLogin:とでたらrootとやり、パスワードを打ち込みます。「なんとかかんとか #」とプロンプトが出たら、あとはもうlsでもcdでもpwdでもmanでも、好きなようにしてください。マニュアル全部えいごー!ということでかなりショックを受けますが、入門書の一冊や二冊買っとけば、英語を全部無視していても何とかなるでしょう。

 不幸にもインストール後にLogin:までたどり着かなかったら、どうするのか。WindowsやDOSと同じです。こたえは「やり直す」ということですね。それがハードウェア的な問題なら、パーツを取り替える・余計な周辺機器をとりあえず外してみる。IRQやドライバの問題なら、DOSのデバドラと同じです。バッティングしないように心配りをするしかありません。IRQとかの設定を変えるためには、「Boot:」と出ている数秒の猶予のときに、すばやく「-c」と入れてあげて、configモードで「ls」です。ヘルプも確か「?」で出たと思います。わたしの場合、まともにLogin:と出たのは、初めて起動用のブートフロッピーを作ってから二週間くらいかかったかと思います。rootのパスワードを設定し損ねてハードディスクを泣く泣く初期化したこともありましたし、とにかく、気を長く持ってやってくしかありませんね。どうやってもうまく行かないときは、プリティサミーのビデオ見て寝る……と(笑)。翌日になると違った視点からスタートできることもありますし、トラブルシューティングにしても要するにWindowsと大差ないのかもしれません。Windowsと違う決定的な点は

周りの人に聞いても、誰もわからない  ……かもしれない

というあたりでしょうか。これは困るのですが、インターネット上には、FAQみたいなのもありますし、英文のマニュアルでも必死でにらみつけていると、気合次第で意味が分かってくるのもあります(ほんとかね)。次回はXの設定について触れようかなぁ。


1997-11-17(Mon) ビデオカード三昧 [長年日記]

_  私のビデオカード履歴はどっから始まったのかなぁ。仕事で98に大量にSuperFrame挿したあたりからかもしれない。SuperFrameはMS-DOSで動くフルカラーCバスボードなんですが、あれでよく、わけのわからんという評判だったフルカラーCGを何枚も描いたものです。

 パーソナルにコンピュータを使い始めたのは95年の11月からなので、まだ2年なのですが、ビデオカードだけはほかのパーツと違ってどんどん増えていく感があります。毎度おなじみ、所有リスト公開!をやりますと、(新しい順)

・S3 Virge GX2 4MB

・CirrusLogic GD5462

・ATI mach64

・S3 Trio64V+

・Diamond EDGE 3D 2200XL

・Conpaq vision-Q (ISA 1MB)

・IO DATA GA-1024a (C-Bus)

・SuperFrame (C-Bus)x2

と、こんなところでしょうか。SuperFrameはPC9801DAを買い取ったとき、一緒についてきました。ほかにWindows専用のInteGraphicSの激安カードとかも持っていたのですが、学生にタダであげたりして手元から去りました。そういや512KB RAMのISAカード(\2,000?)とかも某高橋くんにあげたっけ。256色出てたし、あれはいいカードでした^^;。

 先週、はじめてRAM 4MBのカードを買いました。夢の1024x768 24bppフルカラーです。しかし、新しすぎてXFree86のフォローが今一つなんです。3.3から対応しているようなので、Xwindowのバージョンアップをするまで、自宅はXが使えません。ますますMSの使用頻度が増えてしまう。そうでなくても「まるごとプリティサミー」とか「魔法使いTai!日めくりカレンダー」とかを歴々と買ってしまって、MS-Windowsに引き戻されることをなすすべもなく受け入れているというのに……。でもまぁ最近はどのソフトもNTで動くようになってきましたし「95専用」と銘打ちながら中身は16bitAPIなんていうひどいソフトを平気で出す会社も減ってきましたし、いい方向に向かっていることは確かなようです。ホントはWin3.1/95対応で出す予定だったCD-ROMが、95でしか読めない規格であることが発売直前にわかった、なんていうのも聞きました。当事者の人たちは大変だったかと思います。パッケージに貼ってあったWin95専用というシールが、いかにも「急遽こうなりました」って、モノを言っているようで痛々しかったです。

 さて、Virge GX2なんですが、グリグリ速い3D?と思いきや、さほどそう感じません。ソフト次第ということなのでしょう。DOOMはまぁ普通です。ストレスはないのですが、CPUが166PR+ですからきっとそのせいでしょう。ほかに3Dゲームは試していないので、なんとも……。95でのDOOMはよいのですが、NTでのDOOMはやたら遅いです。NTはゲーム用のプラットフォームではないので仕方ないでしょう。S3はTrio64もありますが、こっちはサブマシンのビデオキャプチャで使っています。古いカードほど安定しているしドライバもよく練られている感じがします。Xも一発で設定できた覚えがあります。S3はすばらしいっす。今回GXを買うのに秋葉を周回していた際、ジャンク屋でMillenium(2じゃないやつ)の中古が\15,000-で売られているのを発見してしまい、少し迷いました。Matroxの2D 2MBか・S3の3D 4MBか……。でもMilleniumはまだ当分「夢」としてとっておこう!ということで、今回はVerge GX2となったのです。

 毎度わたしが話題に出すEDGE 3Dに関して少し。いい加減この呪縛から離れたいです。しかし\38,800-も出して買ったとなると、二束三文で売りさばくのもどうかと思いますし、先述のWindowsカードみたいに学生にタダであげる豪胆さもありません。nVのチップはXFree86で対応しているので、そっちへの流用がこれからの課題です。サウンドチップも乗ってるんだよなぁ。今は「ありす in Cyberland (windows95)」専用機のAMD K5-90マシンに乗って余生を過ごしています。あのSeagateのHDD、最近いやな音するんだよなぁ(笑)。早期にバックアップ取るべきかも。

 職場の自作機はATIのMach64です。まったく問題なく動作していますし、2MBで16bppハイカラーでもまずまずの発色です。美紗緒ちゃんの髪の毛の色がちょっとまだらになってますが、気にしないで行きましょう^^;。これは幕張のExpoのたたきうりで、なんと\1,980-でゲットしました。PCI 2MBでこの価格!もうちょっとで高田馬場←→海浜幕張・往復の電車賃以下になってしまう値段ですね。固有IOアドレスの関係で、Com4が使えないという問題が即発生しましたが、シリアル側をCom2に設定し直すことで解決しました(たしか0x3E0とかをMach64が使ってしまうのでした)。Xの設定もまあまあ楽でしたし、よく動いてくれています。


1997-10-06(Mon) DOOM [長年日記]

_  今回触れるのは「DOOM」です。ついに来たかぁ~って感じですね。いままで「今日一日」のコーナーでしか触れてこなかったのですが、蘊蓄もだいぶたまってきましたのでまとめて書いてみたいと思います。

 パソコンのアクションゲームです。DOS/Vのゲームがメジャーだったのですが、今ではプレイステーションやPC98版・もちろんWindows版やMacintosh版もあります。LinuxやBSDにもあるのですが、まだ試すに至っていません。ひとことでDOOMといっても製品としてはDOOM, UltimateDOOM, FinalDOOM, DOOM95, DOOM2などたくさんあります。しかし、それぞれの差はマップが違うということくらいで、基本は同じです。

 簡単に言いますと、怪物を次々に撃ち殺していくゲームです。敵は血を噴いたり爆発したりして倒れます。死ぬと消えるわけではなくて死体が残りますし、生き返るやつもいます。難易度を高くすると次々生き返ってしまって収拾が付かなくなります。「DOOM2」でマップは30面ありまして、マップごとに出口があり、出口にたどり着くと次のマップへ……という具合です。ある方法である面をクリアすると幻の31,32面が現れるという話ですが、詳しくはわかりません。Windows版のDOOMは1面から一つ一つ積み上げなくても好きな面から始められます。しかしどっち道30面が終わったら終了です。

 ボーッとしてると敵が攻撃してきます。火の粉を吹いてくるやつもいれば、殴りかかったり噛み付いてくるのもいます。かどを曲がるときは気を付けないと、突然敵が吠えながら襲いかかってきます。自分のHealth(体力)が0%~200%の間で変位するのですが、0%になったらゲームオーバーです。敵によってどの武器を使って攻撃するのが効果的か分かってきますと、俄然面白くなります。マップの中には隠しドアみたいなのも用意されてたりもしますんで、あちこちでSpaceキーを押してみるのも大切です。

 なんでこれにハマったかといいますと、敵や武器や壁もよう・音楽などをカスタマイズできるんですね。で、インターネットのはるか海外のサイトに、「セーラームーンDOOM」があるのを知りました。オリジナルの日本ではないところがみそですね。カスタマイズのファイルはパックになっていて、それを起動時に指定してあげればDOOMの世界が即刻セーラームーンの世界になって始まるというわけです。音楽はセーラームーンの挿入歌・武器はティアラやムーンスティック・ダメージを受けたときの声まで「ううん」とか「いやん」とか、女の子です。たわいもないことなんですが、流れる音楽が心地よくて、ゲームをやっていなくても起動しているだけでもいい感じです。もとはそうだったんですけど、製品になっているDOOMのシリーズを全部やってしまってから、カスタムDOOMのCD-ROMまで購入し、現在もマップの攻略を渡り歩いているような状態です。セーラームーンのカスタムでなくても楽しめてしまうようになってしまったというわけです。

 時間があると徹夜ででもやってしまうようになり、体調の不良まで引き起こすようになってから、最近は抑制しています。それから、職場では絶対手を出さないように……とこれも自分に課しています。当たり前ですね。インターネットでは天地無用のとからんま1/2のとか、たくさんカスタムファイルが公開されているみたいです。わたしが長期間やったのはSOS(Save Our Sailors)のファイルでバージョン0.1, 0.2, 0.3とすべてやりました。あと別のサイトでOuter(外部太陽系セーラー戦士)のwadもみつけ、これもFinalDOOMにのせてPLUTONIAとTNTの両方(計60面)でやりました。ほたるちゃんの声とかが入っていてGoodでした。この辺のカスタムファイルはKarlさんのリンクリスト、あるいはメジャーな検索エンジンで「DOOM」をキーにして探せばすぐ見つかるでしょう。シェアウェア版のDOOMもあるという話です。ちょっとやってみようかなぁという方はそれを探してみる手もあります。ただ、シェアウェア版はカスタムファイルを使うことができないので、セーラームーンDOOMを!というかたは製品版を買いましょう。

 DOOMの流れに乗ったソフトは「Quake」「ディアブロ」「トゥームレイダー」などがあるようです。QuakeはセーラームーンQというこれまたカスタムがあり、私の今後の課題です。すでにプライマリのWin95パーテーションにインストールしてあります。Quakeはまだ慣れてないせいか、すぐ死んでしまうのです。DOOMにプラスして「泳ぐ」という動作が入っただけでも少し厳しいです。敵別の攻略もまだよく分かりません。

 プレステ版DOOMはまだ買ってないのですが気になるところです。描画とか速そうですね。しかし一番速いのはWindowsを起こさないでプロンプトだけ出して、DOS/V版をPentiumでやるということです。これは快適です。95のDOS窓経由の倍は速くなります。NTからやるのは一番遅かったかも……と思います。でもDirectXも入れなくてよかったし、設定が簡単でした。音が出ないと楽しさ半減どころか攻めてくる敵に気が付けないので、戦いになりません。

 なんかまとまりありませんが、とりあえずわたしのDOOMは進行中ということで……。これを超えるゲームはスーファミの「セーラームーンR」くらいかな(笑)


1997-07-31(Thu) PC/AT互換機な話・UNIX編 [長年日記]

_  現在のところFreeのBSDは3.0 SnapShotまでがCD-ROMで発売されています。IDEのハードディスクを買い足した折りでもあり、わたしは少しずつセットアップを続けています。

 ご存知ないかたのために少し詳しく言いますと、FreeBSD、Linuxというのは、そのソフト自体に販売価格はなく、完全なフリーソフトウェアです。しかもOSなのです。OSというと、まぁWindows95みたいなものですね。コンピュータの電源を入れると立ち上がってくれます。Windowsみたいに最初からマウスでカチカチというわけにはいきませんが、決まった手順に沿って設定していくと、X window systemというたいへんグラフィックな環境を作ることができます。壁紙だって変えられますし、音も出ますし、Netscapeもあります。いわゆる商用ソフトもありますが、ほとんどがフリーです。インターネットで配布されていたり、単品のCD-ROMも配布されています。CDの場合はプレス代と流通があるようなので、当然実費はかかりますが、それでも\1,000~\2,000-前後でフルパッケージが入手できます。機能的にいうと大体WindowsNT Serverくらいかも知れません。気になるのがハードウェアのデバイスドライバですが、メジャーなものはほぼ動きます。新製品に対応するのはすぐには無理みたいです。誰かがドライバを書くまで待つか、自分で書くしかありません。しかしながら、あのEDGE 3Dのドライバも用意されたようです。

 セッティングを続けているうちに、コンピュータに命令を出すということがどういうことなのかが何と無く分かってくるのが不思議です。これはUNIXのよさかも知れません。DOSも同じような感じでしたけど。ただUNIXの場合、ファイルのありかが最初から決まっているので、DOSみたいにメーカーが勝手な名前でごろごろとディレクトリを作っていって、HDDの中がてんやわんやになるという事態は避けられます。DOSやWindowsではいつもその問題に悩まされつづけています。このファイルやフォルダは消してもいいものかどうか……とか、そういった具体的なやつです。インターネットのキャッシュをどうするかとか、データをプログラムのフォルダに置いとくと、バックアップを取るとき大変だとか……。UNIXだと自分で管理したいファイルはホームディレクトリにあります。設定のためのファイルは/etcとか/usr/X11R6/lib/X11とか、決まったところに置くことになっていて、デバイスファイルは全部/devにあるとか、見通しがいいのです。一番いいのはお金がかからないということでしょう。

 わたしはFreeBSDから入って、最近Linuxを始めたのですが、人口的にはLinuxのユーザーのほうが多いようです。書籍とかもLinuxはたくさん出ています。どっちも似たような感じなので、一つ徹底的にやれば類推もしやすくなります。両方ともわからないことがまだたくさんあるので、これからの課題です。とかいいながらあっという間に飽きてやんなくなったりして(笑)。でも当分Windowsからも離れられないでしょう。Windowsでしか動かないソフトがたくさんありますので……。

 コンピュータの世界は思ったよりとてつもなく広いものだとつくづく感じています。


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