地球惑星環境学科3年配当の最後の試験「地球環境化学」の試験と、農学部の「緑化工学」「水文学」の試験があった。環境化学の担当教授は著書でも大変有名な川幡穂高先生である。とにかく地学と化学のことは、この先生はおそらく何でも知っている、という印象。語り口も独特で飽きさせない。しかしなんだか若い学生の皆さんはいまいち冗談にウケないのだ。なぜか? この疑問が解けたら心理学に一歩踏み出せる予感がする。
先生の評はともかくとして、試験なのだからこの自分が評価される日なのだ。試験問題はどれも手ごわかった。当たり前だけれどね。学部の定期試験というのは、ある意味大学院の修士課程の入学試験レベルなのだと思う。クリアできたら次、クリアできないようなら足止めである。しかし、自分が教員だったときもそうだったのだが、若干の温情が入る余地がある。ほとんど休まず授業に出ていればなおさらだ。
対策していたヤマが外れるとちょっとダメージがある。しかし、たぶん無駄な学問などない。どこかできっと役に立つはずだ。