父や母、スポンサーや、妻の誕生日と、11月は誕生日ラッシュである。さそり座からいて座へと続く。高田馬場で餃子を食べ、コージーコーナーでケーキを買って帰る。
小倉から帰ってきてすぐにその足で、地球惑星連合学会の公開セミナーに参加した。テーマは富士山やオーロラ、恐竜など。ふだん学んでいるものばかりである。まるで関連がなさそうに見えるが、地球の過去数万年、数億年を知るには必要なキーワードである。研究者の皆さんの世界はすばらしいと感じ入るばかりである。
日本航空の「おともでマイル」を使って妻と小倉に帰省。10000マイル+25000円で二人往復できるお得な航空チケットである。
この夏に親類が二人亡くなったと聞く。残念な限りだ。お線香を上げに伺う。レンタカーでの移動が定番である。小倉の町は東京に比べると圧倒的に運転しやすい。当たり前のことだがどこにでも駐車場がある。駐車場のない東京が異常なのかもしれない。
父にはこの四月の入学式の風景の入った大学の入学アルバムを持参した。夕方は甥が店員として勤めているレストランで食事。今回はあまり時間がなかったが連休を使って充実した休暇が取れた。父は80歳で傘寿であった。
前後は北九州空港そばの東横インを利用。空港島に唯一の民間施設。空港の島がもっと開けると便利になるのにと思う。
東大でサンゴ礁学会が開催される。会場設営のアルバイト。パネルなどの運搬と組み立て。力仕事である。デパートの内装のようなかんじ。終了後授業に出てから、学会発表にも少し参加。エルニーニョなどの気候変動の話題が多い。帰省日程が入っていなければ、もっとたくさん聞けたのだが…。
地球惑星科学専攻の博士課程の大学院生がセミナーのプレゼンをやってくださった。大変興味深い。学部生である自分としては研究そのものの話よりも、どのようにして大学院に進もうと考えたか、研究とはその人の場合いかようであるかに興味がある。そうした疑問にすべて答えていただいた気がする。午後の駒場の授業をひとコマ切って聞いた甲斐があった。
仲間のバースデー司会のために久しぶりに三鷹へ。きょうは一日いろいろあったが、神様は守ってくれている。
古い経験者の話を聞くイベント。開催側の役割に徹する。口述筆記をやり通した。一日で何万字書いたかわからない。ボールペンが二本涸れた。すごいことだ。これをまたテキストに起こすと思うとくらくらする。
古い人たちの経験は、何事にも代えがたい貴重な体験である。イベント終了後は何人かにホームグループにも来ていただいた。多くの人たちに経験を話してもらいたいと思う。
必修授業の発表会であった。九月に行った九十九里浜の野外調査で取ったボーリングコアの分析で塩水性珪藻の存否を調べる実習。三人の班でおこない、きょうは発表会。一つまたやり遂げたという充実感である。