埼玉県の北である本庄の町に行く。勉強会の講師のような役を頼まれたからである。ひと様にあれこれ教えて差し上げるほどのものが自分に備わっているのかどうかわからないが、呼ばれるうちが華であろう。なるべく断わらないようにはしている。
団体の伝統に関する経験の分かち合いであった。通常は書籍の中に紹介されているアメリカの経験談を輪読してから、個人の経験を分かち合うのが標準スタイルであるが、今回は講師のような立場である。説明と解釈を加える基調講演みたいなものを二時間、午後は質疑応答に答えたり分科会で皆さんの意見を賜ったりした。
教員経験がとても役に立つと思う。明確にカテゴリー分けする。できるだけ明言する。大きな声ではっきりと。自信がないときこそはっきりと!(笑)。なんか弁論部とか政治演説みたいだ。しかし説得というのはそういうものだと思う。ぼくの経験はこうなのだから、それをはっきり伝える責任がある。
心地よい疲労感の中で仲間とドライブがてら帰途につく。大宮でレンタカー返して終了。いつか都内でこういうことが企画できたらと思う。