池袋のハローワークで雇用保険からの失業給付受給者のための初回説明会が実施される。参加した。かなりの人数。毎日のようにこんなにたくさん失業者が量産されているのか。ぼくもその一人。前後左右の人の受給者証を盗み見る。けっこう四五年で自己都合退職している人が多い。したがって受給日数も90日とかその前後。ぼくみたいに20年以上勤めていて、300日以上の受給日数を持っている人は少ないようだった。定年退職者は別だが。
およそ二時間近い説明会。ビデオと口頭説明。不正受給をしないように…という話が多い。後を絶たないのだろう。どんな仕事でもしたときは必ず申告するようにと何度も言われる。説明した係官は不正受給を調べて摘発する係なのだということだった。
区役所でも国民健康保険や国民年金の加入手続きをした。会社がなくなれば、全部自分でやらなくてはならない。前年分の所得に対して住民税を一年間持って行かれるのもちょっと痛い。抑制を効かせながらやっていこう。
北九州の父とときどき手紙やハガキをやり取りする。父は歳を取ってからずいぶん小さい文字を書くようになった。こんな豆みたいな字を本人読めるのか??みたいな。でもぼくはちょっと大きめの文字で書く。母は糖尿の影響で視力がかなり落ちているからもうほとんど字は読めない。おそらく父が音読して母がそれを聞いているのだろうと思われる。
ちなみに母は最近一般病院に転院したようである。CCUの毎日は綱渡りだったが、なんとか快方に向かっているようだ。陽気もよくなってきているしよくなる一方だと思う。こういうのは思い込みが大事なわけで、よくなるしかない、よくなるに違いない、よくなることしか考えられない、とそう思っているとほんとによくなるから不思議だ。がんを吹き飛ばした人たちはたいていそう考えて、それが実現している。われわれは回復するはずなのである。
最近はここにも書いているように、ぼくの身辺は電撃的とも言えるよいことばかりを伝えているので、父は喜寿を越えいま78歳だが、ますます元気に生き続けるであろう。母も病気を吹き飛ばしたようだし、ぼくもますます充実していく。悪い知らせばかり知らせていた18年〜20年前に比べると、いまは本当に親孝行できると思う。