きょうはやけに注目を浴びているように思えた。実際そうだったのかもしれない。集会室に入ってくる人が、みんなわたしを見るなり「おおっ」と声を上げた。足が震えているおんなまでいたぞ。ふだん能面のような顔をしてやってくる女が笑ったりなんかして。
そして縁あって、自分が司会をすることになった。step12の後半だ。ステップを使って生きていくという話。これはもうまさに自分のこの一週間、この一ヶ月、そしてこの三ヶ月のテーマであった。
立ち止まっては振り返り、そして顔を上げて前に進む。引っかかったら点検して、仲間と話し合う。もうこれしかないのである。
ちょっとその後、辛口の評価も受けて意気消沈しそうにもなったが、なんのその。わたしの人生はわたしが生きているのであった。四・五年周期で変化していくね。