福岡で仲間と分かち合い、小倉で感傷にひたりきってみる、そんな旅であった。
小倉では実家には向かわず、出身高校のそばを散策。折りから激しい雨。絶好の自己憐憫ムードである。
高校への通学路の踏み切り、生徒会で使っていた建物、補習科の予備校、デートで使った喫茶店。どれもみな、当時のままであった。もう20年以上経っているというのに!
そして明日からまた、現実の生活に戻るのであった。