きのうの文章は読み返してみると、まるで「今日を新たに」である。なんかセンセー臭くていかん。真情ではあってもね。
というわけで、平日に戻り、地に足をつける。やるべきことが山積みなのだが、労働時間中はできないのだ。よくもまあたくさんの時間を、労働契約において売り渡しているものだと思う。期間の定めのない雇用なので当然なのだが。ただただ受け入れるのみ。そして定時でさっと出る。きょうは退社時刻が全職員中でトップであった。自分がタイムカードの「出」を「退」に切替えるボタンを押すのである。
業務命令のない、真棉で首を締められるような「雰囲気残業」を八年間に渡ってやらされ続けて来たわたしとしては、いまの職域に変わってからは、命令のない時間外労働は一切していない。ここでも恨みながら生きているなぁ>自分。
帰りに東池袋まで歩いた。雑司ヶ谷霊園の中をつき抜ける。最近、よく斎場や霊園のそばを歩いている。代々幡斎場・堀之内・そして今日の南池袋。斎場とか霊園というともっともらしく格調ありげだが、早い話が火葬場だ。ヤキバ。アキバとはちゃうで。ヤキバ。死の香り。
でもなぜか心落ち着くのだ。静かだからかも。通勤で使っている東西線落合駅も斎場のすぐそばだしなぁ。そして昨日気づいたのだが、過去、送電線のすぐそばに住んでいることが、すくなくとも二度はあった。大電流の真下で暮らしていたのである。そういえば発電所でも暮らしていた。霊気と電気の中の過去だったのか。