きのうの文章は読み返してみると、まるで「今日を新たに」である。なんかセンセー臭くていかん。真情ではあってもね。
というわけで、平日に戻り、地に足をつける。やるべきことが山積みなのだが、労働時間中はできないのだ。よくもまあたくさんの時間を、労働契約において売り渡しているものだと思う。期間の定めのない雇用なので当然なのだが。ただただ受け入れるのみ。そして定時でさっと出る。きょうは退社時刻が全職員中でトップであった。自分がタイムカードの「出」を「退」に切替えるボタンを押すのである。
業務命令のない、真棉で首を締められるような「雰囲気残業」を八年間に渡ってやらされ続けて来たわたしとしては、いまの職域に変わってからは、命令のない時間外労働は一切していない。ここでも恨みながら生きているなぁ>自分。
帰りに東池袋まで歩いた。雑司ヶ谷霊園の中をつき抜ける。最近、よく斎場や霊園のそばを歩いている。代々幡斎場・堀之内・そして今日の南池袋。斎場とか霊園というともっともらしく格調ありげだが、早い話が火葬場だ。ヤキバ。アキバとはちゃうで。ヤキバ。死の香り。
でもなぜか心落ち着くのだ。静かだからかも。通勤で使っている東西線落合駅も斎場のすぐそばだしなぁ。そして昨日気づいたのだが、過去、送電線のすぐそばに住んでいることが、すくなくとも二度はあった。大電流の真下で暮らしていたのである。そういえば発電所でも暮らしていた。霊気と電気の中の過去だったのか。
二輪の卒業検定は残念ながら不合格であった。理由は、S字箇所縁石乗り上げ・信号あり交差点左右確認なし、アクセル不十分、など。縁石乗り上げなんて教習中は一度もなかったのに、勢い余ってやってしまったし、信号箇所だってかならず左右は見ているのだが、首が振れていないので後ろから見た教官には認識できないのだろう。とにかく再挑戦である。
不合格時には補習を一時間受けなくてはならないのだが、不合格直後の補習教習はほんとうに落ち込みながらやる教習になるね。今度はクランクでまた縁石に突っ込み、なんと転倒である。以前に教えられたとおり、倒れそうになったら抵抗しないで、バイクの下敷きにならないよう逃げること!! 200kgのバイクに押しつぶされたら死ぬこともあるらしい。植え込みに体ごと突っ込んで下敷きにはならないで済んだ。
まあ合格まで何回かかるかわからないが、続けるよりあるまい。これで現在のところ、通算五時限オーバーである。
妻と沖縄に旅行。ビオスの丘で遊覧クルーズ。残波岬の海岸を散歩。沖縄科学技術大学院大学(OIST)を訪問。海洋博覧会会場でイルカショー観覧。名護城址をドライブ。首里城で舞踊を見る。ひめゆりの塔で沖縄戦の現実を学習。最後は国際通りと屋台で買い物。
金曜の夜に出かけて日曜深夜に上京。月曜日に自宅に戻るという、少し過密なスケジュールだった。しかし沖縄のすべてを満喫した感じである。数年前にラウンドアップで行ったことが思い出され、その時の記憶がスポットでつながった感じである。今回は現地ではほとんどレンタカーでの移動であった。モノレールとバスに比べたら、オンデマンドの便利さは比べ物にならない。もっと何年も前から車を運転していれば自由だったのに…と今更ながら思う。
今回は実は2010年にアメリカのサンアントニオに行ったときのマイレージを、ANAのマイルに交換したものの消費ツアーでもあったのだ。JALマイルは何かと使えていたが、ANAは機動力が少なく、なかなか使えずに貯まったままだったのである。今回「いっしょにマイル割」でほぼ全部使い果たした。オーストラリア巡検もパスしたところだったし、この春の遠出としてはメインイベントになったと思う。
割賦割引が終了してしばらくすると、ほぼ無料で機種変更ができるウィルコムのシステム。折り畳めるHoneyBeeBox(青)を約三年間使った。色合い鮮やかなパステル系(原色)で、子どもたちが持っている携帯っぽかったのだが、今度はぐっとシックな黒のLIBERIOにした。機能はほとんど変わらない。しかし防水があるし緊急防災警報も鳴るし、日英バイリンガルモードもあったりしてちょっとうれしい。機種を変えるたびに、素材が頑丈で軽くなっていて、バッテリーの持ちもよくなっていることに驚かされる。また三年くらいはこれで行こう。