結局、今日も、平和に終わりました。
この日記ページには物質的なことばかり、あえてチョイスしつつ書いていますが、霊的なものはいつもわたしのまわりに溢れています。
人との関係・感じたこと・怒り・うれしさ・ほかもろもろ。でもここには書けないことが非常に多いです。Webで書くというのは放送局でしゃべるのと同じですからね。
感謝しつつ。明日も一日、自分が必要とされていることに対し、神様に差し出そうと思います。
というわけで、ちょうどタイミングよくテアトル新宿で「実録・連合赤軍〜あさま山荘への道」が上映されているので見に行った。
感想・壮絶だった。とくに山岳ベースでのリンチ。えんえんとこれでもかってくらい。フィクションならまだしも、これくらいのバイオレンスはありがちな展開だが、これみんな実話だと思うと背筋が震えるよ。気絶するまで殴られたり、凍死するまで縛られてたり、むしろ拷問だね。
前半の記録映像は、社学同とか全学連とかの安保闘争や大学紛争の場面だった。大衆運動のところは確かにシンパシーを感じたが、後半は暴力であった。
ラスト数十分の山荘に立てこもるところは、それでも人道的に思えたよ。リンチの主導者だった森や永田に比べて、山荘での坂口の言動は理にかなっていたように思う。(そのように監督が描写したからなのかもしれないが)
共産主義化も軍隊的になってくるとこうなるということを示したものなのかもしれない。もう何十年も経っていることではあるが、中国だって文化大革命を実現したわけだし、日本でもそういうことは起こりうるわけだ。まあアメリカが黙って見ているわけではないとは思うけど。
いまこのページは東大工学部の研究室のパソコンを使って書いている。会社にいるときは職務専念義務があったので、時間中に私用でPCをなんてことは口が裂けても言えなかった。でもいまは学生生活である。学業中であってもぼくは学費を払っているし会社勤めとは根本的に違うのである。学生は自由の身である。
「正式に」というのは、今日工学部の事務局で、正式な入学手続きをしたのだ。四月一日から晴れて東大の研究生である。図書館で本を借りられるようになったし、生協の加入者証にも「工学部」と入っている。何より学生証(研究生証)が手に入った。
そして指導教授の手厚いはからいにより、研究室も、自分の席も、自由に使えるパソコンもある。ネットにももちろん接続している。Core7の2.93GHzCPU、初めて使うWindows7、そしてうちのモニタの解像度の横三倍×縦二倍は広いと思われるモニタ、さらにハードディスクの容量を見たら900GBくらい空きがある。9GBでも90GBでもない、ほんとうに900GBも空きがあるのだ。目を疑うよ。ネットのスピードも未体験の速さ。Adobe ReaderのアップデートやFirefoxのダウンロードが瞬時に終わっていたのは驚いた。いままでなんて貧相な環境でコンピュータを使っていたのかと思う。すごいぞ国費。ベースは確かに国費だが、授業料月換算でおよそ\30,000は自己負担で払っているので、しっかりモトが取れていると考えたい。ちなみに自宅のPCのCPUはSocket370のCeleron900MHzである。会社で使ってきたパソコンはSLOT2のXEON450MHzであった。聞いたこともないような仕様かもしれない。
しばらくは東大のさまざまなハードウェア仕様を楽しんで過ごすことになろう。20代のときは何も感じなかったんだが、いまはありがたみが痛いほどよくわかる。人生を投げ打ってここにやって来て、正解だったと思う。