というわけで、ちょうどタイミングよくテアトル新宿で「実録・連合赤軍〜あさま山荘への道」が上映されているので見に行った。
感想・壮絶だった。とくに山岳ベースでのリンチ。えんえんとこれでもかってくらい。フィクションならまだしも、これくらいのバイオレンスはありがちな展開だが、これみんな実話だと思うと背筋が震えるよ。気絶するまで殴られたり、凍死するまで縛られてたり、むしろ拷問だね。
前半の記録映像は、社学同とか全学連とかの安保闘争や大学紛争の場面だった。大衆運動のところは確かにシンパシーを感じたが、後半は暴力であった。
ラスト数十分の山荘に立てこもるところは、それでも人道的に思えたよ。リンチの主導者だった森や永田に比べて、山荘での坂口の言動は理にかなっていたように思う。(そのように監督が描写したからなのかもしれないが)
共産主義化も軍隊的になってくるとこうなるということを示したものなのかもしれない。もう何十年も経っていることではあるが、中国だって文化大革命を実現したわけだし、日本でもそういうことは起こりうるわけだ。まあアメリカが黙って見ているわけではないとは思うけど。