冬学期が始まって以来、卒業研究の現地野外巡検や指導教員との打ち合わせが続く中で、通常の授業もいくつか取っているので大変忙しい毎日となっている。卒業研究は河成段丘をやることになった。ぼくはこれから地理学者を目指すのかもしれない。江戸時代に伊能忠敬が50歳から一念発起して、全国を測量をして回ったのは有名な話である。ぼくは伊能忠敬の足もとに及ぶべくもないが、ともかく今あるエネルギーと残りの半分の人生を、地学と地理の研究に注ぎ込もうと思う。学部生としての時間はあと四か月半だが、そのあとの長い大学院での暮らしも待っているし、学問の中にどっぷりつかってあれこれとややこしいことを考え続けるのが楽しく思える。やることがちょっと多すぎるのだが、一つ一つ丁寧にやっていきたい。