東京大学の公式キャンパスガイドを続けている。最近は月に一回程度。一般のお客様に約二時間大学の建物や内情を説明しながらお散歩をする役割である。しかし今日のガイドは寒風吹きすさぶ中、荒行のようであった。
この役割は多岐にわたる大学の事情を客観的に整理するうえでも効果的だと感じる。あと、愛校心がなくてはできない。明治や大正のころの古き良き時代への憧れや畏敬の念も必要。例えばマンホールのふたに書いてある文字(「帝大下水」「東京帝国大学・電」)の説明をしながら、楽しめるかどうかにかかっている。いまの自分にはうってつけの役割という気がする。