四年生の卒業論文発表会に出席して聴講させてもらう。来年の今頃はたぶん自分たちの番だ。三年生より人数が少ないせいか、指導教員が集中している感じがする。もっとたくさんいる先生たちはどこへ行ってしまっているのだろう。
研究室が本郷と柏で分かれているのも妙な感じだ。本拠地を柏の大気海洋研究所などにおいている先生や大学院生が多いので、学部生もその先生の下で研究をしようと思ったら、本郷と柏を行き来しなくてはならないのである。
内容はそれほど難しいとは思わなかったが、たぶんバックグランドで相応の時間と労力をつぎ込んでいるのだろうと思う。自分たちが発表をしてみてそうだったから、おそらく上級生もそうだろうと予測するし、あるいはそれ以上なのかもしれない。
聴講したおかげで具体的なイメージが浮かんでくるようになってきた。