東大浅野地区での一般公開シンポジウムに参加。自分の専門だった原子力分野である。武田先端知ビルという新しい建物が建っている。国家予算が使われているのだと実感。
内容は福井県の原子力施設誘致に関する話と、網走などへの廃棄物最終処分場のこれも誘致の話題。現場の声がよくわかる。これまでいろいろ参加した他学部のシンポジウムと違って、一度は自分が歩こうとしていた分野なので、マターがわかる。講演とパネルディスカッションで締めくくり。日中約四時間の討論であった。
休憩時間に受付のところで主催事務局の職員を見かけたら、学生の頃に世話になった事務のかたがおられた。「卒業生の森田です」と声をかけたら、憶えておられたようでちょっとうれしい。卒業から20年以上経っているのに、あまりお歳も感じられない。何かの折にまた世話になるかもしれない。一礼して会場を後に。