今回の宮崎は、先日の京都や水戸そして台湾とはかなり違う。仲間と会うのが目的だからだ。最近観光ツアーに参加するようにしているが、以前はまったく興味がなかった。ようするに場所はどこでもよかったのである。
しかしあちこち仲間のいるところに出かけるにつれ、地域性というのも重要な要素かもしれないと思うようになってくる。プログラムへの取り組み方や気質による影響、新しい人の育て方など、地域によってかなり違いがあるのである。自分の住んでいる場所の周りで行われていることを基準に考えるのはたやすい。しかしそれでは過去と同じで自己中心的だ。そしてさらに考えなくてはいけないのは、自分が何をもらってくるかよりも、他の仲間のために何ができるかといったことのほうが重要なのである。理解されるよりも理解することに意識を集中していきたい。たぶんそのほうが懐の広い人間になれるだろう。そして結果的にそれが自分を豊かにしてくれる。それでいいのかもしれない。