ホームグループのミーティングで話をして、踏ん切りがついたと思う。所持資金の三割を喪失し、もうここで潮時と思った。しらふでの底つきは本当にシビアである。しかしながら、これでもう一喜一憂の生活から解放されると思うと、ほんとうにほっとする。自助グループにつながったときと同じような感覚である。「これで病気を終わらせることができる」
帰宅早々ログインし、全保有株を売り注文。月曜の九時に相場が始まったところで、寄り付きにてすべて清算となる段取り。三営業日を経て、口座に戻して短いようで長かったこの戦いが終わる。
あるはずだったお金のことはもう考えないようにしよう。一年半もすれば、それくらいの金額は簡単に稼げるのである。こころの平和の購入と社会勉強の授業料と思うことにしよう。気が済むまでやったということであったろう。