上野の美術館で開催されているので、行ってみた。kiyochan、さいきん仕事してるん?? まあ、あまりそういうことは聞かないでください(藁。
ダリはずっと昔は好きだったし、似たような絵を自分で描いていたこともあったのだが、ソブラエティーとともに、これも追いやってしまったことのひとつである。じっくりと見てみたが、やっぱり初めて出会ったときのあのインパクトには欠ける。むしろ、作品を見ながら、これは何歳のときの作品で、このころ作者の暮らしはどんなだっただろうとか、妻のガラとはどんな暮らしをしていたのだろうとか、そんなことばかりが頭に浮かんだ。でも生前に有名になって、そこそこ収入も保障されていた画家なので、苦労に対して追憶するほどのものでもなく、純粋に作品性を俯瞰することができた。
十数年前、ぼくは二十代の半ばころにやはりダリの作品展を見にいった。そのときに買った画集を今も持っている。職場のロッカーに入れたままだったので、奇跡的に処分せずに残っているのである。
最近いろいろ古い考えが復活しているが、こういうのって何か、よみがえるものなんだろうね。過去のようにはいかないけれど、楽しみはたくさん世の中にあるという気がする。