昨日復活した…はずのモニタであったが、またしても、今朝電源が入らない。低血圧かね、きみは……みたいな。オンオフを繰り返してみるが、どうもいけない。そして、なんか焦げくさいよ。まずいね、これは。昨日とまったく同じ工程で、モニタ筐体とパネルを開け、インバータを確認する。インバータにはトランスが二つのっかっているのだが、そのうち一つのトランスがこの焦げくささの原因だったようだ。黒ずんでいる上に、電源を入れようとすると閃光が走る。光だけじゃなくて、なんか火花散ってるし。そもそも電源トラブルはこのトランスだったようである。んー、ここまできたらトランス買い換えてはんだ付けしてとか妄想も走ったが、液晶モニタ安くなったんだし、買おう。そう、買おう。
朝9時過ぎに家を出て、昨日価格調査したアキバの最安店へ直行。値ごろ感のある17インチTFTにした。韓国ヒュンダイ製で、スピーカー付き、24,800円である。午前中の雨の降らないうちに自宅に戻り、そして午後は学校で試験実施。あー、忙しかった。そして、昨日買っとけば二度手間にならずによかったなと。
ある有名な人のゴーストライターとして原稿を書いている人がいて、そしてその人がパソコンを持っていないので、さらにそのテキスト打ちをぼくがゴーストとして入力するバイトをしているのであるが、その原稿打ちがやっとこさ終わった。ちょこちょこと暇を見つけてはやっていたのだが、結局原稿用紙換算で186枚である。ゴーストのゴーストである。幽霊にはもはや手も足もない……か。与えられたことをただ淡々とこなす、という、病的人間にとっては一番難しい作業かもしれない。自分の考えを差し込む余地がないあたりが、あたかも回復のプログラムのようだ。
差したる金額にはならないかもしれないが、株や為替で負けた額の百分の一くらいにはなるだろう。こういうのを百回くらいやれば、あんなものは簡単に取り返せるのだ。そして、株や為替と違って、労働は100%「確実に勝てる」。ああ、すばらしい、労働の力。
今日は荻窪地域センターが休館日だったので、阿佐ヶ谷の会場を初めて使った。きれいで安くて、係官の人たちも丁寧だ。気持ちよくミーティングができた。普段あまりこない仲間も続々と来て、20:30終了。終了後は駅前で夕食。
阿佐ヶ谷には何回か住もうとしてアパートを探したことがあったが、中央線沿線は総じて家賃が高いのだった。北にも南にもバスが走っているし、高円寺ほど治安は悪くなさそうだし、荻窪ほど物価も高くなさそう。そういえば最近阿佐ヶ谷のスーパーの5kg1180円の米を久しく買っていない。区役所や税務署も近いし、住むには便利そうである。
下井草まで仲間とバスで帰ってみる。話しているとあっという間だった。下井草からの各駅停車内でも、スポンシー三人からのメールに全部返信。今日はやるべきことをやったという感じだった。
大学と民間各社の共催で、低炭素社会を考えるセミナーがあり、丸の内の丸ビルへ出かけた。リニューアルされてから初めての訪問である。三菱地所提供の無料無線LANの電波も飛んでいて快適なWEB環境。商業エリアではあるのだが無料スペースの席がたくさんある。ふつうの街でこのような快適なスペースを作ったら、たいてい浮浪者が休憩する場所に成り果てそうだが、浮浪者を全く見かけない。ガードマンが追い払っているのだろうか。ちょっと不思議な感じである。
低炭素セミナーのほうは、セミナー受講者のターゲットをどう絞っているのであろうか。ざっと見渡したところ、見るからに定年退職者と思われる人たちがあふれていた。東大の公開講座に似た客層である。少し複雑な思いで会場を後にする。放送大学、カルチャーセンター、公開講座、ニーズと提供が一致しているのだろうか。知りたい欲求と学びのエネルギーが空転しないことを祈っている。