_ 昨年度の確定申告を終了した。最近e-Taxになって楽になった。今年はなんと源泉徴収票を出さなくてもいいらしい。コピーも要らないのか…と案じていたが、マイナンバーを申告しているので裏で手が回って、国民の個人情報は筒抜けになっているらしいのである。別に隠したいわけでもないので手間が省けていいのであるが、であればいっそのこと銀行口座に振り込まれた家賃収入とか、不動産管理にかかっている仲介業者へ払った手数料とかもみんな筒抜けになっていれば、いちいち確定申告しなくても済むような気がするんだが、それはそれで恐い気もするね。
確定申告をするようになったのは買った不動産を貸しに出して収入が入るようになってからだったと記憶している。ではアマゾンで販売した古書の売り上げを計上したらどうだろうとか、それにかかった費用を経費計上すれば税額が抑えられるとか、いろいろと40代には研究していたのだった。しかし開業した届けを出すと今度は本職を失業したときに雇用保険の基本手当を受けられなくなるらしいと廃業したり、いろいろと試行を繰り返した。サラリーマンをやめて大学に行っていたり、またまた非正規だが大学に勤めたり、純粋な給与所得者ではない生活が続いているので、やっぱり最近も確定申告をしなくてはならないのである。
認定NPOにいくらか少額を献金したり、ユニセフや大学生協や卒業学部に寄付したりしてみてわかったのだが、寄付するとどんどん所得税は控除される。ならば掴んで離さない姿勢で以てたくさん税金持って行かれるよりは、東大野球部とかロシナンテスとか、自分の支持したい団体に寄付をして、控除を受ける方が人間として幸せな気がしてくるのだった。もちろん自分の生活が脅かされない範囲での話だけど。