_ 東京大学修士課程の学生として最後の履修科目になるだろうと思われる集中講義「自然環境学最前線」の一環で、台場の海上保安庁を訪問した。大学院修了生の案内で半日庁内の業務を学び、測量船「海洋」の船内も見学することができた。国家公務員の試験を受ける学生が最近多いと聞く。年齢制限があるので自分にはもう無理だが、省庁の職員というのも人生としては豊かで素晴らしい経験になるのではないかと思う。
海図を作ったり測量や観測が主たる業務のようだ。国家防衛にも密接に関係する官庁である。見学に訪れた時、中東の官吏とおぼしき人たちが玄関口で記念撮影をしていた。船上の仕事は慣れないと厳しいかもしれない。世の中にまだまだ自分の知らない世界がたくさんある。人生はさらに切り開くことができると感じる。