4年生に進級して、のっけからフルスピードでの授業日程であった。やっとのことで連休に差し掛かり小休止である。毎週金曜の夜に英語の論文をみんなで読む演習がやはりちょっと重い。それから木曜日の物理化学演習。これは偏微分方程式出現しまくりの例のギブスやらヘルムホルツやらの自由エネルギーパラメータを見ながら物質の反応を多変数で解析するという熱・統計力学の計算演習である。数学とくに微積分がわからなくてはまったく理解できない領域の学問だが、これは先生も丁寧に教えてくれるし、地味に努力していれば確実に解ける演習問題ばかりなので問題ない。やはり学問でも仕事でも消化困難なのは、先生が不親切というかほったらかしで、自分で解き方を考えなさいというタイプのものである。わからないところは聞きなさいと言われるのだが、わからないところが多すぎて途方に暮れるということが多いのである。
他学部聴講なども今回はぐっと抑えたつもりだが、大学院修士課程入試もあるので、外部でTOEFL ITP対策講座も取っていて、結局トータルでは三年のときとそれほど密度は変わりない。とにかく七月末の定期試験まで全力を尽くし、八月の大学院入試を乗り切りたいと思っている。卒業論文の研究までにまだまだ時間があるので、自分がやりたいこと、できることを探すことが先決なのかもしれない。