夏休み中の集中科目で地球惑星環境学野外調査IIに参加してきた。調査箇所は千葉県の九十九里浜(匝瑳市)と館山近郊(千倉と平磯)である。五泊六日の日程だった。地質分野がI、地理分野がこのII(地形調査)、鉱物分野がIIIである。
九十九里から千倉にかけて、千葉県の太平洋側は、元禄地震と関東大震災で海岸付近の土地が隆起して、海岸線が海側に進行したらしい。地震以前には海だったところが陸になったのだ。それを調査する実習である。
炎天下を押してひたすら露頭の見学と測量を繰り返した。連日気温35度を越える中、忍耐強く測量を続けた。
夜は勉強会、そして飲み会。もちろん自分はソフトドリンクのみ。学生合宿というのはこういうものなのだろう。研修所の食事の量が半端ではない。自分も20代前半はこんな感じだったかもしれない。世代はむしろ先生寄り。でも知識はまだまだ現役の学生以下である。
この調査結果を用いてまた後期の必修授業で解析があるらしい。しかしこれで正課の授業はしばらくお休みである。待望の夏休みになって、好きなように勉強ができる。図書館入りびたりが楽しそう。