自宅の蛍光灯をぶら下げている引っ掛けシーリングの端子が、すこし特殊な形状をしている。普通は長方形の長辺の側に一対の差込口があり、差し込んで少し回すとカチッと固定されるようになっているものが大半のようだ。しかしうちの蛍光灯の差込口は、その形状の穴もあるのだが、中央に普通の家庭用100Vのコンセントがついている。だから何らかの方法でぶら下げることさえできれば、引っ掛けシーリング対応でない照明器具も付けられる。
しかしながら、肝心の引っ掛けシーリングそのものがぐらぐらしている。入居時に確認したときに、シーリングアダプターを固定しているねじが二つのうち一つしか差し込まれていなかった。パソコン用のねじがたくさんあるので代わりに入れようと思ったが、微妙にサイズが合わず、インチねじもミリねじもダメ。やむなく放置していたのだった(およそ一年半。危ないね)。
片方のねじを見本に持っていき、中野の島忠家具で探した。ちょっと大きめのホームセンターなのでねじ専用のコーナーがある。ピッチや規格が三系統くらいあるようで、m3.5というのがぴったり当てはまると判明。どうしてわかったかというと、売り場にちゃんとゲージ見本があって、差して回るかどうかの「試し穴」まで用意されているのだ。たくさん穴が並んでいて、もって来たねじがぴったりはまるかどうかわかるのである。すごいねー。
規格どおりのものを買って帰り、家で取り付けてみたら見事に固定できた。すごくうれしい。業者に頼んだとしたら工賃や部品代をいろいろ払わなくてはならなかっただろう。中野までの交通費とねじ代(140円)で解決! 金額の問題だけでなく、自分でできたというのがとてもうれしいのである。入居時に台所の水道の蛇口を付け替えたときもうれしかった。賃貸ではないので、実はマンションの中はその気になればいくらでも改造してよいのだ。ま、ただあまりやり過ぎないようにしよう。