放送大学のスクーリングで、横浜の歴史を学ぶ。弘明寺の神奈川学習センターに行くのも初めてである。これで関東一円ほとんどの学習センターに行ったわけだが、あとは栃木くらいだろうか。今回は近くて遠い大都市横浜の勉強である。
横浜は札幌や北九州くらいの規模だと考えていたが、ぜんぜん違う。人口なんと350万人近いらしい。北九州の三倍である。そして行政区が18もある。人口が増え続けているので、最近も青葉とか都筑とか、分区が進んでいるとのこと。まもなく東京二十三区のレベルを超えるのかもしれない。
横浜の駅がどんな風に移転してきたか、震災や戦争で横浜関内などは何度も焼けつくしては再建を繰り返してきた歴史も知ることとなった。スタジアムや埠頭の歴史も聞けば納得するばかりである。
横浜駅の構内は巨大な地下通路となっている。池袋や新宿など及びもつかないくらいの人の流れだ。今回市営地下鉄にも初めて乗った。電車代を節約しようとするとついつい東横線ばかり乗ってしまう。みなとみらい線も使うと便利だ。
夜のマリンタワーにも昇った。高さも高いが入場料も高い(750円)。エレベータの動力代と考えれば納得もいくか。
土日二日間の授業だったので簡易宿泊所に一泊した。インターネットで予約したときにはよくわからなかったが、来てみて気づいたのは、この宿泊所は労働者の町「寿」のど真ん中なのだった。三畳一間のゲストハウス、いちおう鍵はかかる部屋になっているが、いろんなものを失っていくと、こういうところで生活することになるのかもしれない。路上はふつうの町並みに見えるのだが、ちょっと路地をのぞくと立ち飲み屋がたくさんあって騒ぎ声が聞こえる。まあ今はあまり関係がないのでやり過ごした。
何年かぶりで中華街にも出かけた。勉強した上でやって来たのでちょっと興奮度も違う。華僑の人たちの生活が垣間見えるような気がした。香港風の飲茶セットを頼む(1,800円)。シュウマイがうまい。
二日間の授業を終えてバスで保土ヶ谷へ。そしてJR、さらに再度東横線。夜のミーティングには間に合わず自宅に直行。何年か前と同じく雨続きの横浜だった。