仲間たちがプログラムにしている小手指へ行くには、職場からとなると西武新宿線を使って高田馬場から所沢まで行く。そして池袋線に乗り換えて二駅だ。以前の住まいは西武新宿線沿線だったが、急行にはあまり乗らなかった。大変混んでいるのである。さらに夕方のラッシュ時間だ。でもまあ埼京線や田園都市線に比べたらいい方かもしれない。しかしラッシュに弱いぼくとしては、ほんの少しの区間でも骨が折れる。
高田馬場から鷺ノ宮までがおそらく最も混んでいる区間だろう。周りの人たちの靴と靴の間に立っている感じがする。体が斜めになっていると、その靴によって倒れていくのである。他人の体によって支えられている。その人たちが流れて離れていくとまさに倒れてしまう。汗に覆われながら10分近く耐える。
鷺ノ宮、上石神井で、少し人が降りるので、つり革につかまることができる。すこしほっとするがあまり身動きができない。田無でようやく空間があいてくる。人間らしく立っていられる。花小金井、小平、久米川、と普通の電車にもどる。東村山のマンションが空室になっていたとしたら、このあたりをいつも通わなくてはならなかった。板橋があいたことに感謝する。
小手指に着いたらすごい雨である。ここのところ梅雨というより夕立のようだ。しばらくこんな感じであろう。