三年ほど前に中古で購入した液晶モニタが故障した。昨夜まで何の問題もなかったのに、けさPCの電源を入れたら何も映らない。ケーブルの接触か、ビデオカードか、などと考えて点検するが、どうもモニタの問題だけのようである。その証拠に、モニタの電源をいったん切り、再び入れると、いっしゅんデスクトップ画面が、幻のように映る。んー、困った。中古品の寿命は自分の考えているより短く見積もるべきだったか。これではメールすらチェックできない。「いっしゅん映る」ということに希望をつなぎ、分解を試みることにした。
昔のようなCRTブラウン管と違い、開けて高圧部に触れて感電といった危険もない(はず)。ねじを緩めてプラスチック筐体を取り外し、中の基盤(ホンバンじゃないよ…)とパネルとバックライトを点検。とくに外傷やショート跡もないようだ。電源のオン・オフを繰り返してみる。すると、基盤の端に独立したトランス付きの棒状基盤が別にあり、ここがどうも、オン・オフ時に反応しているように見える。インバータらしい。で、インバータに電源を供給している4pinの端子を抜き差ししてみる。プツプツと音がする。何度か抜き差ししていると、プツ……パッとついた。おおっ回復。いやー勘が良かった。早くも復旧。ほんの日曜大工程度の直感と試行だけだったが、見事になおった。よかった。でもまたいつおかしくなるかわからんな。ま、使える限り使い続けよう。
というわけで、久しぶりにアキバへ。一回りして液晶モニタの相場をチェック。なにー、こんなに安くなってるんですか。新品15インチで18,000。17インチで23,000。19インチでも29,800。三年前の中古価格がそのまま遷移しているといった感じ。中古はさらに言わずもがなで、15インチだと10,000を切っているものすらあるね。そして、CRTタイプはもうほとんど姿を消している。隔世の感。液晶モニタつき新品パソコンが60,000円台で出せるのはこうだからなのだね。モニタはとりあえず、また映らなくなったら買おう。きょうは価格調査のみ。
すこしアキバをぶらついてから、めしも食ったしぼちぼち帰ろうかと思って駅前に戻ってみたところ「完全メイド宣言」の青空ライブに偶然遭遇した。三曲ほど披露していたが、すごいひとだかり。口パクじゃなくてちゃんと歌っていたようだ。盛り上がりを引き立てていたのが、熱狂的ファンである。いっしょになって踊ってるよ。しかも、振りまで決まっているみたいだ。高校生のころに河合奈保子を追っかけていた自分を思い出して非常に気恥ずかしかったよ。でもメイドさんたちかわいいし、スカートの下の白いレースがなんとも悩まし杉。いいものを見せていただけました。
先日メディアが切れたので、10枚ほど買っておこうと思ったのだが、いまはもうほとんどDVD-Rの時代なんだね。どこの売り場に行ってもCD-Rは店の影にひっそりと置かれているし、量販店では昔よりむしろ高値になっている。どういうことだろう。需要が少なくなると供給も減るし、自然と値段も高騰するということか。しかし、念入りに小さい裏手の店も細かくチェックし、10枚148円、ケースつきというのをついに発見して購入。一枚単価14.8円。これなら過去の記憶の単価20円が最安だったころを下回るね。CD-Rに関しては、ヨドバシやビックよりもアキバの裏道のほうが安いという法則がいまだ健在のようだった。
夕方まで四谷の図書館で時間を過ごしてから仲間のところへ。トラブルでスタートした一日だったけど、なんだか仕事もサービスもまったく入る余地がなく、とてもとても休日らしい一日だった。