最後に泥酔して記憶を失ったのが16年前の今夜である。一時的に記憶を(部分的にということも含め)失うことを、ブラックアウトという。ひどいブラックアウトは2,3回あったが、電話したり人と話したりしたこと自体も忘れることがたびたびだった。もちろん今はしらふなのでそのようなことはない。忘れてしまいたいことさえ心に引っかかったりする。だから定期的に棚卸をし、物事を整理整頓し続けなくてはならない。人を恨んだり、人を傷つけたりしたときはなおさらである。
ラストの底つきの季節ということは、自分の最も苦手な季節ということに他ならない。弱くなる時期である。自分としてはこの秋風の吹くシーズンは、好きだし得意なつもりでいたが、客観的事実はそうではない。意識していることと現実はたびたび食い違う。恵まれている状況でも不幸だと思ったり、得るべきものが得られていないと不平を言ったりもしばしばである。しかし、気持ち次第で幸福になれるということでもある。
記憶しているさまざまな苦しかった記憶が、今を生きる財産となる。やはり忘れるわけにはいかない。忘れるときはトラブルに向かう前兆である。
昨年中学生たちに混じって四級試験を受けてパスした。そもそも何級がどんなレベルなのかわからないまま受験したのだ。そして今回は二つ飛び級して準二級を受験した。見渡したところ高校生が多い。もう一つ上のレベルでもよかったか。最近TOEICの訓練を続けているためか、文法や単語がとてもやさしく思える。現役時代の英語レベルがぼくにも戻ってきたということであろう。準二級の文法や読解はほぼ完璧であった。満点かもしれない。しかしながら何十問もあったリスニング。これがしんどいのである。集中力が続かない。迷っているともう次の設問。そしてlost状態。いろいろ策を弄してもTOEICもTOEFLもこの英検も同じことだ。リスニングによって合否が決まるであろう。二次試験もある。もし一次が通ったら二次も頑張りたい。そして次は二級、そして準一級、ラストは一級である。並行してTOEICも手を抜かずに進めていこう。