今年は暖冬との話があり、つい最近までは関東も日中15度を超える日が多く、このまま春になるのではないかという予測もあった。事実春一番も吹いたのだが、昨日から打って変わって冬に逆戻りである。今日の最高気温は東京で7度。北のほうに比べたら大したことはないのだろうし、2月としては例年並みなのかもしれない。しかし、暖かい日に慣れていると、この寒さがこたえる。自転車で米を買いに行った帰りから、やけにくしゃみが。これはひょっとして風邪になるのか。気をつけたい。激しくうがいしたりして。
神保町で先日買ったDVD「真説 西太后」を見た。1987年の中国映画で字幕つき。制作費に何億円もかけているようである。西太后の説明はいまさらながらすまい。気になる人はwikiで調べましょう。
近代王朝というのはなんだかすごく豪華な生活をしているという気がする。日本の皇室なんかは伝統的に地味だが、力を力で破ってきた清王朝などは、権力の集積である。だからこそ没落時も処刑されたり、悲運を見るのだが。とくに清が滅んで中華民国ができたり、満州建国のあたり、政治と権謀術数の飛び交う時代である。この中を生きた西太后が政治力の人となったのもうなづける。
きょうから一般入試の東京大学2次試験が行なわれている。今週から本郷三丁目の地下鉄駅構内に大手予備校河合塾の広告が大々的に出され、受験生を応援している。大学構内にも下見に来る受験生と母が散見された。地方から泊りがけで来ているのだろう。なぜか「母」と子なのであった。ぼくの時は現・浪2回とも一人で来たよ。お母さんはご心配なのでしょう。
そういうわけで大学構内に二日間入れない。図書館が使えないのが大きい。駒場も試験場になっていて使えない。今日と明日は自宅学習である。
先日受験したことを書いた大学院研究生の試験結果は一次で不合格。残念。Webでも結果が公表されているが、三倍以上の倍率だったようだ。年度内ではあと一つ受ける予定。三月までの駆け込みで願書を出せる大学や大学院もたくさんあるようで、電車の中吊り広告などでたくさん願書受付中の文字が躍っている。でも私立はやはり学費が高くて手を出せない。あまりレベルを下げたくないというのも正直なところ。下げるとずるずる妥協しそうでこわい。人生を賭けるのだから、納得の上で進めたい。
今週は卒業した研究室の教授にも会いに行った。まだご健在で定年退職直前の様子だった。原子力業界の話や同窓生らのその後についても聞く。指導教官の中には残念ながら亡くなった方もいるようだった。小一時間相談に乗ってもらって、研究室をあとにする。門はたくさんあるのかもしれない。卒業後、学科の改変が進み、工学部(大学)も工学系研究科(大学院)も複雑になっているようだ。やはり英語や物理は必須といえる。試験対策が当面の課題である。
このページの右肩にもリンクを入れているが、フェイスブックにたくさんの過去の友人たちが登録されているのを見て、驚異的な気分である。ソーシャルメディアは情報をコントロールできるのだろうか。すこしこわい気もする。全員が善意の人ばかりとは限らないし、また、善意が引き起こす混乱や対立もこの世の中には多い。一度発信したことや検索した内容がいつまでも残っている(アクティビティログ)のを見て、自制が必要なのかもしれないと感じた。
あと前にも少し触れたことだが、あちこち読んでいると時間を浪費する。自制心のないネット依存の自分たちには危険な代物なのかもしれない。(わたしは自分を客観的に見てコントロールできるんです、あなたとは違うんです!という人は、存分に楽しんでください。でも辞任しないでね…)
きょうは入試が行われていて大学の図書館に入れないため、自宅で久々にゆったりしています。