埼玉県寄居町にある川の博物館へ行った。荒川についての展示など秩父や長瀞の歴史にも触れられている。自分の研究フィールドは一山越えたところにある上野村や藤岡市の神流川なので、荒川の河川発達史も大変参考になる。
実物の1:1000スケールの源流から河口までの荒川の模型がなかなかよかった。等高線が立体的に示されているし、屋外なので雨水が自然に流れるようになっている。土地のスケールがよくわかり、東京の沖積部や中流部の蛇行の様子も直感的につかめる。このあたりは洪水の危険性が大きいといったようなこともよくわかる。ちなみに自分が今住んでいる墨田区や、数年前住んでいた志村は非常に洪水ハザードに弱い地域であるようだ。だから土地や家賃が安いのかもしれない。